iPhoneの気になる注意点まとめ。ケースで火傷?時計を1970年に設定すると起動不能?ホームボタンを非正規ショップで修理すると不具合発生?

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ここ数日、iPhone関連の話題で、ちょっと気になる注意点がいくつか散見されていますので、注意喚起も兼ねてお伝えしておきます。

特にiPhoneの時計を1970年1月1日に設定すると、iPhoneが起動不能になり、復元や再起動でも直らず、文鎮化する恐れがあるそうです。普通の方はこんなことしないでしょうけど、Twitterなどで悪質なデマが出回らないとも限らないので、一応頭の片隅に入れておきましょう。

他にも、液体とラメが入っているタイプのiPhoneケースを使用中の方が、液が漏れて火傷(化学熱傷)を負う事故も発生しているようです。現在使用中の方はご注意を。

また、iPhone 5s以降のTouch IDを搭載した機種、かつiOS 9を導入している場合に、非正規のショップでホームボタンの修理を行うと、「Error 53」が発生してiPhoneの操作ができなくなるということです。iPhone修理の際には十分ご注意くださいね。

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iPhoneの日付を1970年1月1日に設定すると使用不能になる恐れあり

まずは、iPhoneの日付を1970年1月1日に設定すると使用不能になるという情報から。

これはiPhoneのバグですが、日付を1970年1月1日に設定して再起動すると、Appleマークの表示から先に処理が進まなくなり、iPhoneが操作不能になるというもの。この状態になると、再起動や復元も行えず、いわゆる文鎮化(海外では“Bricked”と言います。)するそうです。なお、このバグはiOS 8、もしくはiOS 9の64bit機で発生する模様。

現時点では修理するにはApple Storeに持ち込まないとダメみたい。いずれはバグなのでAppleも対応するでしょうけど、間違っても絶対に試しちゃダメですよ!

また、こういったバグが発生すると、面白がってわざと設定させ、iPhoneを起動不能にさせようとするイタズラが出てくる可能性もあります。くれぐれもネット上、たとえばTwitterやFacebookなどで情報が出回っても、誤って設定しないようにお気を付けくださいね。→実際にバッテリーの持ちが良くなるなどと言って設定させようとする事案が発生しているようです。全くのデマですので、ご注意くださいね。

なお、このバグ検証をGigazineさんがiPhoneの実機で試してくれていますが、本当に即死レベルの凶悪バグらしいです。ネタでも設定しちゃダメですよ!

【重要】iPhoneの時計を1970年に戻すと使用不能になる恐れ|TouchLab
・ iPhone/iPadを再起不能にする恐怖のバグが判明したので実際にやってみた|Gigazine

 

液体・ラメ入りのiPhoneケースで火傷の恐れあり?

液体・ラメ入りのiPhoneケースで火傷の恐れあり
画像引用元:MailOnline

こちらもちょっと気になるニュース。

なんでもiPhone用の液体にラメの入ったケースで火傷(化学熱傷)を負う事例が発生したそうです。元々はイギリスでのケースらしいですけど、その後日本でも同様の事例が発生していた模様。

ネットショップなどでは普通に販売されているので、購入時はちょっと気を付けたほうが良いかもしれません。ちなみに、中身の液体は水ではなく、強酸性の液体らしいです。

iPhoneを保護するケースは、当たり前ですが、総じて様々なストレスや傷を負いやすいので、何かの拍子に外側の膜が破れれば液体が漏れ出るのはしょうがないです。メーカーによって品質に差があるだろうし、もちろん中にはしっかりと耐久テストを重ねた製品もあるのでしょうけど、個人的には使用を控えた方が良いかと思います。特に女性の方、お気を付けくださいね。

情報元:
【続報】日本でも発生!iPhoneケースが原因のヤケド事故に気をつけて|かみあぷ速報

 

iPhoneのホームボタンを非正規ショップで修理すると操作不能に?

iPhoneのホームボタンを非正規ショップで修理すると操作不能に?

これはちょっと気を付けないといけません。

なんでも、iPhone 5s以降のTouch IDを搭載した機種、かつiOS 9を導入している場合に、非正規のショップでホームボタンの修理を行うと、「Error 53」が発生してiPhoneの操作ができなくなるということです。

これは「Touch ID」の仕組みによるもの。従来の仕組みと異なり、セキュリティ上の観点から、「指紋データ」をAppleのサーバーなどに送らない仕組みを実現する必要がありました。また、同様にiPhoneのローカルストレージへ通常のデータとして保存もできません。さらにはiCloudやiTunesバックアップなどにデータを置いておくことも避けなければならず、結果としてAppleは「Secure Enclave」というシステムへの不正アクセスを防ぐ仕組みを構築しました。

これは個人情報を扱う上では非常に重要なセキュリティシステムであり、この「Secure Enclave」と「Touch IDセンサー」が正規のものであるときちんと認識されることで、初めて正常にホームボタンによる操作が行えるようになっているそうです。

通常のApple Storeのような正規ショップでは、ホームボタンを交換した際に、「Secure Enclave」と「Touch IDセンサー」のペアリングが行われ、不具合が発生することはありませんが、これが非正規の修理ショップでは処理が行えないため、結果として「Secure Enclave」と「Touch IDセンサー」の整合性が図れず、「エラー53」が発生し、一切のiPhoneの操作が行えるなくなるとのこと。

今回の事例、アメリカでは少しやり過ぎではないかと問題になっているそうなので、たとえば「Touch ID」は使えなくなるけど、iPhoneの操作はできる。なんていう風に改善される可能性も無いとは言えませんが、当面の間非正規ショップでのiPhone修理は避けた方が得策かもしれませんね。

【追記】Appleが早速「エラー53」問題に対処したiOS 9.2.1をリリースしました。ただし、これにはiTunesを介してアップデートする必要があります。

詳細はこちらの記事でどうぞ。→「エラー53」問題に対処したiOS 9.2.1がリリース開始!ただし更新にはiTunesが必要。

情報元:
非正規ショップでiPhoneのホームボタンを修理交換した人は、iOS 9を「絶対に」導入しないこと|TechCrunch

 

iPhoneの気になる注意点まとめ。

以上、ここ数日、iPhoneの気になる情報が複数出回っていたので、個人的に気になった注意点をまとめてみました。

いずれも該当しないiPhoneユーザーが大多数だとは思いますが、もしもに備えて一応頭の片隅にでも入れておいてくださいね。また、iPhoneだけでなく、該当する場合はiPadやiPod Touchユーザーも注意が必要です。お気を付けください。

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