【Windows Update】マイクロソフトが2017年5月の月例パッチをリリース。今のところ大きな不具合報告は無し。重大な脆弱性が修正されているので、できれば手動で確認を!

【Windows Update】マイクロソフトが2017年5月の月例パッチをリリース。今のところ大きな不具合報告は無し。重大な脆弱性が修正されているので、できれば手動で確認を! Microsoft Tips
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2017年5月10日、マイクロソフトが5月の月例セキュリティパッチ/ Windows Update の配信を開始しました。今のところ大きな不具合報告は出ていません。

先月からセキュリティ情報の提供方法が変更になりましたので、詳細についてはマイクロソフトの「セキュリティ更新プログラム ガイド」をご参照ください。

また、2017年5月8日(米国時間)に緊急の更新プログラム「Microsoft Malware Protection Engine のセキュリティ更新プログラム」(セキュリティ アドバイザリ4022344)の配信も行われています。こちらは“Windows史上最悪のバグ”とも称されるほどの重大な脆弱性の修正となります。
ぜひ今回の月例パッチと併せ、早急に「Windows Update」を行うことをおすすめします。

そして、Adobe Flash Playerなどのアップデートも配信中です。こちらも早めに対処しておきましょう。

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2017年5月の「月例パッチ/Windows Update」が配信開始

2017年5月の「月例パッチ/Windows Update」が配信開始になりました。

対象となるソフトウェアは以下の通り。

  • Internet Explorer
  • Microsoft Edge
  • Microsoft Windows
  • Microsoft Office、Microsoft Office Servers および Web Apps
  • .NET Framework
  • Adobe Flash Player

なお、今回提供された Microsoft Edge および Internet Explorer 向けの更新プログラムの適用により、SHA-1 証明書を利用するウェブサイトを Microsoft Edge および Internet Explorer 11 で閲覧した場合、信頼しないサイトとして警告を表示し、サイトをブロックする変更がデフォルトで有効になります。ちなみにWindows 10 Creators Updateでは、既定で SHA-1 証明書をブロックします。

また、Windows 10の初期バージョン「1507」は、2017年5月9日(米国時間)にサポートが終了となりました。今後セキュリティや品質の更新プログラムが提供されなくなるので、できるだけ早期に最新バージョンのWindows 10に更新しておきましょう。

今回の月例パッチの概要です。

  • 対象:Windows 10 および Windows Server 2016 (Microsoft Edge を含む)
    【緊急】 リモートでコードが実行される ※要再起動
  • 対象:Windows 8.1 および Windows Server 2012 R2
    【緊急】 リモートでコードが実行される ※要再起動
  • 対象:Windows Server 2012
    【緊急】 リモートでコードが実行される ※要再起動
  • 対象:Windows RT 8.1
    【緊急】 リモートでコードが実行される ※要再起動
  • 対象:Windows 7 および Windows Server 2008 R2
    【緊急】 リモートでコードが実行される ※要再起動
  • 対象:Windows Server 2008
    【緊急】 リモートでコードが実行される ※要再起動
  • 対象:Internet Explorer
    【緊急】 リモートでコードが実行される ※要再起動
  • 対象:Microsoft Office、Office Services、Office Web Apps、およびその他の Office 関連ソフトウェア
    【重要】 リモートでコードが実行される 再起動が必要な場合あり
  • 対象:.NET Framework
    【重要】 セキュリティ機能のバイパス ※再起動が必要な場合あり
  • 対象:Adobe Flash Player
    【緊急】 リモートでコードが実行される ※要再起動

詳細なアップデート内容については、マイクロソフトの公式サイトでご確認ください。

 

また、先ほども述べたように、先日すでに「Microsoft Malware Protection Engineに関する重大な脆弱性」に対する緊急の更新プログラムも配信済みです。通常は48時間以内に自動で適用されますが、できれば手動で「Windows Update」にて確認しておくことをおすすめします。

 

なお、更新プログラム適用後は、指示に従って再起動する必要があります。スリープのままではきちんと適用されない場合もあるのでご注意を。

Windows 10の場合は、再起動等が必要な場合は以下のような指示がポップアップで出ます。速やかに再起動させましょう。

Windows 10:Windows Update後の再起動指示

 

また、【スタートボタン>電源】と進み、以下のような【更新してシャットダウン】【更新して再起動】の指示が出ている場合も、速やかに指示通り再起動などを行うようにしましょう。

更新して再起動、更新してシャットダウン

 

Adobe Flash Playerなどのアップデートもお忘れなく!

マイクロソフトの月例パッチ提供と日を同じくして、Adobe Flash Playerの更新プログラムも提供開始されています。こちらもきちんと更新しておきましょう。

また、その他のブラウザ等も適時更新しておくことは非常に重要です。ぜひ「MyJVN バージョンチェッカ」などを活用し、更新状況を確認しておきましょう。

起動するとこのようにチェックされます。ぜひWindows Updateでの更新作業が完了したら、セットで確認作業を行うことを強く推奨します。

MyJVN バージョンチェッカ

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