Evernoteが値上げして改悪?無料ユーザーは同期できる端末が2台に制限。代替はOneNoteかGoogle Keepか。おすすめアプリもご紹介。

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そういえば最近使ってないなあ。

昔はメモ帳やWebClip、名刺管理などなど、かなり使い込んでいた「Evernote」ですが、ふと気付くと起動すらしない状況になっていました。「Evernote」は確かに今でも便利だとは思うのですが、代替できるアプリやソフトがどんどん出てきているんですよね。
ということで、今回の「Evernoteが値上げして改悪。無料ユーザーは同期できる端末が2台に制限。」というニュースを読んでも、「そっか、経営苦しいんだっけ。」程度の感想しかありませんでした。
しかし、現在もメインでガンガン「Evernote」を使っているユーザーからすると、ちょっと困りますよね。

そこで本日は、「Evernote」改悪と噂される状況のまとめと、「Evernote」の代替で使うならどんなサービス/アプリが良いのか、ちょっと検証してみたいと思います。

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Evernote改悪の真相は?

Evernoteが、サービスの広告非表示を維持しつつ、サービスを改善していくために、有料プランの値上げと、無料プランの同期可能な端末を2台に制限すると発表しました。
ただし、無料プランの同期可能な端末2台にはWebアプリ版は含まれないので、メインの端末、例えばiPhoneとWindows 10を設定し、仕事場などでPCを使用する際はWebアプリ版を使うなどすれば、そこまで大きな制約は発生しないのかなと思います。

 

Evernote有料版の特徴

Evernote有料版の特徴

Evernote プラス
旧価格:240円/月、2000円/年
新価格:360円/月、3100円/年

  • 毎月1GBのアップロード用量(ベーシックは60MB)
  • ノートをオフラインで使用可能
  • 全端末からノートにアクセス
  • メールをEvernoteに保存

Evernote プレミアム
旧価格:480円/月、4000円/年
新価格:600円/月、5200円/年

  • 毎月10GBのアップロード用量
  • Office 文書や PDF の中まで検索
  • 添付の PDF ファイルに注釈を追加
  • 名刺をスキャンしてデジタル化
  • ノートをプレゼンテーションに即変換
  • 自分のノートに関連深いコンテンツを表示
  • サポートの優先対応
  • +プラス版の全機能が利用可能。

プレミアムだと年間5200円。これに価値を見出せるかどうか、難しい所ですね。

 

企業としてのEvernoteは迷走中?経営危機の噂も。

一般的に経営状態が安定している企業なら、こういったサービスの改悪はまず行いません。ということは、やはり「Evernote」に何らかの経営に関する問題が発生しているのかな?と勘ぐってしまいます。
事実、ここ最近は有料ユーザーがカスタマーサポートのサービスの質が低下していると不満をもらしたり、Evernote共同創業者のPhil Libin氏が昨年7月にCEOの座を退き、その2ヵ月後に従業員の13%が一時解雇、海外オフィスも3ヵ所閉鎖、そして「Clearly」と「Skitch」の一部バージョンのサポート終了など、あまり明るくないニュースが多いのも事実です。

果たして今回の「Evernote」の改革、値上げが吉と出るか、凶と出るか、しばらく見守る必要があるかもしれませんね。現時点では大体のメディアから「改悪」と報じられ、無料ユーザー等は離れそうな勢いですが。。。

引用元:メモアプリ対決!OneNote VS. Evernote(2016年版)|lifehacker

 

Evernoteのおすすめ代替サービス/アプリは?

Evernoteには様々な使い方があるので、一概にこれ!とおすすめするのは難しいですが、とりあえず想定されるおすすめの代替サービス/アプリなどをまとめておきたいと思います。
個人的にEvernoteで使っていた機能はこんな感じ。

  • メモ帳:思いついたメモ、仕事メモ、記事ネタ、買い物リスト
  • 日記
  • タグ付けによるシリアルコードの管理など(ちょっと危険)
  • タグ付けによる名刺の管理
  • WebClip:気になるサイトのクリップ

しかし、現時点ではEvernoteは起動すらしない状況になっています。確かに便利なんだけど、最近はそれぞれに特化した専用のアプリの方が便利で、Evernoteはあまり使用していないです。
ということで、個人的に使用している代替サービス/アプリ等をまとめておきますね。

 

OneNote:Evernote代替の第一候補か

OneNote:Evernote代替の第一候補か

ネットで検索しても「Evernote」代替の第一候補として挙げられているのが、マイクロソフトの「OneNote」です。

OneDriveの無料容量制限があるとはいえ、アップロードやダウンロード自体に制限はなく、最近「Evernote」から「OneNote」に移行するツールを公開していることからも、代替アプリとしては使いやすいかと思います。ちなみに、【タグ】は【セクション】に反映されます。

 

 

ただし、ノートやメモ帳としては非常に優秀ですが、【タグ】管理をメインにしている人にはやや慣れるのに時間がかかるかもしれません。

それでも「ノート」の【セクション】タブを有効に活用すれば、十分整理整頓は可能かと思います。また、この「OneNote」は検索機能が優秀なので、そもそも【タグ】の管理は不要との意見もあります。
それともう一点、WebClipについてはちょっと微妙。なんとページ自体が画像で保存されるので、これは正直自分は使い物にならないですね。そこで気になるサイトのメモには「Pocket」を使っています。“後で読む”系のサービスですが、無料で非常に使いやすいです。iPhoneのアプリは個人的に必携レベルですね。

 

この「OneNote」、Windowsを初め、MacやiPhone、iPad、Androidなど、様々なOSでアプリもリリースされており、Webからも利用可能です。写真やTodoリストの作成、挿入も柔軟に行えますし、「Evernote」からの移行を検討しているなら、まずはこの「OneNote」を使ってみると良いかと思いますよ。

Windowsをメインに使用しているユーザーなら、ぜひ使ってみて欲しいですね。ちょっとしたメモや思いついた文章をiPhoneでサクッとOneNoteに記入し、家に帰ってWindows PCで続きを書く。という使い方が個人的には便利だと思います。

おすすめ記事→メモアプリ対決! OneNote vs. Evernote|lifehacker

 

Google Keep:積極的にアップデートが施されている有望株。

続いてはGoogleのメモアプリ「Google Keep」のご紹介。

こちらはEvernoteやOneNoteに比べるとよりライトな使い心地。ちょっとしたメモを多用している人にはおすすめです。最近ラベル機能やメモの自動分類機能が追加されるなど、どんどん進化しているのもおすすめポイントの一つですね。

個人的には、EvernoteやOneNoteはよりしっかりしたノート的な使い方。このGoogle Keepは少し簡単なメモ帳+α的な使い方といった印象です。そのため、用途によってはEvernoteよりもより便利に使いこなすことも可能だと思います。

EvernoteやOneNoteと併せて使い分けるのも良いでしょう。

Google Keep – メモとリスト 2.2021.38201(無料)
カテゴリ: 仕事効率化, ビジネス
販売元: Google LLC – Google LLC(サイズ: 104.3 MB)
無料 ※価格は記事掲載時のものです。

App Store Google Play

 

その他のおすすめアプリなど

「Evernote」の代替としてネットで検索すると、今回紹介した「OneNote」や「Google Keep」がほとんどでした。

確かにWindowsもiPhoneもAndroidも全部使っているなら、ノートやメモなら「OneNote」が一番しっかりしている印象ですね。また簡易メモなら「Google Keep」も使いやすいと思います。

他にも、AppleのiPhoneやiPad, Macなどをメインに使用しているのなら、Apple純正の「メモ」アプリも最近は機能も進化しており使いやすいです。WindowsでもWebアプリを使えば、カレンダーやリマインダーなども使用可能ですしね。最近自分は、ちょっとしたメモにAppleの「メモ」アプリを使用する機会が増えています。
↓はWindows 10で使えるAppleのWebアプリ。

Windows 10 iCloud メモ

 

また、DropboxにテキストやOfficeファイルを保持し、編集するなんて使い方も便利かと思います。
Dropbox に保存した Microsoft Office ファイルをモバイル デバイスで編集するには?|Dropboxヘルプセンター

 

日記に関しては、やはり専用アプリが操作性やUIに優れているので、現在は「Day One 2」を愛用しています。

Day One ジャーナル + ライフログ 6.9.1(無料)
カテゴリ: ヘルスケア/フィットネス, 仕事効率化
販売元: Bloom Built Inc – Bloom Built Inc(サイズ: 94.3 MB)
無料 ※価格は記事掲載時のものです。

App Store

 

そしてWebClip機能については、厳密に言うとちょっと趣向が異なるかもしれませんが、自分は「Pocket」をメインに使用しています。iPhoneでRSSやニュースをチェックし、気になる記事は即「Pocket」に登録。後からじっくり読み返す。といった感じです。iPhoneやAndroidアプリもあるし、WindowsならWebアプリからアクセスすればOK。まだ使ったことのない方は、ぜひ利用してみてくださいね。

Pocket

 

最後に、個人的に「Evernote」の【タグ】機能を使って名刺を管理していた時期もありましたが、現在はiPhoneの「Eight」という名刺アプリを使用しています。名刺の写真を撮って送信すれば、手動、かつ無料でデータ化してくれる素晴らしいサービスです。個人情報が~という方には向きませんが、会社の名刺情報なら別に良いかなと思って利用しています。

eight

 

まとめ

個人的に一番気になるのが、Evernoteの経営状況。いきなり倒産してアプリが使用不能とかはさすがに無いと思いますが、ちょっと不安が頭をよぎります。とりあえずOneNoteへのデータインポートは行っておいた方が、今後の事を考えると色々と安心かもしれませんね。

久しぶりに「Evernote」を使用してみましたが、確かに今でも便利です。様々なOSでの同期も簡単ですしね。そして無料ユーザーの同期端末が2台に限定されるとはいえ、Webアプリ版は制限無く利用可能なのは良心的だと思います。

また、現在は自分の場合、以前「Evernote」を使って行っていた様々な作業を細分化して、より専門的なアプリなどを使用している状態ですが、逆に考えると、これらをひとまとめにして作業が出来る「Evernote」は、やはり優秀なアプリなのかなと改めて感じました。

という事で、今回の騒動、個人的にはそこまで騒ぎ立てないでも良いのかな、むしろ広告無しのまま維持してくれることに感謝するべきなのかな、なんて思ってしまいました。値上げ!改悪!と声高に叫ぶのは簡単ですが、「Evernote」なりに頑張ってくれているのも分かりますし、ちょっと心が痛む感じです(;´Д`)

しかし、かといって無料版は改悪されて使いにくい!でも年間数千円を払ってまで「Evernote」を使うのは無理!という方は、「OneNote」などの別のアプリやサービスに移行すると良いでしょう。

そういう点では、Apple製品で統一していると、iPhone、iPad、Macがシームレスに各種データが連携・同期できるので、やはり便利です。特に「Handoff」は非常に素晴らしい機能だと思います。
MacとiOS。相性は最高です。|Apple

最近は基本無料のサービスが結構苦戦している状況が多いようです。Facebookは上手く利益が出るようになったようですが、Twitterはかなり苦戦している様子。Evernoteも広告を表示すれば多少収益が上がるかもしれませんが、メモアプリで広告はちょっと厳しいですよね。

せっかくの良いサービスなので、Evernoteにはぜひ頑張ってほしいと思います。

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