Windows 11 21H2にオプションパッチ「KB5019274」が配信開始。IMEやアプリが開かない不具合などが修正、長いURLのサポートも追加。必要に応じてインストールを

Windows 11 21H2にオプションパッチ「KB5019274」が配信開始。IMEやアプリが開かない不具合などが修正、長いURLのサポートも追加。必要に応じてインストールを Windows 11
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Microsoftは、Windows 11 バージョン21H2を実行しているPC向けに、追加のオプションパッチ(通称“C”パッチ)「KB5019274」の配信を開始しました。現時点でWindows 11 22H2向けのオプションパッチはまだリリースされていません。

今回のオプションパッチ「KB5019274」では、一部のアプリが開かない不具合やIME関連の不具合、explorer.exeが応答しなくなる不具合などが修正されています。他にも「設定」アプリの改善や最大8196文字の長いURLのサポートが追加されるなどの一部機能追加もあります。

ただし、あくまでも「KB5019274」はセキュリティ修正を含まない定例外のオプションパッチであり、特に問題が発生していない場合は無理にインストールする必要はありません。必要に応じてインストール作業を行ってください。

なお、「KB5019274」の内容と共にキュリティ更新を含む次回の月例パッチは2月15日(水)に配信予定です。

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「KB5019274」のアップデート内容

「KB5019274」の更新には、セキュリティ以外の各種品質改善が含まれています。主な変更点は次のとおりです。

  • New! 個人用設定ページで Windows スポットライトとテーマを組み合わせます。 これにより、Windows スポットライト機能を簡単に見つけて有効にすることができます。
  • New! 「設定」アプリの [システム] ページに Microsoft OneDrive 加入者向けのストレージ アラートが表示されます。このアラートは、ストレージの制限に近づくと表示されます。また、ストレージを管理し、必要に応じて追加のストレージを購入することができます。
  • New! すべてのOneDriveサブスクリプションのストレージ容量の全容が表示されます。また、設定アプリの「アカウント」ページにもストレージの合計が表示されます。
  • New! 「設定」での Microsoft アカウントのエクスペリエンスが向上しています。たとえば、OneDrive サブスクリプションやストレージのアラートを管理することができます。
  • New! 「設定」アプリの [アカウント] ページに Xbox サブスクリプションの詳細が表示されます。Xbox の契約者は、そのページで契約内容を管理することもできます。契約者でないユーザーは、[アカウント] ページで Xbox の契約オプションを確認できます。
  • 一部のモダンなアプリケーションに影響する問題が解決されます。この問題により、アプリケーションを開くことができなくなります。
  • Input Method Editor (IME) がアクティブな場合に発生する可能性のある問題が解決されます。マウスとキーボードを同時に使用すると、アプリケーションが応答しなくなることがあります。
  • タッチキーボードが開かなくなる問題が解決されています。
  • ファイルの内容に基づいてファイルを検索できなくなる問題に対処しています。
  • searchindexer.exeに影響する問題に対処しています。この問題により、サインインまたはサインアウトがランダムに停止します。
  • 2つ以上のスレッド間のリソース競合の問題 (デッドロック) が解決されます。このデッドロックは COM+ アプリケーションに影響します。
  • conhost.exe に影響する問題が解決されます。この問題により、応答しなくなります。
  • ドメイン名システム (DNS) のサフィックス検索リストに影響する問題が解決されます。設定時に親ドメインが欠落することがあります。
  • 最大 8196 文字の長い URL のサポートが追加されました。
  • FindWindow() または FindWindowEx() に影響する可能性のある問題が解決されました。が誤ったウィンドウ ハンドルを返す可能性があります。
  • メモリ位置が劣化する問題が解決されました。この問題は、特定の HD オーディオ コントローラ ハードウェアを使用する場合に発生します。
  • ファームウェア Trusted Platform Modules (TPM) を搭載する特定のシステムに影響する問題が解決されます。(TPM) を搭載している一部のシステムに影響する問題を解決します。この問題により、AutoPilot を使用してこれらのシステムをセットアップすることができなくなります。
  • Microsoft Edge のランドスケープ モードでの印刷に影響する問題が解決されます。印刷出力が正しくありません。この問題は、Microsoft Defender Application Guard を使用する場合に発生します。
  • explorer.exe が応答しなくなる問題が解決されます。この問題は、特定のデバイスでキーボードの再生ボタンと一時停止ボタンを使用するときに発生します。
  • Windows Server 2022 ドメイン コントローラーに影響する問題を解決します。LDAP (Lightweight Directory Access Protocol) 要求を管理するときに、応答しなくなります。
  • Resilient File System (ReFS) MSba タグに影響する問題が解決されます。この問題により、非ページド プールのリークが発生します。
  • ReFS に影響する問題が解決されます。この問題により、非ページプールの使用量が多くなり、システムメモリが枯渇します。
  • EU データ バウンダリのサポートに備えて Windows 診断データ プロセッサの設定を有効にする方法が変更されます。詳しくは、Windows 診断データ プロセッサの設定を有効にするを参照してください。

 

「KB5019274」の既知の不具合

「KB5019274」には、現時点で既知の不具合はありません。今後不具合情報が入り次第追記します。

 

Windows 11 21H2:「KB5019274」のダウンロード&インストール方法

Windows 11 21H2向けのオプションパッチ「KB5019274」のダウンロード&インストール方法は以下の通りです。
※あくまでも“オプションパッチ”のため、必要に応じてインストール作業を行ってください。

  • Windows Updateの「更新プログラムのチェック」から入手
  • Microsoft Update Catalogから更新プログラムをダウンロード

 

Windows Updateの「更新プログラムのチェック」から入手する場合は、以下の通り作業してください。

まずは「設定」アプリを開き、最下段の「Windows Update」を開きます。

表示されている「2023-01 x64 ベース システム用 Windows 11 の累積更新プログラム (KB5019157)が利用可能です。」の下にある【ダウンロードしてインストール】をクリックします。表示されない場合は【更新プログラムのチェック】をクリックしてください。

Windows 11:オプションパッチのインストール方法

※画像は過去のものを流用しています。

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