ついに配信開始となったiOS26、久しぶりにデザインが大幅に刷新されたり、AI機能が強化されるなど、なかなか興味深いアップデートとなっています。
そんな中、いろいろな不具合も報告されていますが、今回は「iOS26にアップデートしたら子供のiPhoneからアプリが消えた、使えなくなった」という不具合報告についてご紹介しておきます。
この不具合の原因は、一般的にiOS26から行われたペアレンタルコントロールの年齢制限区分変更に起因している場合がほとんどでしょう。
例えば、「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オフライン(iOS版)」の場合、iOS26未満の地域的例外を除くグローバルな年齢制限指定は12歳以上でしたが、iOS26以降の地域的例外を除くグローバルな年齢制限指定は13歳以上となり、12歳で遊んでいた子供さんはiOS26アップデート後は原則遊べなくなります。
また、年齢制限指定システムについても、既存の4+と9+のほかに、13+、16+、18+が追加されています。
この仕様変更により、従来は利用できていたアプリがiOS26アップデート後に使えなくという事例が多発しているようなのです。報告が多かったのはLINEアプリが使えない、開けないというもの。これも原因はドラクエと同じく年齢制限が12+から13+に変更されたせいでしょう。他にもYouTubeアプリが使えなくなった、SNSアプリが消えた、アプリが“機能制限”でブロックされた、などという報告もあります。他にも、年齢制限区分が勝手に変更されたという不具合情報も一部であります。
とりあえず対処方法をご紹介しておくので、子供のiPhoneをiOS26にアップデート後、アプリが使えなくなった、消えたという場合は試してみてください。
子供のiPhoneをiOS26にアップデート後、アプリが使えなくなった、消えた場合の対処方法
子供のiPhoneをiOS26にアップデート後、アプリが使えなくなった、消えた原因は、iOS26で行われたペアレンタルコントロールの年齢制限区分変更に起因している可能性が高いです。
以下の手順でアプリの年齢制限を確認し、状況に応じて変更してみましょう。
※作業は保護者のiPhoneで行ってください。
まずは「設定」を開き、上部の「ファミリー」をタップします。
次にペアレンタルコントロールを設定したい子供のアカウントをタップします。
スクリーンタイムをタップします。
「コンテンツとプライバシーの制限」をタップします。
「App Store、メディア、Web、およびゲーム」をタップします。
「アプリ」をタップします。
年齢制限指定の数字をタップします。
任意の年齢制限を選択しましょう。
App Storeで利用したいアプリのページを開けば、年齢制限を確認することができます。ちなみにLINEの場合は「13+」に設定されています。
ひとつ前に戻り、「許可されたアプリと機能」をタップして確認しておきましょう。
必要に応じて、アプリの利用の許可/不許可の設定を行ってください。
基本的には以上の設定で、適切な年齢制限をアプリに対して付与すれば、従来通りアプリが利用できるようになるはずです。
これでもダメな場合は、いったん「コンテンツとプライバシーの制限」をオフにしてみましょう。これで直れば、下部の設定項目のどこかがおかしいということになります。再度オンにし、各項目を見直してみましょう。
もしも「コンテンツとプライバシーの制限」をオフにしても直らない場合で「あんしんフィルター」を併用している場合は、「あんしんフィルター」の設定変更が必要な場合もあります。
「あんしんフィルター」の設定変更が必要な場合も
「コンテンツとプライバシーの制限」をオフにしても直らない場合で「あんしんフィルター」を併用している場合は、「あんしんフィルター」の設定変更が必要な場合もあります。
ネットの情報では、以下の対処でLINEアプリが利用可能になったとの事。
※管理人は利用していないので未検証です。
- あんしんフィルターの管理webサイトにログインし、対象の子どもを選択。
- フィルター設定(アプリ)を選択し、「16歳以下向け」を「フィルターOFF」に変更。
引用元:iOS 26 – アップデートしたらLINEが使えなくなった|Apple コミュニティ
以下、docomo、au、Softbankの安心フィルターに関するお知らせもご紹介しておきます。詳細は各社のサイトでご確認くださいませ。
「あんしんフィルター for docomo」の場合
「あんしんフィルター for docomo」でのお知らせは以下の通り。
■仕様変更内容
「あんしんフィルター for docomo」(iPhone・iPad版)における利用許可アプリの年齢設定を4カテゴリーから5カテゴリーに変更します。
それに伴い、「12+」の方は「13+」に、「17+」の方は「18+」に弊社側にて変更いたします。
変更前 4+/9+/12+/17+の4つの区分
変更後 4+/9+/13+/16+/18+の5つの区分
例:利用許可アプリの年齢設定が、「13+」となる方は、13歳以下が対象となるアプリが利用可能となります。
現在利用されているアプリの最新の年齢制限の情報は、App Storeにてご確認ください。
なお、今回の仕様変更に伴う利用許可アプリの年齢設定は弊社側で自動的に変更いたします。変更をご希望されない場合は、お客さまによる操作や対応は不要です。
■実施日時
2025年9月11日(木曜)
■設定の変更を実施する場合
「あんしんフィルター for docomo」保護者ページの端末情報と設定の利用許可アプリの年齢設定の項目より、利用を許可するアプリ年齢の設定をお客さまご自身で変更することが可能です。
変更を希望される場合は、お子さまのご利用状況に合わせて、設定の変更をお願いします。
手順:「あんしんフィルター for docomo」保護者ページにログイン>変更したい端末を選択>「端末情報と設定」をタップ>「利用許可アプリの年齢設定」を変更
「あんしんフィルター for au」の場合
「あんしんフィルター for au」でのお知らせは以下の通り。
■iOS 26アップデートに伴う変更点について
iOS 26におけるApp Storeの年齢制限カテゴリ変更に伴い、あんしんフィルター設定中に利用できるアプリの年齢が自動的に「12+」→「13+」に変更されます。
主なSNSアプリは継続して利用が可能ですが、iOS 26アップデート後にこれまで利用できたアプリが制限されてしまった場合は、アプリの設定メニューから「設定情報の同期」を行ってください。
「あんしんフィルター for SoftBank」の場合
「あんしんフィルター for SoftBank」でのお知らせは以下の通り。
■iOS 26 における不具合について
現在、iOS 26 にアップデートした iPhone で新たに「あんしんフィルター」に加入・設定した場合、管理サイトからの設定変更ができない事象が発生しております。復旧までの間「スクリーンタイム」をご利用いただけますようお願い申し上げます。本事象は9月下旬の解消を予定しております。解消については、改めて本ページで案内させていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。
●本事象が発生するケース
iOS 26 にアップデート後に機種を初期化しあんしんフィルターを再設定された場合
現在ご利用中の iPhone で iOS 26 にアップデートされた場合は、現状通り管理サイトからの設定変更が可能です。
学校や会社で配布されたiPhone端末の場合は配布元に確認を
もしも利用しているiPhoneが、学校や会社で配布されたものであり、かつアプリの利用ができなくなった場合は、「構成プロファイル」や「VPN」が原因の可能性もあります。
この場合は配布元に不具合が発生していないか、確認をとってみることをおすすめします。勝手に削除すると、不具合が発生したり、規約違反となる場合もあるので、勝手な変更作業やプロファイルの削除などは行わないようにしましょう。
どうしても直らない場合はAppleサポートに相談
上記のスクリーンタイム/ペアレンタルコントロールの年齢制限区分見直しや、「あんしんフィルター」の設定見直しなどを行っても直らない場合は、Appleサポートに電話やチャットで相談してみましょう。
LINK:Appleサポート
まとめ:iOS26にアップデートしたら子供のiPhoneからアプリが消えた、使えなくなった場合の直し方
iOS26にアップデートしたら子供のiPhoneからアプリが消えた、使えなくなったという不具合報告が多く上がっていますが、これはApple側の仕様変更によるものの可能性が高いです。
また、スクリーンタイム/ペアレンタルコントロールに加えて、docomoやau、Softbankの提供する「あんしんフィルター」が絡んでくる場合もあり、余計にややこしくなっている様子。
とりあえずまずはiPhone側のスクリーンタイム/ペアレンタルコントロールの年齢制限区分の見直しを行うのが第一の手段。もしも「あんしんフィルター」を併用している場合は、こちらの設定変更や同期作業を行ってみましょう。
なお、今回ご紹介した手順以外で直ったという方がいらっしゃれば、コメントで情報共有していただけると助かります。
コメント