今週リリースされた2023年8月のWindows 10/11向けオプションパッチを適用した一部のPCにおいて、ブルースクリーン(BSoD)エラー「UNSUPPORTED_PROCESSOR」が発生していることをMicrosoftが発表しました。
問題のアップデートは、KB5029351(Windows 11)およびKB5029331(Windows 10)としてタグ付けされており、それぞれ検索アプリの修正と新しいバックアップアプリの導入などが行われています。
Microsoftの注釈には含まれていませんが、WindowsLatestの記事によると、このブルスクリーンエラーはMSIマザーボードを搭載したPCにおいて発生しているとの事。あるユーザーは、MSIによってリリースされた新しいBIOSアップデートに関連している可能性があると述べています。
現時点で管理人の環境では一切BSoDエラーは発生しておりませんが、念のために皆さんご注意ください。
不具合の概要
マイクロソフトは、2023年8月22日にリリースされた更新プログラム ( KB5029351/KB5029331 ) をインストールした後にデバイスを再起動すると、ブルースクリーンに “UNSUPPORTED_PROCESSOR” エラーメッセージが表示される問題の報告を受けています。その後、KB5029351/KB5029331 が自動的にアンインストールされ、Windows が正常に起動するようになる場合があります。
対処方法
現在、Microsoftから公式の対処方法は提示されておりません。WindowsLatestの解説をご紹介しておくので参考にどうぞ。
なお、今回のような不具合が発生した場合、PCを複数回再起動すると、自動的に不具合の原因となる更新プログラムがアンインストールされて正常にPCが起動するようになる場合があります。まずはPCを何度か再起動してみるようにしてください。
それでも直らないな場合は、以下の手順に従って操作してみてください。
1.PCを電源ボタンを押し続けて強制シャットダウンします。
2.Windowsのロゴが表示されたら、もう一度電源ボタンを押し続けて強制シャットダウンします。
3.この操作を2~3回繰り返すと、自動修復モードに入ります。
4.自動修復画面で、「トラブルシューティング」>「詳細オプション」を選択します。
5.「詳細オプション」画面から「コマンドプロンプト」を選択します。
6.コマンドプロンプトで、次のコマンドを入力します。
Windows 10 22H2の場合:
wusa /uninstall /kb:5029331
Windows 11 22H2の場合:
wusa /uninstall /kb:5029351
7.デバイスを再起動します。
対処状況
現在、この問題がマイクロソフト社に起因する問題であるかどうかを調査中です。
影響を受けるプラットフォーム
影響を受けるプラットフォームは以下の通りです。
- Client: Windows 11, version 22H2; Windows 10, version 22H2; Windows 11, version 21H2
- Server: None
画像引用元:WindowsLatest
【読者情報】GeForce 537.13環境でもBSoD発生の不具合情報あり
読者の方より、GeForce 537.13環境でもBSoDが発生するとの情報を頂きました。
ただ、BSoDメッセージは「KERNEL_MODE_HEAP_CORRUPTION」と出るとの情報もあるので、今回のエラーとの関連は不明です。最近GeForceは不具合が多発しているので、利用中のユーザーは念のためにご注意ください。
※情報提供いただいた み様、ありがとうございました。
コメント
(KB5029351)をインストールしました。幸いなことに、ブルースクリーンは出なかったです。その他不具合も出ていません。
お疲れ様です。
こちらも特にブルースクリーン発生の不具合はありません。
関連です。別サイトにも投稿しましたが、GeForce 537.13 ドライバに更新した場合はこれを適用してる状態だと確実にBSoDが発生します。
後、一部のウィンドウズUOとかをいじるアプリ使うとやり方によっては起動→BSoDのループになります。そうなるとセーフモードで修復とかになるので注意。
ご報告ありがとうございます。
早速文中に追記しておきますね。