Windows 11 オプションパッチ「KB5074105」公開:新機能と修正内容の詳細

Windows 11 オプションパッチ「KB5074105」公開:新機能と修正内容の詳細 Windows 11
スポンサーリンク

Microsoftは、Windows 11 バージョン25H2/24H2を実行しているPC向けに、追加のオプションパッチ(通称“C”パッチ)「KB5074105」の配信を開始しました。

今回のアップデートでは、設定アプリのAIエージェントが待望の日本語に対応したほか、Androidスマートフォンでの作業をPCでシームレスに引き継げる「デバイス間での再開」機能が強化されています。さらに、特定のGPU環境で発生していた「dxgmms2.sys」によるBSOD(システムクラッシュ)の修正など、利便性と安定性の両面で様々な改善が行われています。

なお、「KB5074105」はセキュリティ修正を含まない定例外のオプションパッチであり、特に問題が発生していない場合は無理にインストールする必要はありません。必要に応じてインストール作業を行ってください。

「KB5074105」の内容と共にキュリティ更新を含む次回の月例パッチは2月11日(水)に配信予定です。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

「KB5074105」のアップデート内容

以下は、この「KB5074105」をインストールしたときに、この更新プログラムで解決される主な問題の概要です。新しい機能がある場合は、それもリストしています。

1. 段階的なロールアウト(順次提供される新機能)

準備が整ったデバイスから順次有効化される、主に利便性を高める新機能です。

Copilot+ PC向け:AIエージェントが日本語対応

  • [設定エージェント] 新機能! 設定エージェントがさらに多くの言語をサポートするようになり、ドイツ語、ポルトガル語、スペイン語、韓国語、日本語、ヒンディー語、イタリア語、中国語(簡体字)のサポートが拡張されました。

すべてのWindows 11 PC向け

このセクションでは、AI を活用した機能、継続的なイノベーション、パフォーマンスの向上など、Windows 11 PC の新機能と拡張機能について説明します。

  • [クロスデバイス レジューム] 新機能! このアップデートでは、Microsoft が 2025 年 5 月の Windows 非セキュリティ更新プログラム ( KB5058499 ) で初めて導入したクロスデバイス レジュームの機能が拡張されます。Spotify の再生再開、Word、Excel、PowerPoint での作業、ブラウジング セッションの継続など、Android スマートフォンでの操作を PC 上で継続できます。
    • Vivo Android フォンのユーザーは、PC 上の Vivo ブラウザーから引き続き閲覧できます。
    • HONOR、OPPO、Samsung、vivo、Xiaomi の Android スマートフォンをご利用の場合、スマートフォンの Microsoft Copilot アプリで開いたオンライン ファイルを再開し、PC で作業を続けることができます。PC に対応する Microsoft 365 アプリがインストールされている場合は、そのアプリでファイルが開きます。アプリがインストールされていない場合は、既定の Web ブラウザーでファイルが開きます。この機能は、スマートフォンにのみ保存されているオフライン ファイルには対応していません。
  • [Windows MIDI サービス] 新機能! このアップデートでは、MIDI 1.0 および MIDI 2.0 のサポートが強化され、Windows 上の MIDI が強化されました。これには、組み込みの変換機能を備えた WinMM および WinRT MIDI 1.0 の完全なサポート、アプリ間での MIDI ポートの共有、カスタム ポート名、ループバック、アプリ間 MIDI などが含まれており、パフォーマンスの向上とバグ修正も行われ、ミュージシャンにとってより優れたエクスペリエンスが実現されています。  App SDKとツールパッケージは別途ダウンロードする必要があります。このパッケージには、MIDI 2.0の受信トレイ機能を有効にする機能が含まれており、MIDIコンソールやMIDI設定アプリなどのツールが含まれています。リリース版は Windows MIDI Servicesのランディングページ と GitHubで公開されていますが、現在は署名されていないため、ダウンロードまたはインストール時にセキュリティ警告が表示される場合があります。 
  • [ナレーター] 新機能! ナレーターで、画面上のコントロールの読み上げ方をより細かく制御できるようになりました。読み上げる項目を選択したり、アプリの操作方法に合わせて読み上げ順序を調整したりできます。これらの設定はアプリ全体に適用され、余分な音声を減らしてナレーターの操作をスムーズにします。 
  • [設定] 新機能! 設定ホーム画面でデバイスカードを表示できるようになりました。PCの主な仕様と使用状況の詳細が表示されます。カードから直接「設定」>「システム」>「バージョン情報」に移動すると、デバイスの詳細情報を確認できます。このカードは、Microsoftアカウントでサインインすると表示されます。この機能のロールアウトは、2025年8月のリリースで一時停止されていましたが、再開されました。
    ※この機能は現在、米国でのみ利用可能です。  
  • [スマート アプリ コントロール] 新機能! クリーンインストールを必要とせずに、スマート アプリ コントロール (SAC) をオン/オフにできます。変更するには、 「Windows セキュリティ」>「アプリとブラウザー コントロール」>「スマート アプリ コントロール」 設定に移動します。SAC をオンにすると、信頼できないアプリや潜在的に有害なアプリがブロックされます。詳しくは、 Microsoft サポートのWindows セキュリティ アプリの「アプリとブラウザー コントロール」をご覧ください。
  • [Voice Access] 新機能! セットアップが簡素化され、Voice Access を簡単に使い始めることができます。刷新されたエクスペリエンスでは、選択した言語の音声モデルのダウンロード、使用する入力マイクの選択、Windows PC での Voice Access の活用方法の確認など、操作が簡単に行えます。  
  • [音声入力] 新機能! 音声入力の「動作開始までの待機時間」設定  で、音声コマンドが実行されるまでの遅延時間を調整できます。この設定により、様々な発話パターンに対応できる柔軟性が高まり、ゆっくり話しても速く話しても認識精度が向上します。 
  • [Windows Hello] 新機能!  Windows Hello の強化されたサインインセキュリティ (ESS) が、周辺機器の指紋センサーに対応しました。今回のアップデートにより、より安全なサインインオプションが、指紋センサー内蔵デバイスだけでなく、デスクトップ PC やその他の Windows 11 PC(Copilot+ PC を含む)にも拡張されます。ご利用を開始するには、対応している ESS 指紋リーダーを接続し、 [設定] > [アカウント] > [サインイン オプション]に移動して、画面の指示に従って登録してください。
  • [スタートメニュー] 
    • 修正: この更新プログラムでは、他のユーザーがサインインしているときにコンピューターをシャットダウンしたときに表示される警告メッセージがスタート メニューの端で途切れることがある問題が修正されています。
    • 修正: この更新プログラムでは、表示言語としてアラビア語またはヘブライ語を使用し、タスクバー アイコンが中央に配置されていない場合に、スタート メニューが画面の間違った側に開くことがある問題が修正されています。
  • [キオスクモード]変更: このアップデートにより、マルチアプリキオスクモードでサインインした後に表示される可能性のあるエラーメッセージが削除されました。メッセージには、「このコンピューターに適用されている制限により、この操作はキャンセルされました」と記載されていました。 
  • [Windows Update]修正: この更新プログラムでは、[設定] > [Windows Update] から Windows Insider Program に参加しようとすると停止する可能性がある問題が修正されています。 
  • [ロック画面]改善: このアップデートには、ロック画面が応答しなくなる可能性があるケースに対処するための根本的な変更がいくつか含まれています。 
  • [ファイル エクスプローラー]改善: この更新には、ネットワークの場所を移動する際、ファイル エクスプローラーの応答性を向上させるいくつかの根本的な変更が含まれています。 
  • [PCへのログイン]修正: このアップデートでは、特定のアプリがスタートアップアプリとして設定されている場合に、PCへの初回サインイン時にExplorer.exeが応答を停止(ハング)する可能性がある問題が修正されています。このため、タスクバーが表示されない可能性があります。 
  • [アクティベーション]修正: この更新プログラムでは、デバイスがデジタル ライセンスの Windows アクティベーション サーバーに登録できなかったために、アップグレード時に有効な Windows ライセンスの移行が失敗し、トラブルシューティング ツールの使用が必要になることがある問題が修正されました。
  • [デスクトップ アイコン]修正: この更新プログラムでは、ファイルを開いたり名前を変更したりするなど、ファイルを操作する際にデスクトップ アイコンが予期せず移動する問題が修正されています。 
  • [入力]修正: このアップデートでは、[設定] > [Bluetooth とデバイス] > [キーボード] のキーボード文字の繰り返し遅延ラベルが逆になっている問題が修正されました。
  • [ユーザー アカウント制御 (UAC)]修正: この更新プログラムでは、管理者以外のアカウントから Windows ターミナルを昇格して実行しようとすると、PC が応答しなくなる可能性がある問題が修正されています。
  • [Windows Sandbox]修正: この更新プログラムは、起動時に Windows Sandbox が応答しなくなり、エラー 0x800705b4 が表示される可能性がある問題に対処します。

 

2. 通常のロールアウト(すべてのユーザーに適用される修正)

パッチ適用後、すべてのデバイスで即座に有効になる重要な更新と修正です。

  • [セキュアブート] Windows 11 バージョン 24H2 の今回のリリースでは、セキュアブート署名データベース (DB) に Windows UEFI CA 2023 証明書が既に存在するデバイスにおいて、ブートマネージャーで更新が実行されます。これにより、2011 署名の bootmgfw.efi が 2023 署名の bootmgfw.efi に置き換えられます。DB をリセットしたり、セキュアブートを有効にしたりすると、「セキュアブート違反」の問題が発生する可能性があるため、ご注意ください。このような稀なケースが発生した場合は、セキュア ブート回復メディアを作成することで解決できます。 
  • [セキュリティ] 新機能! このアップデートでは、データ保護アプリケーションプログラミングインターフェース(DPAPI)のドメインバックアップキー管理機能が追加されました。管理者はキーの自動ローテーション頻度を設定できるようになりました。これにより、暗号セキュリティが強化され、古い暗号化アルゴリズムへの依存度が低減されます。
  • [認証 (既知の問題)]修正: この更新プログラムでは、 KB5064081以降の更新プログラムをインストールした後、ロック画面のサインイン オプションにパスワード アイコンが表示されないことがある問題が修正されます。
  • [ディスプレイとグラフィック] 修正: この更新プログラムは、通常 Windows のアップグレード後に発生する、分離されたマルチユーザー環境での黒い画面の問題を解決します。 
  • [ファイルエクスプローラー]修正: このアップデートでは、ファイルエクスプローラーでdesktop.iniファイルを使用したフォルダ名変更が正しく機能しない問題が修正されています。LocalizedResourceName設定が無視されるため、カスタムフォルダ名は表示されません。
  • [グラフィック]修正: このアップデートでは、最近特定の GPU 構成で dxgmms2.sys に関連するシステム エラーが発生し、KERNEL_SECURITY_CHECK_FAILURE エラーが発生する可能性がある問題が修正されました。
  • [ナレーター]修正: この更新プログラムでは、ISO ファイルから Windows をインストールする際にナレーターが起動しないことがある問題が修正されています。 
  • [その他]修正: この更新プログラムは、Windows ブートマネージャーのデバッグが有効になっている場合、起動時にシステムが応答しなくなる可能性がある問題に対処します。この問題は、kdstub.dll および kdnet.dll コンポーネントが原因で発生します。 
  • [その他]修正: この更新プログラムでは、「アクセスできないブート デバイス」エラーにより iSCSI ブートが失敗する可能性がある問題が修正されています。 
  • [その他] 修正: このアップデートは、Windows ソフトウェア開発キット (SDK) の C ランタイム (CRT) ライブラリに影響する問題に対処します。BinSkim はこれらのライブラリを Microsoft SDL に準拠していないと認識します。 
  • [スタート メニュー]修正: この更新プログラムでは、一部のユーザーにおいて、モバイル デバイスのサイド パネルで [このペインを非表示にする] ボタンを選択しても、ペインを非表示にする設定にならないことがある問題が修正されました。

以前のアップデートをインストールした場合、このパッケージに含まれる新しいアップデートのみがダウンロードされ、デバイスにインストールされます。

「KB5074105」の既知の不具合

「KB5074105」では、現時点で既知の不具合情報は報告されておりません。今後、不具合情報が入り次第追記いたします。

 

Windows 11 25H2/24H2:「KB5074105」のダウンロード&インストール方法

Windows 11 25H2/24H2向けのオプションパッチ「KB5074105」のダウンロード&インストール方法は以下の通りです。
※あくまでも“オプションパッチ”のため、必要に応じてインストール作業を行ってください。

  • Windows Updateの「更新プログラムのチェック」から入手
  • Microsoft Update Catalogから更新プログラムをダウンロード

 

Windows Updateの「更新プログラムのチェック」から入手する場合は、以下の通り作業してください。

まずは「設定」アプリを開き、最下段の「Windows Update」を開きます。

表示されている「2026-01 プレビュー更新プログラム(KB5074105)(26200.7705)が利用可能です。」の横にある【ダウンロードとインストール】をクリックします。表示されない場合は【更新プログラムのチェック】をクリックしてください。

その他のオプションにある「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」をオンにしておくと、迅速に最新のデータが入手可能です。興味のある方はオンにしておきましょう。なお、不具合が気になる方にはオフが推奨です。

コメント