Windows 11 24H2向けに、日本時間で2025年3月12日にWindows Updateで配信された3月の月例更新プログラム「KB5053598」をインストールすると、一部環境においてインストール失敗、リモートデスクトップ(RDP)切断、ブルースクリーン(BSoD)、さらには起動不能になるケースなど、多数の不具合が発生しているとWindows Latestが報じています。
管理人の環境では問題なく動作していますが、一応ご注意ください。
報告されている問題点
- インストール失敗: エラーコード(0x800f0993, 0x800F081F, 0x80070032, 0xC004F211等)が表示され、インストールが途中で停止。
- RDP切断: リモート接続が数分で切断される、または接続と切断を繰り返す。
- ブルースクリーン(BSoD): 「Critical Process Died」「Kernel power failure」などのエラーが発生。
- 起動不能: アップデート後にPCが起動しなくなる。SSDが壊れたとの報告も。
原因と影響
現時点で、Microsoftからの公式な発表はありませんが、ハードウェアやドライバーとの競合が原因である可能性が高いです。特に、一部のハイエンドPC構成で問題が発生しているようです。
対処法
KB5053598はWindows 11 24H2の必須アップデートであり、ゼロデイ含む多数の重要なセキュリティ修正(CVE-2025-24983を含む)が含まれています。そのため、大きな不具合がない限りはアンインストールは非推奨です。
とはいえ、不具合に遭遇して困っている場合の最も確実な対処法は、アップデートをアンインストールすることです。
RDPの切断に関しては、グループポリシーエディターまたはレジストリを使用して、UDPを無効にすることで改善する場合があります。詳細な方法は以下のWindows Latestのページを参考にどうぞ。
ブルースクリーンや起動不能の場合は、セーフモードでの起動やシステムの復元を試してください。
コメント