iOS16.6.1が配信開始!全ユーザーに推奨の悪用の事実のあるゼロデイ脆弱性が修正されているので至急適用を!

iOS16.6.1が配信開始!全ユーザーに推奨の悪用の事実のあるゼロデイ脆弱性が修正されているので至急適用を! ipad
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本日AppleがiPhone 8以降のiPhone向けにiOS16.6.1を、iPad向けにiPadOS16.6.1の配信を開始しました。

今回のアップデートでは、既に悪用の事実が確認されている2件のゼロデイ脆弱性が修正されており、Appleはすべてのユーザーに適用を推奨しています。皆さん早急にアップデートを適用しておきましょう。

Citizen Labによると、本日Appleが緊急セキュリティアップデートで修正した2件のゼロデイ脆弱性は、最新のiOS16.6パッチが適用済みのiPhoneに、NSOグループのPegasus商用スパイウェアを展開するゼロクリックエクスプロイトチェーンの一部として積極的に悪用されたとの事。

BLASTPASSと称されるこのエクスプロイト チェーンは、被害者による介入なしに、最新バージョンのiOS 16.6を実行しているiPhoneを侵害する可能性がありました。

なお、iOS16.6.1/iPadOS16.6.1以外に本日アップデートが提供されたリストは以下の通りです。

これらもそれぞれ適用しておきましょう。

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iOS16.6.1のアップデート内容

iOS16.6.1のアップデート内容は以下の通りです。

このアップデートには重要なセキュリティ修正が含まれ、すべてのユーザに推奨されます。

Appleソフトウェアアップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:https://support.apple.com/ja-jp/HT201222

 

iOS16.6.1:セキュリティアップデートの内容

iOS16.6.1におけるセキュリティアップデートの内容をご紹介しておきます。いずれもゼロデイ脆弱性となっているので、早急にアップデートを適用しておきましょう。

ImageIO

  • 対応機種:iPhone 8以降、iPad Pro(全モデル)、iPad Air第3世代以降、iPad第5世代以降、iPad mini第5世代以降
  • 影響:悪意を持って作成された画像を処理すると、任意のコードが実行される可能性があります。 Apple は、この問題が積極的に悪用された可能性があるという報告を認識しています。
  • 説明:バッファオーバーフローの問題は、メモリ処理を改善することで解決されました。
  • CVE-2023-41064: The Citizen Lab at The University of Torontoʼs Munk School

Wallet

  • 対応機種:iPhone 8以降、iPad Pro(全モデル)、iPad Air第3世代以降、iPad第5世代以降、iPad mini第5世代以降
  • 影響:悪意を持って作成された添付ファイルにより、任意のコードが実行される可能性があります。 Apple は、この問題が積極的に悪用された可能性があるという報告を認識しています。
  • 説明:ロジックを改善することで検証の問題が解決されました。
  • CVE-2023-41061: Apple

 

iOS16.6.1の不具合情報

現時点でiOS16.6.1に関する不具合情報は特に入ってきておりません。今後、不具合情報があれば随時追記してお伝えします。

※不具合情報があればコメント等でお知らせ頂けると幸いです。
※随時情報は更新しています。再訪問時は念のためにブラウザの更新ボタンを押してください。
※2023/9/8時点の情報。

 

iOS16.6.1へのアップデート前にはiPhoneのバックアップを取っておきましょう。

これから【iOS16.6.1】へiPhoneをアップデートしようと思っている方は、アップデート中やアップデート後の不具合に備えて、面倒でも事前にiCloudやPCのiTunesでしっかりiPhoneのバックアップを取ってから作業を行うのがおすすめです。

設定>上部のApple IDをタップ>iCloud>iCloud バックアップ

上記の通り進み、バックアップが最新の状態(一般的には夜に自動バックアップされているはず)か確認しておきましょう。もしもバックアップが行われていない場合は、【今すぐバックアップ】をタップしてバックアップしておきましょう。

iOS16:iCloudへ手動でバックアップする方法

 

iOS16.6.1へのアップデート手順

iOS16.6.1の配信開始後すぐに手動でアップデートしたい場合は、iTunesを介してパソコン経由でアップデートする方法と、iPhone単体でOTAアップデートする方法があります。

iPhone単体で「iOS16.6.1」へアップデートを行う場合は、以下の手順で行ってください。iPadも同様です。

iPhone単体でのOTAアップデート:設定>一般>ソフトウェア・アップデート

 

まずは【設定】アプリを開き、【一般】をタップ。

【設定】アプリを開き、【一般】をタップ

 

続いて【ソフトウェアアップデート】をタップ。

【ソフトウェアアップデート】をタップ

 

以下の画面が表示されるので【ダウンロードしてインストール】をタップ。

iOS16.6.1へのアップデート手順

以上で「iOS16.6.1」へのアップデート作業が開始されます。今回は20分程度で完了しましたが、時間の余裕がある際に行うと良いでしょう。

なお、iOS16.6.1のサイズは248.2MBでした。(iPhone 14 Pro Max)

 

iOS16.6.1へのアップデート後にはiPhoneを一度再起動させるのがおすすめ!

iOS16.6.1へアップデートした後は、一度iPhoneの再起動を行っておきましょう。これによってバッテリーの減りが異常に早いなどの不具合が改善する場合もあります。自分はOSアップデート後は念のために毎回再起動させています。

iOSアップデート後にはiPhoneを一度再起動させるのがおすすめ!

iPhone X/XS/XR/11/12/13/14を再起動する

  1. サイドボタンといずれかの音量調節ボタンを、スライダが表示されるまで押し続けます。
  2. スライダをドラッグして、iPhone の電源を完全に切ります。
  3. iPhone の電源が切れたら、サイドボタンをもう一度、Apple ロゴが表示されるまで押し続けます。

iPhone SE、iPhone 8 以前、iPad、iPod touch を再起動する

  1. 上部のボタン (またはサイドボタン) を、スライダが表示されるまで押し続けます。
  2. スライダをドラッグしてデバイスの電源を完全に切ります。
  3. デバイスの電源が切れたら、上部のボタン (またはサイドボタン) を再び、今度は Apple ロゴが表示されるまで押し続けます。

※ iOS 11 以降では、「設定」>「一般」>「システム終了」の順に選択して、デバイスの電源を切れるようになりました。その後サイドボタンを長押しして電源オンにすればOKです。

引用元:iPhone、iPad、iPod touch を再起動する|Apple

参考サイト:BleepingComputer

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