MSIは、2023年8月のプレビュー アップデート/オプションパッチをインストールした後に、Windows 10/11 PC環境にてブルースクリーン(BSoD)を引き起こす既知の問題を修正するBIOSアップデートをリリースしました。
同社によると、この問題は同社のIntel 700および600シリーズマザーボードにのみ影響し、根本的な原因は最近のマイクロコード・アップデートで出荷されたIntel Hybrid Architectureのファームウェア設定にあるとのこと。
現状MSIマザーボード限定の不具合のようですが、念のために各社の対応状況は確認しておいた方が良いかもしれません。
MSIマザーボードで8月のオプションパッチを適用するとBSoD「UNSUPPORTED_PROCESSOR」エラーが発生する問題の概要
MSIマザーボードで8月のオプションパッチを適用すると、BSoD「UNSUPPORTED_PROCESSOR」エラーが発生する問題の概要は以下の通りです。
- MSIは、一部のPCがクラッシュし、「ブルースクリーン(BSoD)」が表示される原因となったバグを修正しました。
- この問題は、MSIのIntel 700または600シリーズ マザーボードと組み合わせられた第13世代Intel Core i9プロセッサを搭載したシステムで発生しました。
- 3つの特定のバージョンのWindowsを実行しているPCのみがこのバグの影響を受けます。
- この問題は、2023年9月末までにリリースされる予定のBIOSアップデートで修正される予定です。
BSoDバグは、MSIのIntel 700および600シリーズのマザーボードを搭載した一部のシステムに影響し、Intelの第13世代Core i9(CPUID 0xB0671、OxBO6A2、およびOxBO6A3)を搭載したシステムに、KB5029351(Windows 11 22H2)、KB5029332(Windows 11 22H1)、およびKB5029331(Windows 10 22H2)をインストールした場合に発生するようです。
新しいBIOSアップデートには、Intel CPU uCode のアップデートが含まれ、「UNSUPPORTED_PROCESSOR」問題に関するメッセージは表示されなくなります。
なお、この新しいBIOSアップデートですが、今週中にMSIの公式サイトでインテル700シリーズと600シリーズ全モデルのBIOSがダウンロードできるようになり、9月末までにすべてのBIOSリリースが可能になる予定との事。
また、インテルはIntel Hybrid Architectureを採用した第13世代インテル・コア・プロセッサーのこの問題に対処するため、システム・メーカーに対し、更新されたマイクロコード・バージョン0x11Dおよび0x411Cをリリースしています。
この既知の問題に対処するためにこれまでにリリースされたBIOSアップデートの完全なリストは、以下の通りです。利用中のユーザーはダウンロードして適用してください。
影響を受けるマザーボード | BIOSダウンロードリンク |
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MEG Z790 ACE | Download |
MPG Z790 CARBON WIFI | Download |
MPG Z790 EDGE WIFI | Download |
MAG Z790 TOMAHAWK WIFI | Download |
PRO Z790-A WIFI | Download |
PRO Z790-P WIFI | Download |
PRO Z790-P | Download |
PRO Z690-A WIFI | Download |
PRO Z690-A | Download |
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