Microsoftが3月の累積的な更新プログラム(月例パッチ)を適用した後、特定の条件下で印刷すると、Windows 10デバイスがブルースクリーン(BSOD)でクラッシュする可能性があることを明らかにしました。
3月10日にリリースされた更新プログラムをインストールした後、一部のユーザーからプリンターを使うとPCにブルースクリーンが発生し、PCがクラッシュするとの報告が上がっていましたが、マイクロソフトもこれを認識し、不具合だと認めた形です。
内容としては、一部のアプリで特定のプリンターに印刷しようとすると、ブルースクリーンでAPC_INDEX_MISMATCHエラーが発生する場合があるとの事。現時点では京セラ、リコー、ゼブラの名前が挙がっています。
影響を受けるプラットフォームには、クライアントとサーバーの両方のWindowsバージョンが含まれるので、ユーザーの皆様はご注意ください。
特定のプリンターに印刷しようとするとエラーが発生する
■不具合の内容:
「KB5000802」などをインストールした後、一部のアプリで特定のプリンターに印刷しようとすると、ブルースクリーンを伴うAPC_INDEX_MISMATCHエラーが発生することがあります。
■影響を受けるプラットフォーム
・Client: Windows 10, version 20H2; Windows 10, version 2004; Windows 10, version 1909; Windows 10, version 1809; Windows 10 Enterprise LTSC 2019; Windows 10, version 1803
・Server: Windows Server, version 20H2; Windows Server, version 2004; Windows Server, version 1909; Windows Server, version 1809; Windows Server 2019; Windows Server, version 1803
■回避策:
問題となる更新プログラムをアンインストールすることでこの問題を回避できます。
KB5000802:Windows 10 2004 / 20H2およびWindowsServer 2004 / 20H2
KB5000808:Windows 10 1909およびWindowsServer 1909
KB5000822:Windows 10 1809およびWindowsServer 2019
KB5000809:Windows 10 1803およびWindowsServer 1803
また、更新プログラムをアンインストール出来ない環境や、上記の対処でも不具合が改善しない場合は、以下のサイトで紹介されている回避策をお試しください。
■対処状況:
現在マイクロソフトは原因を調査中です。
「インストールされた更新プログラム」を手動でアンインストール/削除する方法は以下の記事を参考にどうぞ。
また、コマンドプロンプトでのアンインストール方法もあります。
すべてのアプリケーションを閉じてコマンドプロンプトを開き、次のコマンドを入力することで、バグのある更新プログラムをアンインストールできます。
※削除する累積的な更新プログラムと一致するようにKB IDを置き換えてください。
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