Windows 11の緊急アップデート「KB5085516」が配信開始!Microsoftアカウントのサインイン問題を修正

Windows 11の緊急アップデート「KB5085516」が配信開始!Microsoftアカウントのサインイン問題を修正 Windows 11
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2026年3月21日(日本時間3月22日)、MicrosoftはWindows 11 Version 25H2 / 24H2を対象とした緊急のアウトオブバンド(Out-of-Band)アップデート「KB5085516」を公開しました。

このアップデートは、2026年3月10日(日本時間3月11日)に配信された月例更新プログラム「KB5079473」の適用後、一部のユーザーで発生していたMicrosoftアカウントでのサインイン失敗という深刻な不具合を修正するために、通常のスケジュールとは別枠で緊急リリースされたものです。

「インターネットに接続しているはずなのに、Teams・OneDrive・Edgeにサインインできない」という症状に心当たりのある方は、ぜひこの記事を参考にアップデートを確認してみてください。

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KB5085516リリースの背景:KB5079473が引き起こした問題とは

KB5085516はWindows 11 Version 25H2 および 24H2を対象としており、OSビルドはそれぞれ26200.803926100.8039です。

2026年3月10日にリリースされたKB5079473(Build 26200.8037)には、Bingベースのインターネット速度テストツール、ファイルエクスプローラーの検索バーの高速化、新しい絵文字16などの新機能が含まれていました。しかしこのアップデートが自動でインストールされた結果、一部のユーザーでMicrosoftアカウントを使用するアプリのインターネット接続が壊れる問題が発生しました。

具体的には、PCがインターネットに正常に接続されているにもかかわらず、OS側が誤って「インターネット未接続」と判断してしまうバグが発生。Microsoftアカウントを使用したサインインが必要なアプリで「インターネット接続がありません」というエラーが表示され、サービスを利用できなくなっていました。

Microsoftはこの問題をWindows 11 24H2のリリース正常性ページ(Windows release health)でも報告しており、KB5085516によって解決済みとして対応を完了しています。

 

KB5085516で修正された不具合の内容

Microsoftの公式サポートページによると、2026年3月10日以降にリリースされたWindowsの更新プログラムをインストールした後、一部のユーザーがMicrosoftアカウントを使用してアプリにサインインできなくなる問題が発生していました。デバイスがインターネットに正常に接続されているにもかかわらず、サインイン時に「インターネット接続なし」というエラーが表示され、Microsoft Teams FreeやOneDriveなどのMicrosoftサービスやアプリへのアクセスが妨げられていました。

また、Microsoftによると、この問題はPCが特定のネットワーク接続状態に入ったときに発生するもので、場合によっては自然に解消されることもあります。ただし、インターネット接続がない状態でPCを再起動した場合、問題が再発する可能性があるとのことです。

影響が確認されていたアプリは以下のとおりです。

  • Microsoft Teams Free(無料版Teams)
  • OneDrive
  • Microsoft Edge
  • Word / Excel / PowerPoint
  • Microsoft 365 Copilot
  • Outlook
  • Microsoft Store
  • フィードバックHub

なお、影響を受けるのはMicrosoftアカウントを使用したサインインのみです。企業向けにMicrosoft Entra ID(旧Azure AD)を使用してアプリ認証を行う環境はこの問題の影響を受けません。

 

KB5085516の適用対象とOSビルド番号

KB5085516の適用対象と、適用後のOSビルド番号は以下のとおりです。

バージョン 適用後のOSビルド番号
Windows 11 Version 25H2 26200.8039
Windows 11 Version 24H2 26100.8039

Windows 11 Version 23H2以前のバージョンは対象外です。月例更新KB5079473の配信対象が25H2と24H2に限られていたため、今回の緊急修正も同じ範囲となっています。

また、この更新プログラムにはAIコンポーネントのアップデートも含まれます。Image Search・Content Extraction・Semantic Analysisがいずれもバージョン1.2602.1451.0に更新されます。さらに、サービススタックの品質改善を目的としたサービシングスタック更新プログラム(KB5083532、ビルド26100.8035)も含まれています。

 

KB5085516のインストール方法

Windows Updateから手動でインストールする

KB5079473がインストールされている環境であれば、「設定」→「Windows Update」を開いて「更新プログラムのチェック」を押すとKB5085516が表示されます。KB5079473がインストールされていない場合は、まずKB5079473が先に適用されます。

KB5085516はオプションの更新プログラムとして提供されており、「利用可能になったらすぐに更新プログラムを入手する」の設定が「オン」の場合は自動でインストールされます。「オフ」になっている場合は「ダウンロードとインストール」ボタンを手動で押す必要があります。

Microsoft Updateカタログから手動ダウンロードする

Windows Updateがうまく機能しない場合は、Microsoft Updateカタログからオフラインインストーラー(.msuファイル)を直接ダウンロードしてインストールすることも可能です。ご使用のPCのアーキテクチャ(x64またはarm64)に合ったファイルを選択してダウンロードしてください。

Microsoft Updateカタログ(KB5085516)

企業環境(IntuneまたはWindows Autopatch)での適用

IT管理者がMicrosoft IntuneまたはWindows Autopatchを使用している場合は、Microsoftが提供する以下のガイダンスに従ってアウトオブバンドアップデートを配信することができます。

  • Microsoft Intune:「Expedite Windows quality updates in Microsoft Intune」
  • Windows Autopatch:「Deploy an expedited quality update using Windows Autopatch」

 

不具合の影響を受けていない場合は急いでインストールしなくてOK

この不具合の影響を受けていない方は、無理にインストールする必要はありません。Windows 11の更新プログラムは累積形式となっているため、KB5085516以降の更新プログラムにはすべてこの不具合の修正が含まれます。

次回の月例アップデートを待っても問題ありませんが、現在サインイン問題が発生していて業務や日常利用に支障をきたしている場合は、できるだけ早くKB5085516を適用することをおすすめします。

なお、現時点でMicrosoftはこのアップデートに関連した既知の不具合は報告していません。安心してインストールできる状態です。

 

まとめ:KB5085516はKB5079473の重大バグを修正する緊急パッチ

今回ご紹介したKB5085516は、2026年3月の月例更新プログラム(KB5079473)が原因で引き起こされたMicrosoftアカウントのサインイン問題を解消するための緊急アウトオブバンドアップデートです。MicrosoftはWindows 11 24H2のリリース正常性ページでもこの問題を把握・報告しており、KB5085516の配信をもって正式に解決済みとしています。

TeamsやOneDrive、Microsoft EdgeなどMicrosoftアカウントと連携するアプリでサインインできないという症状が出ている場合は、Windows Updateを確認してKB5085516を適用してみてください。問題が発生していないユーザーは、次回の月例アップデートまで待っても問題ありません。

Windows Updateは常に最新の状態に保ちながら、Microsoftの公式情報も定期的にチェックして、安全で快適なPC環境を維持しましょう。

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