本日、マイクロソフトが、2016年7月の月例パッチ/ Windows Update の配信を開始しました。今回は、緊急6件、重要5件の計11件が対象です。
現時点(2016年7月13日 PM21:00)では特に大きな不具合報告は上がっていません。
リモートコードが実行される脆弱性なども多いため、皆さん早目に更新しておきましょう。
また、Adobe Flash PlayerやReader, Acrobatの脆弱性も対策が行われています。これらを使用中の方は、併せてアップデートを確認しておきましょう。
※もしもWindows Update関連の不具合報告などあれば随時追記していきたいと思います。
2016年7月の「Windows Update」配信内容一覧
今回提供された2016年7月の「Windows Update」配信内容一覧は以下の通り。
MS16-084 Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (3169991)
緊急 リモートでコードが実行される ※要再起動
すべてのサポートされているリリースの Microsoft Windows 上の Internet Explorer
MS16-085 Microsoft Edge 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (3169999)
緊急 リモートでコードが実行される ※要再起動
すべてのサポートされているリリースの Windows 10 上の Microsoft Edge
MS16-086 JScript および VBScript 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (3169996)
緊急 リモートでコードが実行される ※再起動が必要な場合あり
Windows Vista、Windows Server 2008、およびWindows Server 2008 R2
MS16-087 Windows 印刷スプーラー コンポーネント用のセキュリティ更新プログラム (3170005)
緊急 リモートでコードが実行される ※再起動が必要な場合あり
すべてのサポートされているリリースの Microsoft Windows
MS16-088 Microsoft Office 用のセキュリティ更新プログラム (3170008)
緊急 リモートでコードが実行される ※再起動が必要な場合あり
Microsoft Office 2007、Office 2010、Office 2013、Office 2013 RT、Office 2016、Office for Mac 2011、Office 2016 for Mac、Office 互換機能パック、Excel Viewer、Word Viewer、SharePoint Server 2010 上の Word Automation Services、SharePoint Server 2013 上の Word Automation Services、Office Web Apps 2010、Office Web Apps 2013、SharePoint Server 2016、および Office Online Server
MS16-089 Windows 保護カーネル モード用のセキュリティ更新プログラム (3170050)
重要 情報漏えい ※要再起動
すべてのサポートされているリリースの Microsoft Windows 10
MS16-090 Windows カーネルモード ドライバー用のセキュリティ更新プログラム (3171481)
重要 特権の昇格 ※要再起動
すべてのサポートされているリリースの Microsoft Windows
MS16-091 .NET Framework 用のセキュリティ更新プログラム (3170048)
重要 情報漏えい ※再起動が必要な場合あり
サポートされているリリースの Microsoft Windows 上のサポートされているリリースの .NET Framework
MS16-092 Windows カーネル用のセキュリティ更新プログラム (3171910)
重要 セキュリティ機能のバイパス ※要再起動
Microsoft Windows 8.1、Windows Server 2012、Windows Server 2012 R2、Windows RT 8.1、および Windows 10
MS16-093 Adobe Flash Player のセキュリティ更新プログラム (3174060)
緊急 リモートでコードが実行される ※要再起動
Microsoft Windows 8.1、Windows Server 2012、Windows Server 2012 R2、Windows RT 8.1、および Windows 10
MS16-094 セキュア ブートのセキュリティ更新プログラム (3177404)
重要 セキュリティ機能のバイパス ※要再起動
Microsoft Windows 8.1、Windows Server 2012、Windows Server 2012 R2、Windows RT 8.1、および Windows 10
引用元:2016 年 7 月のセキュリティ情報 (月例) – MS16-084 ~ MS16-094|Microsoft TechNet
Adobe製品やJavaのUpdate、QuickTime for Windowsのアンインストールもお忘れなく!
Adobe ReaderやFlash、Javaなどの脆弱性も頻繁に修正されています。ぜひ一度「MyJVN バージョンチェッカ」で確認してみることをおすすめします。月に1回程度はきちんと最新版にアップデートされているか確認しておくと安心です。
そしてQuickTime for Windowsもサポートが終了しました。すでに脆弱性の報告も上がっています。早急にアンインストールしておくことをおすすめします。
・今すぐアンインストールを!Appleが「QuickTime for Windows」のサポートを終了!すでに脆弱性もあり!
コメント
昨日ですね。やりました。メールソフトで受信が遅いです。ためしに送信をやってみたら、それはいつも通りできます。受信にすごく時間がかかります。今までは別になんともありませんでした。それが不具合なのか、プロバイダのサーバーの関係なのか、はわかりません。
ご報告ありがとうございます。
その後メール受信の状況はいかがでしょうか?また何かありましたらご報告頂ければ幸いです。
はい、もちろんご報告します。使っているのはEdMaxというフリーソフトです。今までWindowsのバージョンが上がっても、普通に使えました。1.受信に時間がかかりすぎる、2.受信フォルダに表示されない、4.受信終了にならない、4.しかし、フィルタのフォルダには、入っている(ヘッダだけテキストファイルで残って、本文はサーバーで削除されます)という状況です。Internet Exploreの時のように、不具合が出たのかもしれません。しばらくは不便かもしれませんね。
解決しました。上に書いた(下かな?)1.2.3.のことはすべてなくなりました。その前に「ノートンインターネットセキュリティ」のことについて書きます。今日、ノートンで「エラー8506,421」と出ました。ノートンのサポートページを見てみると、「再起動する、再起動後も問題が解決しない場合、ノートン製品をアンインストールし再インストールする必要があります。」ということなので、まず再起動しました。そうしたら、解決しました。ただし、常駐なのでタスクバーの左ににノートンのアイコンがあるのですが、クリックしても起動しないので、タスクバーの左に「ピン留め」してそのアイコンをクリックしたら、起動しました。ノートンのことが解決したら、メールソフトのことも解決しました。Windows10にした時も「ノートン製品がありません」となるので、あわてたことがありますが、ノートンがいつも関係していますねえ。長くなりましたが、報告します。
丁寧なご報告ありがとうございます!
ノートンが悪さをしていたのですね~。自分もずっとノートンを愛用していましたが、最近プロバイダが無料でカスペルスキーを提供してくれるようになり、現在は乗り換えています。
とりあえず無事解決されたようで何よりです(*´ω`)
それがまた続きです。1.2.4.4.になっていますね。すみません。今パソコンを電源ONにして(再起動じゃなくて)、タスクバーの右にあるノートンのアイコンをクリックしたら、なんと起動しました。なんだ、動くんだ。再起動しても同じようなことだと思うんですが、微妙に違いがあるんですね。タスクバーの左、ノートンのクリップ留めにしたアイコンを削除しました。これでいつもの状態に戻りました。
引き続きのご報告ありがとうございます!
とりあえず元通りになったようで良かったです(*´ω`)