2026年3月26日にMicrosoftがリリースしたWindows 11向けの最新プレビュー更新プログラム「KB5079391」が、配信開始からわずか数日で一時停止となりました。インストール時にエラーコード「0x80073712」が発生するケースが報告されており、Microsoftが調査・対応を進めています。
「Windows Updateを実行しようとしたらエラーが出て失敗した」「KB5079391がうまくインストールできない」という方は参考にどうぞ。現在の状況と、ユーザーがとるべき対応について解説します。
KB5079391とはどんな更新プログラムか
KB5079391は、2026年3月26日に公開されたWindows 11(バージョン24H2および25H2)向けの非セキュリティ系プレビュー更新プログラムです。適用後のOSビルドは26200.8116および26100.8116となります。
今回のアップデートには多彩な機能改善が盛り込まれており、代表的なものとして次のような内容が挙げられます。
まず、ナレーター(Narrator)機能の強化として、Copilotとの連携によりすべてのWindows 11デバイスで画像の説明を読み上げられるようになりました。また、これまでクリーンインストールが必要だったSmart App Controlの設定変更が、設定メニューから直接オン・オフできるようになっています。ディスプレイ面では1000Hz超の高リフレッシュレートへの対応が追加されたほか、ファイルエクスプローラーの操作性改善やWindows Hello指紋認証の安定性向上なども含まれ、全体的に完成度の高いアップデートとして期待されていました。
しかし、リリース直後からインストールに失敗するユーザーが相次いで報告されたため、Microsoftは速やかに配信の一時停止を決定しました。
エラー「0x80073712」とは何か
今回の配信停止を引き起こしたのが、インストール時に発生するエラーコード「0x80073712」です。
このエラーが発生すると、画面には次のようなメッセージが表示されます。
「Some update files are missing or have problems. We’ll try to download the update again later. Error code: (0x80073712)」
(更新ファイルが見つからないか、問題があります。後で再度ダウンロードを試みます。エラーコード:0x80073712)
エラーコード「0x80073712」は、Windowsのコンポーネントストアが破損している場合や、更新に必要なファイルが欠落・損傷している場合に発生することが知られています。システムの根幹に関わるエラーであるため、自己判断で何度もインストールを繰り返すのではなく、Microsoftの公式対応を待つことが重要です。
MicrosoftがKB5079391の配信を一時停止
Microsoftはこのエラーの発生を確認し、問題の影響がこれ以上広がることを防ぐため、KB5079391のロールアウトを一時的に停止しました。その結果、現在はWindows Update経由でこのアップデートが提供されない状態となっています。
Microsoft公式サポートページ(KB5079391)には、現時点で以下の既知の不具合として掲載されています。
「Rollout of this update is temporarily paused due to installation error 0x80073712」
(インストールエラー0x80073712のため、この更新プログラムのロールアウトは一時的に停止されています)
2026年3月30日時点では、影響を受けるデバイスの範囲や不具合の根本的な原因、配信再開の時期はいずれも明らかにされていません。Microsoftは調査が完了次第、公式サポートページを通じて情報を共有するとしています。なお、次の月例アップデートは2026年4月を予定しており、それまでに何らかの対応が行われる可能性があります。
現時点でユーザーがとるべき対応
KB5079391の配信は現在停止されているため、通常のWindows Updateを実行しても、このアップデートは自動的に提供されない状態です。焦って手動インストールを試みる必要はありません。
もしすでにインストールを試みてエラーが出ている場合は、以下の点を確認してください。
① そのまましばらく待つ
Microsoftが問題を修正して配信を再開するまで待つのが最も安全な対応です。公式サポートページに随時情報が更新されますので、こまめにチェックしておくとよいでしょう。
② Windows Updateのトラブルシューティングを実行する
「設定」→「システム」→「トラブルシューティング」→「その他のトラブルシューティング ツール」から、Windows Updateのトラブルシューティングを実行すると、エラーの原因を自動で診断・修復できる場合があります。
③ 手動インストールは避ける
現時点でMicrosoftが意図的に配信を停止しているため、Microsoft Update Catalogなどから手動でKB5079391をダウンロード・インストールすることはお勧めできません。修正版が公開されるまで待ちましょう。
まとめ:Microsoftの修正完了を待つのが賢明
今回の件を整理すると、以下のとおりです。
- 対象OS:Windows 11 バージョン24H2・25H2
- 問題の更新プログラム:KB5079391(2026年3月26日リリース)
- 発生するエラー:0x80073712(更新ファイルの欠落・損傷)
- 現在の状況:Microsoftが配信を一時停止中
- 再開時期:未定(2026年3月30日時点)
現時点では、Windows Update経由でKB5079391が配信されることはないため、特別な操作を行わずにMicrosoftの公式対応を待つのが最善です。最新情報はMicrosoft公式サポートページ(KB5079391)にてご確認ください。

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