Windows 11:WSLのミラーネットワークモードでVPN接続に不具合が発生

Windows 11:WSLのミラーネットワークモードでVPN接続に不具合が発生 Windows 11
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2025年10月29日にリリースされたWindows11 25H2 / 24H2向けオプションパッチ (KB5067036)、またはそれ以降の更新プログラムを適用した後、Windows Subsystem for Linux (WSL) の「ミラーネットワークモード」において、一部のサードパーティ製VPNとの間でネットワーク接続の問題が発生していると、Microsoftが報じています。

利用中のユーザーはご注意ください。

Windows Home または Pro エディションのホームユーザーがこの問題に遭遇する可能性は低いです。この問題は主に、DirectAccess を含む VPN 経由の企業リソースへの接続に影響します。

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影響を受けるOSバージョン

  • Windows 11 バージョン 24H2 および 25H2
  • Windows Server 2022 (バージョン 23H2 / 24H2)

 

発生する症状

  • WSL内で「No route to host」エラーが表示され、VPN経由での企業リソースなどへのネットワークアクセスができなくなる。
  • ホストOS(Windows側)からは同じ宛先に問題なくアクセスできるにもかかわらず、WSL内でのみ接続に失敗する。
  • VPNに依存するサービスが利用不能になる。

 

不具合の原因

この問題は、VPNアプリケーションの仮想インターフェースがARP (Address Resolution Protocol) 要求に応答しないことによって発生します。

WSLのミラーネットワークモードは、ホストOSのネットワーク設定をWSLに複製しますが、この新しいネットワーク構成が原因で、Cisco Secure Client (旧Cisco AnyConnect) や OpenVPN など一部のVPNソフトウェアの仮想インターフェースとの間でARP応答に関する非互換性が発生していると考えられます。

 

影響を受けるVPN

  • Cisco Secure Client (旧Cisco AnyConnect)
  • OpenVPN

 

対処法

この問題は現在Microsoftによって調査中です。追加情報が入れば追記いたします。

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