iPhone X レビュー:良い点・悪い点まとめ。総じて良く出来ているがFace IDに不満あり。

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iPhone X レビュー:実際に使ってみて分かった良い点・悪い点。
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久しぶりに発売日に無事入手できたiPhone X。

とりあえず購入して3日目ではありますが、現状感じているiPhone Xの良い点と悪い点を管理人なりにまとめておきたいと思います。素晴らしい仕上がりではありますが“Face ID”を中心に不満もあります。特に日本人特有のある習慣には注意が必要。

高い買い物ですので、いろいろなサイトのレビューをしっかり読んで「iPhone X」の購入を検討してくださいね。今回はiPhone 7 PlusからiPhone Xに機種変更した際に感じたことを中心にまとめておきます。

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iPhone Xのファーストインプレッションはコンパクトで軽い!という事。

iPhone Xのファーストインプレッションはコンパクトで軽い!という事。

auショップで機種変更し、初めてiPhone Xを手にもって感じたのは“思ったよりも軽くて小さい(コンパクト)”という点。些細な違いではありますが、毎日手にもって慣れ親しんでいる分、微妙な重さや大きさの違いは感じやすいものです。

iPhone 7 Plus:158.2 × 77.9 × 7.3 mm / 188 g
iPhone X:143.6 × 70.9 × 7.7 mm / 174 g(公称値と実測が同じなのは地味に凄いです。)

これだけコンパクトなら、女性など手の小さめな方には持ちやすくて嬉しいのではないでしょうか。個人的にもジーパンのポケットにスムーズに入るようになり、予想外の出来事に驚いています。(iPhone 7 Plusなどはパンパンになって入らなかった。)

 ディスプレイサイズサイズ(縦×横×幅)重さ
iPhone 74.7インチ/IPS液晶
1,334 x 750ピクセル解像度、326ppi
1,400:1コントラスト比(標準)
138.3 × 67.1 × 7.1 mm138 g
iPhone 7 Plus5.5インチ/IPS液晶
1,920 x 1,080ピクセル解像度、401ppi
1,300:1コントラスト比(標準)
158.2 × 77.9 × 7.3 mm188 g
iPhone X5.8インチ/OLED(有機EL)
2,436 x 1,125ピクセル解像度、458ppi
1,000,000:1コントラスト比(標準)
143.6 × 70.9 × 7.7 mm174 g
iPhone 84.7インチ/IPS液晶
1,334 x 750ピクセル解像度、326ppi
1,400:1コントラスト比(標準)
138.4 × 67.3 × 7.3 mm148 g
iPhone 8 Plus5.5インチ/IPS液晶
1,920 x 1,080ピクセル解像度、401ppi
1,300:1コントラスト比(標準)
158.4 × 78.1 × 7.5 mm202 g

また、ディスプレイは過去最大の5.8インチとなりつつ、ベゼルレスデザインで本体の大きさはiPhone 8 PlusとiPhone 8の中間ぐらい。重さも174gと丁度中間的な感じです。

ちなみにiPhone 7 PlusとiPhone Xの大きさを比較するとこんな感じ。一回り小さい感じですが、ディスプレイサイズは5.5インチ→5.8インチと大きくなっています。

iPhone 7 PlusとiPhone Xの大きさ比較

 

iPhone Xになってホームボタンが無いのは全く問題ないというか今は無い方が使いやすい。

iPhone Xになってホームボタンが無いのは全く問題ないというか今は無い方が使いやすい。

当初ホームボタンが無くなることに不安を感じていましたが、従来機種でのコントロールセンターを出す「下から上にスワイプ」がホームボタンの役割を果たしており、すでに2日目にしてこちらの方が使いやすくなってきました。(iPhone 7とかでもついついスワイプしちゃう。)

使い始めこそホームボタンが無いことに違和感を感じていましたが、iPhone Xのスワイプ操作に慣れてくるとわざわざボタンを押す手間がなくなり、サクサク操作出来てかなりいい感じです。まあ、いまだにホームボタンを押すことが体に染みついており一瞬操作に戸惑うことはありますが、徐々に慣れていけば問題なくなるでしょう。

アプリスイッチャーも「画面下部から少し上にスワイプしたまま指を止める」で表示されます。タイミングを覚えればこれも問題ないです。また、画面下部に表示されている横線部分を左右にスワイプすれば、アプリを簡単に切り替えが可能です。Apple Payはサイドボタンを2回押しで起動します。

そのため、“ホームボタンが無い”こと自体は個人的に全く問題ありません。ただし、“Touch ID”が無くなったことは大きなネガティブポイントです。これは後述します。

 

iPhone XのOLED(有機EL)は思っていた以上に良かった。

iPhone XのOLED(有機EL)は思っていた以上に良かった。

当初はiPhone XのOLED(有機EL)にはそれほど期待していませんでした。むしろ個人的には経年劣化の問題や焼き付き問題などを心配し、従来の液晶の方が良かったのになあ。なんて思っていました。

しかしながら、実際にiPhone Xが届いてiPhone 7 Plusと見比べてみると、その発色の良さには正直驚かされました。特に白色が本当に白い。従来のiPhone 7 Plusも十分綺麗に感じていましたが、見比べてみるとiPhone 7 Plusの白色はやや青みがかって見えます。

iPhone XのOLED、個人的には十分体感できるレベルでちょっと感動しました。後は「Pixel 2」のような焼き付き不具合が出ないことを祈っています。

 

Face IDの使い勝手は正直微妙。利用状況次第では不満が多い。日本人特有の“マスク”装着とは非常に相性が悪い。

Face IDの使い勝手は正直微妙。利用状況次第では不満が多い。日本人特有の“マスク”装着とは非常に相性が悪い。

続いてはiPhone X最大の目玉機能である“Face ID”について。認識精度自体は初期の“Touch ID”と比べると問題なく感じますが、やや認識速度は最新の“Touch ID”に比べると遅く感じます。ワンテンポ遅れる印象。

ただし、iPhone Xを手に持って操作する際にはそれほど問題ありません。

iPhone Xを手に持つ→“Face ID”で自動的に施錠から開錠の状態に→上にスワイプでロック解除

とそれなりに快適。ですが、従来機種に比べるとスワイプ操作が余計になりますね。これは地味にストレス。

iPhone 7 Plusを手に持つ→ホームボタンの“Touch ID”でロック解除

便利な事例もあります。例えば「1Password」アプリなどでの認証に関しては非常に便利。アプリを起動してカメラを見るだけでアプリの認証作業が完了します。これについては素晴らしいと思います。

しかしながら、“Face ID”にはいくつか問題点もあります。これが個人的には致命的。

  1. “Face ID”はカメラを向かないと認証されないので、デスク上に平置きして操作する際にはiPhone Xを覗き込む必要がある。非常に面倒。
  2. マスクを着けていると“Face ID”は認識しない。
  3. 夜間もある程度は暗闇の中で認識するが、認識率は低下する。

まずは①、当たり前ですが“Face ID”で認証するにはカメラに顔を認識してもらう必要があります。当初はかなり広い範囲で認識できるんだろうな~と楽観視していましたが、実際に使ってみるとその認識範囲は意外と狭いことが分かりました。

そのため、デスク上に平置きしているとタップしても鍵マークが施錠から開錠にならないことが多く、結局【タッチしてスリープ解除→iPhone Xを覗き込む→“Face ID”で開錠→上にスワイプしてロック解除】と何してるのか意味不明な状態。従来の“Touch ID”ならホームボタン押すだけで解決できたんですけどねえ、、、デスク上でiPhone Xを使うなら、スマホスタンドは必須かと思います。普段デスク上に平置きして使用することが多い方は注意が必要です。

Face IDの使い勝手は正直微妙。利用状況次第では不満が多い。日本人特有の“マスク”装着とは非常に相性が悪い。

次に②、自分は医療系という仕事柄、マスクを着けて仕事していますが、マスクを装着していると全く“Face ID”は認証してくれません。現状100%不可です。そのため、iPhone Xを使う際には6桁のパスコードを毎回入れるか、マスクを外してiPhone Xを覗き込む必要があるんです。先ほどに加えるとこんな感じ。【マスクを外す→タッチしてスリープ解除→iPhone Xを覗き込む→“Face ID”で開錠→上にスワイプしてロック解除→マスクを装着】。使い始めはこの作業が非常に苦痛で、正直言って購入したことを後悔したほど。従来の“Touch ID”ならホームボタン押すだけで解決できたんですけどねえ、、、添付文書の確認とか面倒になりました。

そしてこれからの季節、花粉症対策やのどの加湿など、マスク全盛の時期になります。しかし悲しいことに、iPhone Xを持っていると電車の中などでも使う際にはマスクを外しておく必要があります。パスコードでもいいけど、非常に手間ですしね。これだけマスクを日ごろから使っているのはおそらく日本人ぐらい。以前鳥インフルエンザ大流行の時期にラスベガスに行った際には、「マスクを着けている人=日本人」でしたからね。Appleも大きな誤算の可能性もあります。

最後に③、これも地味に痛い。寝ている際など、ちょっと通知を確認したい時ってありますよね?暗闇の中でも一応“Face ID”は反応してくれます。しかしながら横向きのままなどでは反応しないこともあります。そのため、一度顔を上げて認証する必要がある場合も。これも従来の“Touch ID”なら以下略。

という事で、個人的にiPhone X最大のネガティブポイントはこの“Face ID”にあります。普段手に持って操作することがほとんどな方には問題ないと思いますし、便利な状況もありますが、管理人のように普段デスク上に平置きして使う機会が多い方は注意が必要。毎回覗き込んで認証させるのは地味にしんどい。“Touch ID”も併設してくれれば問題なかったんですけどね。

何らかのテコ入れも入らず、次期「iPhone X-2(仮称)」も同様に“Face ID”のみで行くなら、個人的には買わないかもしれません。せめて認証する角度を広げるのと、認証精度を上げてほしいものです。マスクまで対応しろというのは酷かもしれませんが、やっぱり“Touch ID”は欲しいですね。

ソフトウェア面で対応できるとすれば、パスコードのみ設定時のように「“Face ID”使用時も認証後10分間は再認証不要」などの設定を追加することぐらいでしょうか。セキュリティ面は弱くなりますが、利便性を考えればありかなとも思います。

※“Face ID”には学習機能があるようなので、今後精度が上がっていく可能性はあります。あくまでも現時点でのレビューとなります。

 

ゲーム好きはご注意を!横幅が狭くなり、ゲームの迫力は劣化。

iPhone 7 PlusとiPhone Xの大きさ比較

iPhone Xのディスプレイサイズは5.8インチと過去最大ですが、実は横幅は従来のiPhone 7 Plusなどの方が広いんですよね。

そのためiPhone Xは、iPhone 7 Plusに比べて横幅が狭まって縦に伸びたという事になります。

これにより、縦方向の表示量は増えたのでブラウジングや読書など、文字や1ページ内に表示する情報量は増えました。確かに快適ではあります。

しかしながら、ことゲームに限っては、横幅が狭まったことで画面サイズがコンパクトになってしまい、まるでiPhone 7などのように1サイズディスプレイが小さくなった印象を受けます。ゲーム好きなユーザーさんはご注意を。来年には6.4インチの「iPhone X Plus」が発売されるとの情報もあります。そのため来年まで待ってみるのも一つの手段かもしれません。

 

まだiPhone Xに対応していないアプリも多い。

まだiPhone Xに対応していないアプリも多い。

そしてもう一点。これはしょうがないし、初めから分かっていたのですが、現時点ではiPhone Xの画面サイズに対応していないアプリも多いです。Google系のアプリもまだ全然未対応ですし、au系のアプリが未対応なのには変な笑いが出ました。

いずれは対応も進むでしょうが、せっかく大画面のiPhone Xを購入しても宝の持ち腐れになります。そのためガジェット好きでなければ、もう少し対応が進むのを待ってから購入するか、来年の新型まで待つのも賢い方法かもしれません。

 

なんだかんだでiPhone Xは高い。

もう最後は愚痴みたいなものですが、iPhone X、いくら256GBとはいえ14万オーバーは高いです。そこそこのパソコンが買えます。これで不満が全くなければ、もしくはTouch IDがせめて搭載されていれば、ある程度満足していたと思うのですが、現状iPhone 7 Plusに比べて不便になった点が多く、個人的には高い買い物だったなと感じています。これでせめて10万ぐらいならまた印象も変わったんでしょうけどね。

ちなみに、14万出せるなら「iPhone 8 + Apple Watch Series 3」を買ってもお釣りが来ます。この方が実用的かもしれません。悲しいけど。

 

iPhone X レビューまとめ!未来感ハンパない素晴らしい仕上がり!とは若干言えない。

iPhone X レビューまとめ!未来感ハンパない素晴らしい仕上がり!とは言えない。

本当は「未来感ハンパない素晴らしい仕上がり!」なんてタイトル付けたかったんですよ。でも実際に使ってみると意外と当初思っていたのと違うというか、不便な点も多いんですよね。

確かにOLEDの発色は素晴らしいですし、ホームボタンを無くした英断は支持します。操作性はよく考えられていると思います。A11チップも十分速いし、カメラもきれいです。総じて良く出来た素晴らしいスマホに仕上がっています。ワイヤレス充電も使えばきっと便利でしょう。まだ使ってないけど。

総じて好意的な評価の出来るiPhone Xですが、最大の売りである“Face ID”の使い勝手が個人的にはあまりよくありません。普段手に持って操作することがほとんどな方ならおそらく問題ないでしょう。“Touch ID”に比べれな認証速度はやや劣りますが、それでも日常使用なら問題ないレベルには仕上がっていると思います。画面を見ながら上にスワイプすれば、ちょうど顔認証が終了すると同時ぐらいのタイミングでロック解除できます。

しかしながら、管理人のようにデスク上にiPhoneを平置きして使う事が多いユーザーは注意が必要。毎回iPhone Xを覗き込む必要があるし、場合によってはスマホスタンドの使用を検討しないといけないでしょう。マスクの件はそこまで求めるのは無理にしても、認証する角度がやや厳しい。学習機能で精度は上がっていくかもしれませんが、角度は変わらないですよね、きっと。せめて“Touch ID”がディスプレイ内に埋め込み、もしくはサイドボタンや背面に設置されていれば、「未来感ハンパない素晴らしい仕上がり!」と絶賛していたと思います。

後は微妙にディスプレイの横幅が狭まったのは残念ポイント。もう少しベゼル削るか、やはり「iPhone X Plus」を同時に発売するかも検討してほしかった。ただコンパクトになった利点もあって、ジーパンのポケットにスッと入るようになったは評価ポイントです。価格は、、人それぞれなので評価は控えましょう。

基本的にはApple大好きな管理人。初代Apple Watchも最初は微妙な点も多かったですが、それでもこれほど大きな不満はありませんでした。基本的な時計機能と通知機能がストレスなく動作していたためだと思います。

しかし今回のiPhone Xは、毎回使用する“Face ID”の使い勝手に問題があります。これは致命的。今後のアップデートでなんとかなるとも思えないし、“Face ID”に合わせた生活スタイル/使い方に変えていく必要があります。奥様に以前と今回の認証の違いを説明したら苦笑いされました。マスク外して覗き込んで認証してスワイプしてマスクして、、、って苦行か!!Touch IDを返してください。。。

 

という事で、今回はやや辛口なレビューになってしまいました。ただし、あくまでも管理人の使用環境と普段のiPhoneを使用するスタイル(デスクに平置き)に原因があります。逆に、普段マスクもしないし手に持ってiPhoneを操作することが多いなら、ほとんど不満は出ないかと思います。実際自分も、“Face ID”以外にはほぼ不満はありません。ホームボタンが無くなったのは逆に評価しても良いぐらいです。手にもって操作していると良い製品だなと思うんですけどね。

以上、iPhone Xのレビューでした。購入を検討中の皆さん、ぜひ色々なiPhone Xレビューをよく読んで、購入をじっくり検討してみてくださいね。個人的には来年の新型まで待つのもアリかもなあ。。。というのが率直な感想です。

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