ファーウェイ製スマホ利用者は要注意。GoogleがHuaweiのAndroidサポートを停止との報道。一応docomoにも聞いてみた。

ファーウェイ製スマホ利用者は要注意。GoogleがHuaweiのAndroidサポートを停止との報道。一応docomoにも聞いてみた。 news
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HuaweiはAndroidスマホやタブレット、そしてWindows PCでも、価格を抑えつつ高性能な製品、もしくはコスパに優れた格安端末を多数展開しており、すでに所有している方も多いかと思います。

しかしながら、以前から安全保障上のリスクがあるとのことで、アメリカはHuaweiを名指しで敵視していました。特に5G関連の覇権をHuawei(中国)に握られるかどうかの瀬戸際だったことも影響しているのではないかと噂されています。そんな中、ドナルド・トランプ大統領は「情報通信上のリスクがある外国製品の取引を禁止する」という大統領令に署名したと言われており、Huawei排除が進むものと予想されていました。

そして本日、ロイターが「グーグル、ファーウェイとの一部ビジネス停止」との一報を出したのです。

すでにファーウェイ製品を所有しているユーザーは、今すぐスマホなどの製品が使えなくなる可能性は低そうですが、今後の情報には注意が必要です。また、今後日本での新製品発売は難しくなるかもしれません。とりあえず現状の情報と、ドコモに今後の発売予定などを聞いてみたので、簡単にまとめておきたいと思います。

※2019年5月20日現在の情報です。
※まだ不確定な情報も多いのでご注意を。

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グーグルがファーウェイとの一部ビジネス停止との報道。

ロイターが本日、「米グーグル、ファーウェイとの一部ビジネス停止=関係筋」との報道を発表しました。

米商務省は5月16日、米政府の許可なく米企業から部品などを購入することを禁止する「エンティティーリスト」にファーウェイと関連68社を追加しており、関係各所の対応が注視されていました。

そんな中発表された今回のグーグルの対応。これによってファーウェイは、無料で一般公開されているAndroid Open Source Project(AOSP)にて入手可能なAndroid OSにはアクセスできるものの、グーグルに特許権があるアプリとサービスへのアクセスや、テクニカルサポートなどは停止される模様。これにより中国国内での影響は軽微と思われますが、中国国外向けにはGoogleの「Playストア」アプリなどのGoogle謹製アプリが搭載できなくなり、実質新機種の発売は出来なくなる可能性が高そうです。

参考:
第820回:AOSP とは|ケータイ Watch
Googleがファーウェイに対してAndroidのサポートを中止へ|TechCrunch

 

既存ファーウェイ製品所有者は使い続けることは可能。アプリのアップデートも出来るみたい。

ここで気になるのが、現在すでにファーウェイ製のAndroid スマホを所有しているユーザーはどうなるのかという点。

まだハッキリとしない部分もありますが、既存のファーウェイ製品を保有しているユーザーは、Android OSのアップデートこそ出来なくなる可能性が高いものの、インストール済みのGoogle「Playストア」アプリの利用や、既存のGoogleアプリのアップデートなどは可能となる見込み。今すぐスマホが使えなくなるわけではないようです。

それでも、ファーウェイはOSのアップデートが速く、それを楽しみにしていたユーザーも多いと思うので、その点は残念かと思います。また、セキュリティ的なアップデートが適用されるのかどうかも気になるところ。

この辺りの対応については、今後のGoogleやHuawei公式、docomoなどの携帯各社の公式発表を待ちましょう。

参考:
GoogleがHuaweiのAndroidサポートを停止、今後のHuaweiスマホはGoogle PlayなどのGoogleサービスが一切利用できなくなる模様|Gigazine
GoogleのHuawei向けサポートが停止すると何が変わるのか? 発売済み端末への影響は?|engadget

 

現時点でdocomoの「HUAWEI P30 ProHW-02L」の発売中止予定は無し→事前予約の受け付け停止に

現時点でdocomoの「HUAWEI P30 ProHW-02L」の発売中止予定は無し。

一応管理人はdocomoユーザーなので、早速サポートに今夏発売予定の「HUAWEI P30 ProHW-02L」について、情報が無いか聞いてみました。

電話をした段階(2019.5.20)で確認を取ってもらったところ、現時点では特に発売予定に変更はないそう。ただ、今後の対応によっては、変更になる可能性もあると教えていただきました。

すでにファーウェイ製品を携帯各社も多数取り扱っているので、既存の所有者向けの対応や、今後の新製品発売などに関しては、改めて発表があるものと思われます。

【追記】その後、ソフトバンクやAUに続き、ドコモも「HUAWEI P30 ProHW-02L」の予約受付を停止と報道されました。おそらく発売は難しいかと予想されます。

 

しばらく中華製スマホやタブレット、PCの購入は慎重にした方が良いかも。

中華製スマホやタブレット、PCは、昔は安かろう悪かろうな製品が多かったですが、最近はHuaweiやXiaomiなど、下手な日本企業よりもしっかりした製品を作り出してくる企業も増えてきていると思います。

しかしながら、どうしてもセキュリティ面などは中国政府の意向を組み込んでいる可能性もあり、どこまで信用してよいのか悩む部分もありました。もちろん、一般的な個人ユーザーなら「バックドア?あったとしても個人なら問題ないのでは?そもそも本当に危険なバックドアなんてあるの?」という感じかもしれませんが、ここまで米中国家間の問題になってくると、もうどうしようもないと思います。

以前はZTEでも同様の事例がありましたが、今回のファーウェイの件は“5Gインフラ”という、より通信の基幹部分に関する問題を含んでいるので、そう簡単に制裁解除されないのではないかと個人的には予想しています。

参考:「ファーウェイの5G」という踏み絵|Newsweek

という事で、現時点ではXiaomiなどは話題に上ることもないですし、ASUSは台湾企業なので、おそらく米国の制裁を受けることもまずないでしょう。ただ、今後の情勢次第ではどう転ぶか分かりません。

今後我々一般ユーザーがスマホやタブレットを買う際には、Apple製品のiPhoneかiPad、もしくはAndroid機なら米国製(Google Pixelシリーズ)や国産メーカー(Xperiaなど)のモノを選んだ方が安心かもしれませんね。

なお、今後詳細な情報が入り次第、またお伝えしたいと思います。すでにファーウェイ製品を購入済みのユーザーが不利益を被らないよう、各社には努力してほしいものですね。

画像引用元:Android 9 Pie

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