日本マイクロソフトが本日、正式に日本でも新型「Surface Pro」、クリエイター向け一体型デスクトップ「Surface Studio」、学生向けの安価な「Surface Laptop」を発売することを発表しました!
まず新型「Surface Pro」ですが、実質的に「Surface Pro 4」の後継モデルとなり、外観は大きく変わらないものの、20%のパフォーマンス向上や長時間駆動、そしてCore m3とCore i5搭載モデルは待望のファンレス化を実現しています。そして2017年秋頃には、これまた待望のLTE対応モデルが追加予定!個人的には納得の出来栄えです。
次にクリエイター向け一体型デスクトップの「Surface Studio」。こちらは海外ではすでに発売されていますが、日本でも正式に発売となります。クリエイター向けというだけあって、28インチで解像度4500 x 3000(192ppi)のディスプレイをはじめ、高性能なスペックを満載!価格は¥415,584(税込)からとなっています。うーん、いろいろ凄い。
最後は先日記事にもした「Windows 10 S」を搭載した学生向け安価なラップトップ「Surface Laptop」です。まだ価格の詳細は出ていませんが、10万円台程度からの販売になるのではないかと思います。OSは制限版の「Windows 10 S」ですが、期間限定で「Windows 10 Pro」への無償アップグレードに対応している※1との話もあり、場合によっては安価でスタイリッシュなノートパソコンとしても楽しめそうな感じです。個人的には意外と気になっているモデルです。
※1:2017年12月31日まで、Windows 10 Proに無料で切り替える事が可能。
今日はスペック面や価格など、サクッとまとめておきたいと思います。
新型「Surface Pro」の価格、スペックまとめ!
まず初めに、新型「Surface Pro」の価格、スペックをまとめておきます。
特徴としては、先ほども書いたように、20%のパフォーマンス向上や長時間駆動、そしてCore m3とCore i5搭載モデルは待望のファンレス化を実現しています。外観は大きく変わっておらず、マイナーアップデートの印象ですが、ITメディアの評価はなかなか良いようです。
新型「Surface Pro」のスペック
寸法 | 292 mm x 201 mm x 8.5 mm |
ディスプレイ | スクリーン: 12.3 インチ PixelSense™ ディスプレイ 解像度: 2736 x 1824 (267 PPI) 縦横比: 3:2 タッチ: 10 点マルチタッチ対応 |
メモリ | 4 GB、8 GB または 16 GB RAM |
プロセッサ | 第7世代インテル® Core™ m3、i5、または i7 |
セキュリティ | エンタープライズ セキュリティ向け TPM チップ Windows Hello 顔認証サインインで強固なセキュリティ |
ソフトウェア | Windows 10 Pro Office 30 日無料体験 |
センサー | 環境光センサー 加速度計ジャイロスコープ |
記憶容量 | SSD (ソリッド ステート デバイス) の選択肢: 128GB、256GB、512GB、または 1TB |
同梱物 | Surface Pro専用 ドッキング ステーションクイック スタート ガイド安全性および保証に関するドキュメント |
重量 | m3: 約 768 gi5: 約 770 gi7: 約 782 g |
モデル番号 | 1796 |
バッテリーライフ | 最大約 13.5 時間の動画再生が可能 |
グラフィックス | インテル® HD 615 グラフィックス(m3)インテル® HD 620 グラフィックス(i5)インテル® Iris™ Plus グラフィックス 640 (i7) |
外部端子 | フルサイズ USB 3.0 端子 x 1microSD™ カード スロットSurface Connect3.5mm ヘッドセット ジャックMini DisplayPortカバー用端子Surface Dial のためのオン スクリーン サポート |
カメラ、ビデオ、オーディオ | Windows Hello 顔認証によるサインイン用カメラ (前面)5.0MP フロント カメラ (1080p HD ビデオ対応)8.0MP オートフォーカス付きリア カメラ (1080p HD ビデオ対応)ステレオ マイクDolby® Audio™ Premium 搭載ステレオ スピーカー |
ワイヤレス機能 | Wi-Fi: IEEE 802.11 a/b/g/n 互換 Bluetooth 4.0 ワイヤレス技術 |
保証 | 1 年間のハードウェア保証 |
データ引用元:Surface Pro 技術仕様|マイクロソフト
新型「Surface Pro」の価格
インテル® Core™ m3搭載モデル
スペック:128GB SSD / 4GB RAM / インテル® HD グラフィックス 615
価格:¥114,264 (税込)~
インテル® Core™ i5搭載モデル
スペック:128GB SSD / 4GB RAM / インテル® HD グラフィックス 620
価格:¥136,944 (税込)~
スペック:256GB SSD / 8GB RAM / インテル® HD グラフィックス 620
価格:¥158,544 (税込)~
インテル® Core™ i7搭載モデル
スペック:256GB SSD / 8GB RAM / インテル® Iris™ Plus グラフィックス 640
価格:¥206,064 (税込)~
512GB SSD / 16GB RAM / インテル® Iris™ Plus グラフィックス 640
価格:¥280,584* (税込)~
1TB SSD / 16GB RAM / インテル® Iris™ Plus グラフィックス 640
価格:¥341,064* (税込)~
自分が買うなら、主にサブ用途でたまに動画や画像編集する程度なので、【Core i5】モデルがバランス良いかなと思います。ファンレスなのも静かで良いですよね。中でも【スペック:256GB SSD / 8GB RAM / インテル® HD グラフィックス 620 価格:¥158,544 (税込)~】辺りがスペックと価格のバランスで行くと丁度良い印象です。
「Surface Studio」の価格、スペックまとめ!
次に「Surface Studio」について。これはクリエイター向けとマイクロソフトが謳っている事からも、一般ユーザー向けの価格設定にはなっていません。もちろん、お金に余裕のあるユーザーなら持っておいて損はないでしょうけど、価格がかなり高いですからね。
しかしながら、スペック面のバランスはなかなかのモノ。高精細なディスプレイや、SDカードリーダー、3.5mmヘッドホンジャックなどなど、使い勝手としては良さそうです。まあでも価格がね(;´∀`)
「Surface Studio」のスペック
寸法と重量 | ディスプレイ:637.35 mm x 438.90 mm x 12.5 mm 基部:250.00 mm x 220.00 mm x 32.2 mm) 製品重量: 最大 9.56 kg |
ディスプレイ | スクリーン:28 インチ PixelSense™ ディスプレイ 解像度: 4500 x 3000(192 PPI) 色設定: sRGB、DCI-P3 および ビビッド カラー プロファイル、個別色調整ディスプレイ タッチ: 10 点マルチタッチ 縦横比:3:2 ペンおよびゼログラビティ ヒンジをサポート |
メモリ | 8GB、16GB、または 32GB RAM |
プロセッサ | 第7世代? インテル® Core™ i5 または i7 ※海外では第6世代ですが、日本では第7世代にアップデートされる予定です。まだデータがアップデートされていないので、詳細は購入ページでご確認を。 |
セキュリティ | エンタープライズ セキュリティ向け TPM チップ Windows Hello でエンタープライズ級の保護 顔認証サインイン |
ソフトウェア | Windows 10 Pro Office 30 日無料体験 |
同梱物 | Surface Studio Surface ペン Surface キーボード Surface マウス グリップリリース ケーブル付き電源コード クイック スタート ガイド 安全および保証に関するガイド ブックレット |
ストレージ | Rapid Hybrid Drive のオプション:1TB HDD 搭載 64GB SSD、1TB HDD 搭載 128GB SSD、2TB HDD 搭載 128GB SSD。 |
グラフィックス | i5 インテル 8GB: NVIDIA® GeForce® GTX 965M 2GB GDDR5 メモリ i7 インテル 16GB: NVIDIA® GeForce® GTX 965M 2GB GDDR5 メモリ i7 インテル 32GB: NVIDIA® GeForce® GTX 980M 4GB GDDR5 メモリ |
接続 & 拡張 | 4 x USB 3.0 (うちハイパワーポート1ヶ所) フルサイズ SD™ カード リーダー(SDXC)対応 Mini DisplayPort 3.5 mm ヘッドホン ジャック スクリーン上操作で Surface Dial に対応 ギガビット イーサネット ポート x 1 |
カメラ、ビデオ、およびオーディオ | Windows Hello1 顔認識カメラ 1080p HD ビデオ付き 5.0 MP カメラ(前面) デュアルマイク Dolby® Audio™ プレミアム搭載ステレオ 2.1 スピーカー 3.5 mm ヘッドホン ジャック |
ワイヤレス | Wi-Fi:802.11ac Wi-Fi ワイヤレス ネットワーク接続、IEEE 802.11 a/b/g/n 対応 Bluetooth: Bluetooth 4.0 ワイヤレス テクノロジー Xbox ワイヤレス内蔵 |
保証 | 1 年間の期間限定ハードウェア保証 |
データ引用元:Surface Studio 技術仕様|マイクロソフト
「Surface Studio」の価格
インテル® Core™ i5搭載モデル
スペック:1TB / 8GB RAM / 2GB GPU
価格:¥415,584 (税込)
インテル® Core™ i7搭載モデル
スペック:1TB / 16GB RAM / 2GB GPU
価格:¥480,384 (税込)
スペック:2TB / 32GB RAM / 4GB GPU
価格:¥572,184 (税込)
「Surface Laptop」の価格、スペックまとめ!
最後に、学生/教職員向けの制限付きOS「Windows 10 S」を搭載した安価なノートパソコン「Surface Laptop」の価格、スペックをまとめておきます。
安価とはいっても10万円越えなのと、スペック面では学生用途であれば個人的に申し分ないレベルだと思います。そのため、あえて一般ユーザーが購入し、「Windows 10 Pro」にアップグレードして使うのもアリかもしれません。まだ価格が公表されていないので、その発表があれば追記したいと思います。
※2017年12月31日まで、Windows 10 Proに無料で切り替える事が可能。
なお、「Windows 10 S」の詳細については、過去記事でまとめていますので、良かったらご参照ください。
「Surface Laptop」のスペック
寸法 | 308.1 mm x 223.27 mm x 14.48 mm (12.13 x 8.79 x .57 インチ) |
ディスプレイ | スクリーン:13.5 インチ PixelSense™ ディスプレイ 解像度: 2256 x 1504 (201 PPI) 縦横比:3:2 340 万ピクセル Surface ペン 対応 タッチ: 10 点マルチタッチ対応 Corning® Gorilla® Glass 3 |
メモリ | 4GBまたは8GB |
プロセッサ | 第 7 世代 Intel® Core™ i5 プロセッサ |
セキュリティ | エンタープライズ セキュリティ向け TPM チップ 企業の要件を満たすレベルのWindows Hello3顔認証サインインによる保護 |
ソフトウェア | Windows 10 S ※Windows ストア以外のアプリをご利用になる場合は、 Windows 10 Proに無料で切り替える事ができます。無料切り替えは2017年12月31日まです。 |
センサー | 光センサー |
記憶容量2 | SSD (ソリッド ステート デバイス) の選択肢:128GBまたは256GB |
同梱物 | Surface Laptop 電源アダプター クイック スタート ガイド 安全性および保証に関するドキュメント |
重量 | 約 1,250 g |
バッテリ寿命 | 動画再生最大約 14.5 時間 |
グラフィックス | インテル® HD 620 (i5) |
外部端子 | USB 3.0 ヘッドセット ジャック Mini DisplayPort Surface Connect Surface Dial のオフ スクリーンの相互作用と互換性のある |
カメラ、ビデオ、オーディオ | Windows Hello 顔認証サインイン カメラ720p HD カメラ (正面) ステレオ マイク Dolby® Audio™ Premium の Omnisonic スピーカー 3.5mm ヘッドホン ジャック |
ワイヤレス機能 | Wi-Fi: 802.11ac Wi-Fi ワイヤレス ネットワーク、IEEE 802.11a/b/g/n 互換 Bluetooth: Bluetooth 4.0 LE |
保証 | 1 年間のハードウェア保証 |
データ引用元:Surface Laptop 技術仕様|マイクロソフト
「Surface Laptop」の価格
現時点ではまだマイクロソフトから発表されていませんので、後日価格が判明次第追記したいと思います。
まとめ
簡単にではありますが、マイクロソフトの新型「Surface Pro」、クリエイター向け一体型「Surface Studio」、学生向けの安価な「Surface Laptop」についてスペックや価格などをまとめてみました。
新しい「Surface Pro」は、Core m3とCore i5モデルがファンレスになったのはうれしいポイントですね。その他も地味に改良されており、外観こそ大きく変わっていませんが、順当に進化している印象です。
そして「Surface Studio」は、その名の通りどちらかというとクリエイター/プロ向けの製品となりますが、価格さえ問題なければ、家のメインパソコンとして使うのも良いかもしれません。でも40万越えはやはり高いですね。
最後に学生向けの安価な「Surface Laptop」ですが、案外今回の発表の中では一番気になる製品でした。価格の発表がまだないので何とも言えませんが、そこまで高額にはならないでしょうし、PCのスペックもそこそこ。年内なら無料で「Windows 10 Pro」にアップグレードできるのも嬉しいですね。サブ用途のPCとして意外と需要がありそうな気もします。
「Windows 10 S」自体は使いものになるかどうか微妙な感じですが、今後Windows Storeアプリが充実してくれば、セキュリティ意識の低いPC初心者には良いOSになるかもしれません。iTunesなどもリリース予定みたいですしね。
という事で、今回マイクロソフトが発表した中では、一番気になっているのは「Surface Laptop」です。安価なサブノートパソコンとして結構良さそうな感じがしています。「Surface Pro」も魅力的ですが、タブレットとしての使いやすさではやはり「iPad」の方が優れている気もします。でもWindows 10が使えるというのは大きなポイントですよね。
個人的に、近々発表される予定の新型「iPad Pro」を購入予定なのですが、「Surface Pro」も少し気になってきたので、今後じっくり検討してみたいと思います。
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