久しぶり(5年ぶり)にiPadを買い替えました!
前回購入したのは、2012年3月に発売された「iPad 3」で、動作はもっさりしているものの、Retinaディスプレイ搭載で意外と画面は綺麗。そしてなんといっても5年間、全く不具合無く動作しているのはある意味感動モノ。Nexsu 7 2013は2年ほどで壊れたので、コスパの面では十分満足しています。
まだネット見る程度なら問題ないんですけど、動作も重くなり、アプリのアップデートなどもめっちゃ時間がかかります。最新iOSへのアップデートも出来ないので、そろそろ買い換え時かなと。
という事で、注文していた「新しいiPad Pro 10.5インチモデル」と、「iPad Pro向けのApple Pencil」が届いたので、早速レビューしてみたいと思います。当然のことながら動作は物凄く速くて快適になりましたし、「Apple Pencil」の書き心地も素晴らしい!旧iPadユーザーは買い替えの価値アリだと思いますよ!
ただし、ディスプレイが10.5インチになるので、Officeアプリが無料では使えなくなります。(閲覧は可能/無料は10.1インチまで)従来の9.7インチ版「iPad」から買い替える際にはご注意くださいね。
iPhone 7の「Apple Store」アプリからApple Payで購入したら「承認が得られません」と。。。
まずいきなりトラブルです!「新しいiPad Pro 10.5インチモデル」と「Apple Pencil」をiPhone 7の「Apple Store」アプリからApple Payで購入したのですが、なぜか「Apple Pencil」は問題なく購入できたのに、肝心の「新しいiPad Pro 10.5インチモデル」が「承認が得られておりません。お手続きをお願いします。」とメールが届きました。
原因は不明ですが、とりあえずAppleのサポートに電話し、そこで直接カード番号を伝えて再度決済処理、すると問題なく処理が完了したとの事。やっとこれにて「処理中」から「出荷準備中」にスタータスが変更になりました。
これから大きい買い物の際は、Apple Payよりも直接カード番号入れて購入したほうが安心なのかなあ。参った。
※後で楽天カードから回答があり、よく分からないけど楽天カード側のミスだったようです。
「iPad Pro 10.5インチモデル」と「Apple Pencil」の同梱物一覧
まずは「iPad Pro 10.5インチモデル」と「Apple Pencil」の同梱物一覧を紹介しておきます。
iPad Pro 10.5インチモデル
- iPad Pro
- Lightning – USBケーブル
- USB電源アダプタ
iPad ProのためのApple Pencil
- Apple Pencil
- Lightningアダプタ
- 予備の先端
「iPad Pro 10.5インチモデル」と「iPad 3(2012年モデル)」のスペック比較
「iPad Pro 10.5インチモデル」と「iPad 3(2012年モデル)」のスペック比較をまとめておきます。こうして比べてみると、5年で非常に大きく進化しているのが分かりますね。
iPad Pro 10.5インチ | iPad 第3世代 2012年モデル | |
---|---|---|
ストレージ容量&価格 | Wi-Fiモデル 64GB:69,800円(税別) 256GB:80,800円(税別) 512GB:102,800円(税別) Wi-Fi + Cellularモデル 64GB:84,800円(税別) 256GB:95,800円(税別) 512GB:117,800円(税別) | Wi-Fiモデル 16GB:42,800円(税別) 32GB:50,800円(税別) 64GB:58,800円(税別) Wi-Fi + Cellularモデル 16GB:53,800円(税別) 32GB:61,800円(税別) 64GB:69,800円(税別) ※価格は2012年当時のものです。 |
サイズ | 高さ:250.6 mm 幅:174.1 mm 厚さ:6.1 mm | 高さ:241 mm 幅:186 mm 厚さ:9.4 mm |
重さ | Wi-Fiモデル:469 g Wi-Fi + Cellularモデル:477 g | Wi-Fi モデル:650 g Wi-Fi + Cellular モデル:660 g |
ディスプレイ | Retinaディスプレイ 10.5インチ(対角)LEDバックライトMulti-Touchディスプレイ 2,224 x 1,668ピクセル解像度/264ppi ProMotionテクノロジー 広色域ディスプレイ(P3) True Toneディスプレイ 耐指紋性撥油コーティング フルラミネーションディスプレイ 反射防止コーティング | Retinaディスプレイ IPSテクノロジー搭載9.7インチ(対角)クリアワイドスクリーン マルチタッチディスプレイ(LEDバックライト付き) 2,048 x 1,536ピクセル解像度/264ppi 耐指紋性撥油コーティング |
チップ | 第4世代A10X Fusionチップ(6コア/2.38GHz) ※高性能3コア/低消費電力3コア M10コプロセッサ(12コア) | Apple A5X(2コア/1GHz) PowerVR SGX543MP4(4コア) |
RAM | 4GB | 1GB |
カメラ | バックカメラ:12メガピクセル 4K HDビデオ撮影(3,840 x 2,160) 1080p HDビデオ撮影(30fpsまたは60fps) 720p HDビデオ撮影(30fps) FaceTimeカメラ:7メガピクセルの写真、1080p HDビデオ撮影 | バックカメラ:500万画素 HD(1080p)ビデオ撮影、毎秒最大30フレーム、オーディオ入り Facetimeカメラ:VGA画質の写真とビデオ(毎秒最大30フレーム) |
オーディオ | 4スピーカーオーディオ | 1スピーカーオーディオ |
Touch ID | ホームボタンに内蔵された第2世代の指紋認証センサー | 無し |
ワイヤレス 通信方式 | Wi-Fi(802.11a/b/g/n/ac)、 デュアルチャンネル(2.4GHz/5GHz) MIMO Bluetooth 4.2テクノロジー | Wi-Fi(802.11a/b/g/n) Bluetooth 4.0テクノロジー |
コネクタ | Lightning Smart Connector | 30ピンDockコネクタ |
電源とバッテリー | 30.4Whリチャージャブルリチウムポリマーバッテリー内蔵 全モデル Wi-Fiでのインターネット利用、ビデオ再生、オーディオ再生:最大10時間 Wi-Fi + Cellularモデル 携帯電話データネットワークでのインターネット利用:最大9時間 | 42.5Whリチャージャブルリチウムポリマーバッテリー内蔵 全モデル Wi-Fiでのインターネット利用、ビデオ再生、オーディオ再生:最大10時間 Wi-Fi + Cellularモデル 携帯電話データネットワークでのインターネット利用:最大9時間 |
「iPad Pro 10.5インチモデル」のAntutuスコア&Geekbench 4スコア
「iPad Pro 10.5インチモデル」のAntutuスコアとGeekbench 4スコアを計測してみました。
「iPad Pro 10.5インチモデル」Antutuスコア:220002
「iPad Pro 10.5インチモデル」Geekbench 4スコア:Single-Core Score/3946、Multi-Core Score/9333
ついでに、「iPad Pro 10.5インチモデル」のGeekbench 4による【システムインフォメーション】も紹介しておきます。
Motherboard:J207AP
Processor:ARM @ 2.38GHz ※3コアの判定になっていますね。
L1 Instruction Cache:64.0KB
L1 Data Cache:64.0KB
L2 Cache:8.00MB
Memory:3.91GB
「iPad Pro 10.5インチモデル」外観レビュー!~「iPad 3(2012年モデル)」との比較~
それではここから、「iPad Pro 10.5インチモデル」の外観をレビューしておきます。また、手持ちの旧型「iPad 3(2012年モデル)」との比較も掲載しておきますので、良かったら参考にしてみてくださいね。
まずは「iPad Pro 10.5インチモデル」と旧型「iPad 3(2012年モデル)」との比較から。並べてみると、ベゼル幅が非常に狭くなっているのが分かります。最初はベゼル幅が狭くなることで誤動作などしやすくなるかな?と思いましたが、操作していて特に気になることはありませんでした。
重ねてみると、「iPad Pro 10.5インチモデル」の方が横幅は狭く、かつ薄くなっています。長さは少し伸びていますね。重さも650g→469gと、手に持ってすぐに分かるぐらい軽くなっています。
裏面です。
厚みを比べてみました。随分「iPad Pro 10.5インチモデル」の方が薄くなっています。9.4 → 6.1mm
ここから、「iPad Pro 10.5インチモデル」の外観をチェックしていきましょう。ホームボタン/Touch IDは第2世代のもので、物理式に押せるタイプ。iPhone 7 Plusのボタンも慣れてきたけど、やっぱりこの物理式の方がなんとなく安心感があります。指紋認証の反応速度は高速で、全く問題ないです。
底面部分。左右にスピーカーとLightning端子があります。個人的にはUSB-Cになれば嬉しかったのですが、ちょっと残念。
右側面。
音量ボタンが配置されています。
上面。左に電源/スリープボタン。そして左右にスピーカー。右に3.5mmオーディオジャックがあります。何気にヘッドフォンジャックが残っているのはちょっと驚きです。スピーカーは上下で4スピーカーとなり、音質は良好です。
電源/スリープボタンのアップです。
3.5mmオーディオジャック。
左側面にはSmart Connectorが搭載されています。
Smart Connectorのアップ。Smart Keyboardとの接続に利用します。
上から見るとこんな感じ。ベゼル幅が狭くて非常にスタイリッシュに仕上がっています。個人的にはいい感じ。
裏面です。
カメラは、、、
やっぱり出っ張りがあります。
「iPad Pro 10.5インチモデル」レビュー!これは旧型iPadから買い替えの価値アリ!
という事で、今回の「iPad Pro 10.5インチモデル」ですが、旧型の「iPad 3(2012年モデル)」と比較すると、当たり前ですが非常に大きく進化していました。ポイントをまとめておきます。
薄く軽くなった!
「iPad Pro 10.5インチモデル」は、「iPad 3」と比べてベゼル幅が狭くなり、ディスプレイは大型化されています。それでいて全体的なサイズはほぼ同等で薄くなっており、重さも650gから469gと軽くなっているのは驚きです。純粋に手で持ってみても、「iPad Pro 10.5インチモデル」は薄く、軽くなっているのが体感できます。5年の進化というのは凄いものですね。
キビキビ動いて超快適!
実際に「iPad Pro 10.5インチモデル」を使用してみましたが、当然のことながら動作面はサクサク。Safariでのブラウジングも超快適ですし、アプリのアップデートもあっという間。ディスプレイがやや大きくなっているのも見やすいと思います。印象的には、「iPhone 7 Plus」がそのまま大きくなったような印象です。
ちなみに、「iPad Pro 10.5インチモデル」には、Apple最新の「A10X Fusion」チップが搭載されており、Antutuスコアは驚愕の22万点越え!とぶっちぎりの高性能!「iPhone 7」で17万程度。Qualcommの「Snapdragon 835」で7万点程度ということを考慮すれば、いかに「A10X Fusion」チップの性能が優れているかが良く分かると思います。
逆に言うとこれだけ高スペックなのに、実際の使用がネット見たりYoutube見たり、お絵描きしたり程度しか使用しないのが申し訳なくすら感じます。
個人的にはこの動作面だけでも、十分買い替えの価値があったと思います。
リフレッシュレートが120Hzで滑らかに!
「iPad 3」と比べて薄く、軽くなったのはすぐに体感できましたが、もう一点感動したのが、ディスプレイの滑らかさ。なんでも、液晶のリフレッシュレートが前モデルに比べて倍の120Hzになっているとのこと。常時ではなく、24Hz~120Hzの可変式なので、バッテリーにも優しいらしいです。
これは個人的に「iPad Pro 10.5インチ」の大きなアピールポイントだと思います!
Apple Pencilの書き心地が素晴らしい!
今回初めて「Apple Pencil」を購入して使ってみましたが、書き心地が想像以上に「普通の鉛筆みたい(誉め言葉)」で驚きました。筆圧感知はもちろんですが、鉛筆のように滑らかに、かつ適度な抵抗を感じて書けるのは素晴らしいと思います。これなら大学などで講義をメモするのに十分使えそう。
ちなみに、しょこたんが「iPad Pro + Apple Pencil」で書いた絵がこちら。うーん、凄い。
iPadProとApplepencil。
この組み合わせはまさに思い描いていた魔法。薄くて軽くてどこでも簡単にお絵かきできるなんて
もしこれが子供のときにあったら最高だったなぁ。しかもアニメ漫画映画本ゲーム全部入ってるし。未来! pic.twitter.com/FPTKDGltRS— 中川翔子🍉🍉🍉🍉🍉 (@shoko55mmts) 2015年11月23日
なお、「iPad Pro + Apple Pencil」でお絵描きするなら、この「Procreate」が一番人気らしい。早速管理人も購入してみました。
Procreate
カテゴリ: エンターテインメント, 写真/ビデオ
¥720 ※価格は記事掲載時のものです。
価格が唯一のネックポイント。
価格については、性能の違いがあるので一概に比較は出来ませんが、当時購入した「iPad 3 Wi-Fi 32GB」が【50,800円(税抜き)】、そして今回購入した「iPad Pro 10.5インチ 256GB」が【80,800円(税別)】となります。
ただし、無印「iPad Wi-Fi 32GB」だと、現在【37,800円(税別)】なので、一概にiPadが値上がりしているとは言い切れないですね。用途に応じて「iPad Pro」か無印「iPad」を選択すると良いでしょう。
とても高性能で素晴らしい「iPad Pro」ですが、今回管理人が購入した256GBモデルだと【80,800円(税別)】、これに「Apple Pencil」が【10,800 (税別)】、そして「10.5インチiPad Pro用Smart Keyboard – 日本語(JIS)」が【17,800円(税抜)】です。全部買うと余裕で10万円超えます。これを価値があると思うかどうか、そこが購入の際のポイントでしょうね。
※管理人は「10.5インチiPad Pro用Smart Keyboard – 日本語(JIS)」の購入は見送りました。すでにキーボード持っているので。
「iPad Pro + Apple Pencil」の真価は「iOS 11」で発揮されそう!
現時点でも高性能で大満足な「iPad Pro 10.5インチ」モデルですが、その真価がいかんなく発揮されるのは、秋にリリースされる「iOS 11」にアップデートされてからでしょう。
今回の「iOS 11」、今までになくiPad向けの機能が大幅に強化/追加されており、Appleもかなり気合が入っている様子。
例えば、ついにApple公式のファイル管理アプリ「Files」が登場し、Macのような「Dock」が搭載され、「ドラッグ&ドロップ」が可能になるなど、「macOS」に近い仕上がりになってきています。
そして、最大のポイントが、大幅に「Apple Pencil」との連携機能が強化されることにあります。主な機能は以下の通り。
インスタントマークアップ
PDFやスクリーンショットによりすばやく、より簡単に注釈を加えられるようになります。
インスタントメモ
Apple Pencilでロック画面をタップするだけで、すぐにメモを取り始められます。メモしたものはすべて、メモアプリケーションに保存されます。
インラインスケッチ
メモアプリケーションで何かを描いたり書き始めると、その周りのテキストが自動的に脇によけてくれます。さらに、メモアプリケーション内の手書きの文字も検索できるようになります。メールアプリケーションにインラインスケッチを加えることも可能。
その他の詳細は【iOS 11 プレビュー|Apple】へどうぞ。
とにかく、「iPad Pro + Apple Pencil」の組み合わせて「iOS 11」を使うのが非常に楽しみです!
「iPad Pro 10.5インチモデル」レビューまとめ!
という事で、「iPad Pro 10.5インチモデル」のレビューを旧型「iPad 3(2012年モデル)」との比較を中心にまとめてみました。
やはり5年の進化は物凄く、薄くて軽くて動作も速いので、現時点では十分満足しています。8万円というとかなり高価な印象ですが、これだけ高性能なら、十分それだけの価値はある製品だと思います。デザインもシンプルで、かつベゼル幅が狭くなりつつディスプレイは大型化されるなど、スタイリッシュかつ機能的で大満足です!
それと、「iOS 11」で大幅にiPadの機能が強化されそうなのも大きなポイント。実際に使ってみないとまだなんとも言えませんが、ファイル管理アプリやDockなどがうまく使えたら便利そう。
後は、初めて手にした「Apple Pencil」も、思っていた以上に書きやすかったです。暇が出来たらお絵描きなどにも挑戦してみたいものですね。
以上、「iPad Pro 10.5インチモデル」のレビューでした!少しでも参考になれば幸いです。
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