ipad mini 発売されて分かってきたその性能と問題点~レビューまとめ~

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満を持して発売されたipad mini、やはり予想通り、かなり売れているみたいですね!
まあ、アップルの、おしゃれで軽くて持ちやすい、しかも手頃な価格の製品。となれば、売れないはずがありません。

で、このipad mini、管理人も欲しかったのですが、解像度や性能を総合的に勘案し、今回は購入を見送っています。
発売後のipad miniのレビューを色々読んでみたのですが、やはりこちらも予想通りな感想が多いです。

ということで、様々なサイトのipad miniレビューをまとめ、その実際の性能とそこから浮かび上がってきたipad miniの問題点について考察してみたいと思います。

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ipad miniの性能/レビューまとめ

様々なサイトのipad miniに関するレビューをまとめてみました。

・ipad miniはipad 2を小さくしたもの、あるいはipod touchを大きくしたもの(解像度、CPUなどがほぼ同等)
・ベゼル幅が狭く、デザインが素晴らしい
・アルミとガラスで出来たしっかりとした作り
・軽くて小さく、持ちやすい。外出時など持ち運びにも便利。また非常に薄い。
・アプリの充実度が素晴らしい。他のプラットフォームには無い、iOS独自の物が多数あり、このためだけに100ドル追加で払う価値がある。
・Retinaディスプレイでないのが残念。iphoneやipadのRetinaディスプレイに慣れていると、画面がぼやけて見えるだろう。
・Retinaディスプレイ無しでは満足できない価格。
・初めてのタブレットとしては最適。だが、すでにタブレットを持っているなら買い増す魅力は無い。2011年に発売されていたなら、魅力的であっただろう。
・Retina非搭載を非難する識者も多いが、iphone 4 4S 5 ipad 3 4などのRetinaディスプレイを触ったことがなければ気にする必要は無い問題だ。
・価格がやや高め(競合他社の製品に比べて。nexus 7は16GBで19800円。ipad miniは16GBで28800円。)
・7.9インチのアスペクト比は、読書や漫画を読むには16:9よりも読みやすいサイズで表示できる。
・ただし、解像度の面からテキストはあまり鮮明表示されず、ぼやけた感じ。電子書籍リーダーとしてはやや使い辛いか。
・Retinaでは気にならない文字の縁のジャギー(文字がギザギザに見える)が目につく。
・動画を見るには、4:3の画面比率が弱点に。Nexus 7などの16:9に比べ、上下に黒帯が表示される。
・ハードウェアの性能としては充実している。背面カメラ、HDMI出力、Bluetooth 4.0対応などなど。
・バッテリー駆動時間が10時間というのは十分な性能
・A5プロセッサは、実用的には問題ないが、やはり最新のA6Xに比べると性能が落ちる。
・ipad miniにRetinaディスプレイとA6Xの最新プロセッサが搭載され、価格がもう少し安ければ完璧だった。
・決して悪い製品ではないが、他社製品より100ドル以上も高いことを考えると、値段と性能が比例していない。
・ipad miniは安くは無いが、全体的な完成度と価値を勘案すればこの価格設定は妥当
・総じて性能・価格帯など、どの購買層をメインに発売されたのか不明瞭で万人向けではない
・期待を遥かに超えた「ちょうどよさ」があり、スペックや仕様から想像していた使用感(あまり期待していなかった)と、実際に使った感覚が大きく異なり、満足度は高い。

ipad miniの良い点・長所

デザインや重さ、持ち運びのしやすさは、どのレビューでも総じて評価が高いです。

ipad 3や4は、確かにRetinaディスプレイで画面が高精細で綺麗だけれど、持ち運びにはやや重く、大きい。
その点、このipad miniは適度な持ち運びしやすい大きさと重さで、外出時などには最適という感想が多いです。
ですから、ライトユーザー、女性、子供にとっては、このサイズはジャストフィットではないでしょうか。

また、デザインに関しても評価が高いです。
他社製品、例えばNexus 7などは、価格も安いし、デザインも悪くないです。
ただ、高級感という点では確かに一歩劣る感じ。
それに対し、このipad miniは「アルミとガラスで出来たしっかりとした作り」になっており、所有欲をしっかりと満たすことができます。
性能だけを追い求める人もいますが、やはり毎日手に取って使う物だけに、デザインが優れているというのは、個人的には重要なポイントであると思います。

またiOSのアプリの充実度に関しては、確かに素晴らしいと管理人も思います。
アンドロイドも最近はアプリが充実してきていますが、ことタブレットに最適化されたアプリに関しては、やはりアップルのiOSの方に軍配が上がると思います。
レビューによっては、確かにipad miniの価格設定は高めだが、アプリの充実度を考えればさほど高い買い物ではないというものもありました。

ipad miniの問題点・欠点・短所

どのレビューを読んでも必ず大なり小なり指摘されているのが、やはり解像度の低さ。
Retina非対応に対する評判の悪さは否定できません。
通常の仕様やRetinaに慣れていない人には問題ないという指摘もあるけど、やっぱりipad miniを買う人のほとんどは、たぶんすでにRetinaディスプレイを経験していると思います。
そのため、やっぱりこのipad miniのretinaディスプレイ非搭載というのは、最大の欠点でしょう。

ただ、このRetina非搭載というのは、アップルも相当悩んだはず。

しかし、これには理由があります。
現状すでに、ipadの解像度には2種類あり、それに合わせてアプリの開発者はアプリを最適化する必要がありますが、ここでさらにipad miniがRetinaを搭載し、ipad 2と異なる解像度を採用すると、アプリ開発者への負担は増してしまいます。
そこでアップルは、開発者へ配慮し、今回あえてipad 2の解像度と合わせてきたのではないかと、個人的には考えています。
せっかくipad miniを発売しても、アプリが対応していなければ、アプリ開発者への負担が増すだけでなく、消費者への不利益にも繋がりかねないですからね。

その他にも、Retinaを搭載すれば、コストも上がります。
液晶の価格アップの他に、消費電力が上がるのでバッテリーを大容量化する必要がありますし、その分厚みが増し、発熱量も増えるでしょう。
さらに処理能力もより高いものが求められ、A6Xなどを搭載すれば、さらなるコスト増につながります。

そういった部分を総合的に判断して、今回のipad miniはあえて非Retinaを選択したのでしょう。

ただし、ipad 2の小型版とは言われても、やはり一世代前のA5プロセッサの処理能力の低さも気になるところではあります。
ふだんの使用においてはさほど問題なくても、ネット閲覧の際のスピードなどは、やはりiphone 5やipad 4にはかないません。
より快適なウェブブラウジングを求めるなら、個人的にはipad 4の購入をおすすめしたいです。


ipad miniとipad 3 , ipad 4 , iphone 5のGeekbenchスコア比較|appbank

その他は、総じて問題はないでしょう。
要するに、解像度や処理能力に重きを置かないのであれば、後は価格に満足/納得できるなら、特に気にすることは無いと思います。

ipad miniはライトユーザー層向け どこで割り切るかが重要

ipad miniはRetina非搭載というのが、個人的には一番大きな問題でした。
最初は自分が気にしすぎなのかとも思いましたが、やはりネットのレビューを見ても、同様の意見の人が多かったです。
Nexus 7ですら、ipad 3から見比べると、文字のジャギー(ギザギザ)が非常に目につきます。
そのため、Retinaを経験しているユーザーにはあまりipad miniはおすすめできません。
せめてもう少し価格が安ければ、日常用途に割り切って使えたのですが。。。

ただし、レビューにも賛否両論あったように、Retina非搭載だからダメ!ということはありません。
みんながみんな、高解像度を求めているわけではないし、Retina非搭載によって、ipad miniは軽くて薄くてバッテリーも長持ちする。という利点を得たわけです。
そのため、あまり読書はしない(特に小説などの文字が多い書籍)、ネットも見れたら良い。気軽に使いたい。スケジュール帳代わりにしたい。といった用途であれば問題ありません。
本当にサイズ的には、外出時に持ち歩くのにはベストなサイズと重さだと思います。デザインも素敵ですしね。

ということで、管理人の結論。

ipad miniを購入する際は、実物を見て判断を!!

管理人は数年後に、「ipad mini Retinaモデル」が発売されたら、購入しようかなーと思います。
現状では、Nexus 7に満足しているので買い増しは無いです。
Windows RT surfaceは論外な感じかな。
ipad miniかnexus 7かで迷っている人は、以前にレビュー/考察をまとめていますので、よかったら今回の記事と合わせ、参考にしてみてくださいね。

レビュー参考サイト:
japan.cnet.com
japan.zdnet.com
phileweb.com
appbank.net

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