先日サブウーハーを買い替えた管理人ですが、低音の迫力は大幅に改善したものの、気になるのがドラマや映画でのセリフの聴き取りにくさ。
今までは「センタースピーカーなしでもファントムモードを利用すれば問題ない!」という声を信じ、NR1711を2.1ch環境で運用していたのですが、サブウーハーの買い替えを機に少しでもセリフが聴き取りやすくなればと思い、センタースピーカーを追加してみることにしました。
しかし、ここで問題なのがセンタースピーカーの設置場所。そもそも我が家のテレビスタンドは非常に低く、あまり大きなセンタースピーカーはテレビ前に設置できません。テレビの上や後ろ、テレビ台の中、テレビ自体をかさ上げするなども検討しましたが、結果的にこれらは断念。
そこで背の低い150㎜以下でセンタースピーカーをいろいろ調べた結果、価格と背の高さ、性能を考慮して「POLK MXT35」を購入してみることに。高さはわずか106mm、横幅は620mmなので、以前使っていたサウンドバーと似たサイズ感。テレビの前に置いても多少テレビ画面と被るものの許容範囲内でした。
音質面に関してはかなり満足。予想以上にドラマや映画のセリフが明瞭になって非常に聴きやすくなると共に、中低音域の迫力も増し、全体的な音質アップにも貢献してくれています。これはなかなかおすすめのセンタースピーカーだと思いますよ!
POLK MXT35:スペック&サイズ
POLK MXT35のスペックとサイズをまとめておきます。
- トィーター:2.5㎝テリレン・ドーム・トゥイーター×1
- ウーファー:7.5㎝バイ・ラミネート・コンポジット・ウーファー×4
- エンクロージャー形式:フロント・バスレフ
- 再生周波数範囲:57Hz – 40kHz
- インピーダンス:4Ω
- 外形寸法 (W/H/D):620x106x141mm
- 質量:6.4kg
POLK MXT35の特徴
POLK MXT35の特徴は以下の通り。
ハイレゾ対応のテリレン・ドーム・トゥイーター:
40kHzに至る超高音域までをカバーする2.5cmのテリレン・ドーム・トゥイーターを搭載。普及が進むハイレゾ対応ストリーミングサービスや、最新映画の高品位なサウンドトラックを忠実に再生する、クリアで高精細な高音域を実現しています。
透明感が高く、伸びやかな低音再生:
4基の7.5cmダイナミック・バランス・ウーファーと、緻密に調整されたフロント左右のバスレフポートにより、クリーンでオープンな中音域とパンチの効いたレスポンスの良い低音をお届けします。歪みが少ないため、俳優のセリフやヴォーカルの歌声が周囲の音に埋もれることなく明瞭に耳に届き、映画のサウンドトラックや音楽をリアリティ豊かに再生します。
色付けを抑えたエンクロージャー:
共振に強いMDF材と効果的な補強によるキャビネットの高剛性化とダンピング、内部定在波の抑制によって、エントリーグレードながら聴感上の色付けは最小限に抑えられています。
5年間の製品保証:
Monitor XT シリーズのモデルは、厳格な品質管理のもとに製造されており、長期にわたって安心して使用できるように5年間の品質保証が付属します。
POLK MXT35 レビュー:ドラマや映画のセリフが明瞭に!中低音域も増して全体的な音の迫力もアップ!個人的には大満足!
購入当初は「ドラマや映画のセリフが聞き取りやすくなるといいな」程度の期待で購入したセンタースピーカー「POLK MXT35」ですが、結果的には予想以上の効果がありました。
まずドラマや映画のセリフが非常に明瞭に聞き取れるようになり、あまりスピーカーに興味のない妻も「買ってよかった」と満足してくれています。フロント左右のみの時とは雲泥の差です。やっぱりセンタースピーカーは必要ですね。
そしてこちらは予想していなかったのですが、見ると分かるように「POLK MXT35」には複数のスピーカーが搭載されています。これによって中~低音域の迫力も増し、結果的に全体的な音質がワンランク上がったような印象に。以前使っていた1万円程度の安価なセンタースピーカーではここまでの音質変化は感じられなかったので、「POLK MXT35」はセンタースピーカーとして多少高価な部類にはなるものの、さすが価格だけのことはあるなという感じです。(と言っても3万円程度ですが)
セリフは明瞭になりますが過度な高音はなく、耳に刺さるようなことは全くありません。また、「POLK MXT35」は中・低音も豊かに出ており、サブウーハー(DALI SUBE9F)は体の芯に響く低音を奏でますが、「POLK MXT35」は包み込むような心地よい中低音を補ってくれて、より迫力ある音質が楽しめるようになりました。
POLK MXT35 レビュー:高さはわずか106mm!テレビ画面と多少被るけど許容範囲内!高さ150mm以下のセンタースピーカーをお探しなら本命になるかも!
今回「POLK MXT35」を購入した一番のポイントは、なんといっても高さがわずか106mmと非常に低めに設計されていることにありました。
我が家のテレビはテレビスタンドが低いため、センタースピーカーを選ぶにあたって背の低い高さ150mm以下のセンタースピーカーから検索。その際に見つけたのがこの「POLK MXT35」でした。
※ちなみに下記の「価格.COM」の「高さ:~150mm未満」の検索には、なぜか「POLK MXT35」が含まれません。
さてさて、実際にテレビ前に「POLK MXT35」を設置してみると、多少テレビ画面に被るものの許容範囲内。
ただし、そのままテレビ前に直置きするとテレビスタンドと干渉してしまうため、これを避けるために「audio-technica ハイブリッドインシュレーター 6個1組 AT6099」を別途購入。ややインシュレーター分の高さが増すことでテレビスタンドとも干渉せず、かつ若干音質もアップ?してなかなかいい感じにセット出来ました。
まだ発売されて間がないのであまりレビューもなく、若干人柱的な感じもありましたが、結果的にはサイズ感も音質も非常に満足していますよ。
POLK MXT35:背の低めなセンタースピーカーをお探しならぜひご検討あれ!
ということで、本日はPOLKのセンタースピーカー「POLK MXT35」のレビューをご紹介しました。
3万円という価格帯は、一般的なセンタースピーカーとしてはやや高価な部類に入るかもしれませんが、価格分の価値は大いにあると思います。
コンパクトなテレビの場合はセンタースピーカーレスのファントムモードでもよいかもしれませんが、ある程度の大きさのあるテレビを使っていてドラマや映画のセリフが聴きとりにくいと感じるなら、ぜひセンタースピーカーの追加を検討してみてくださいね。
個人的には「POLK MXT35」に大満足しています。背の低めなセンタースピーカーを検討している方には非常におすすめですよ。
参考:現在の我が家のホームシアター環境
最後に、現在の我が家のホームシアター環境をご紹介しておきます。
- AVアンプ:マランツ NR1711
- フロントスピーカー:Wharfedale DIAMOND 10.1
- センタースピーカー:POLK MXT35
- インシュレーター:audio-technica ハイブリッドインシュレーター 6個1組 AT6099
- サブウーハー:DALI SUBE9F
- テレビ:REGZA 65Z730X
- スピーカーケーブル:Amazonベーシック スピーカーケーブル 16ゲージ 30メートル
- サブウーハーケーブル:Amazonベーシック スピーカーケーブル サブウーファーケーブル 2.4m
ちなみにリアスピーカーに関しては、まだ子供が小さく、スピーカーケーブルに子供が足を引っかけると危ないとのことであえて設置しておりません。ゆくゆくは5.1chにて運用予定です。その前にフロント左右のスピーカーを買い替え…おっと、誰か来たようだ。
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