Windows 11 24H2/25H2 オプションパッチ「KB5077241」公開:新機能と修正内容の詳細

Windows 11 24H2/25H2 オプションパッチ「KB5077241」公開:新機能と修正内容の詳細 Windows 11
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Microsoftは、Windows 11 バージョン25H2および24H2を実行しているPC向けに、非セキュリティのオプションパッチ(プレビュー更新プログラム)「KB5077241」の配信を開始しました。

今回のアップデートは、単なるバグ修正に留まらず、便利な新機能が多数追加されています。タスクバーの「ネットワーク」アイコンから直接実行できるネットワーク速度テストツールの導入や、デスクトップ背景としてWebP画像がサポートされたほか、以前から問題視されていたBitLocker回復キー入力後にデバイスがフリーズする不具合の改善など、多数の変更が含まれています。

なお、「KB5077241」はセキュリティ修正を含まない「プレビュー」扱いのオプションパッチです。導入は必須ではありませんが、最新機能をいち早く試したい場合や、現在発生している不具合を解消したい場合に適しています。

セキュリティ更新を含む次回の月例パッチ(Bパッチ)は、2026年3月11日(水)に配信される予定です。

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「KB5077241」のアップデート内容

1. 段階的なロールアウト(Gradual rollout)

準備が整ったデバイスから順次有効化される機能です。

  • [絵文字] 新機能! Emoji 16.0 リリースの導入により、主要なカテゴリから厳選された新しい絵文字セットが追加されました。これらの新しい絵文字は、絵文字パネルに表示されます。
  • [バックアップと復元] 新機能! 初回サインイン時の復元エクスペリエンスが「組織向け Windows バックアップ」の一部となり、より多くのデバイスタイプで利用可能になりました。Microsoft Entra ハイブリッド参加済みデバイス、クラウド PC、マルチユーザー環境において、初回サインイン時にユーザー設定と Microsoft Store アプリを自動的に復元します。
  • [クイック マシン リカバリ (QMR)] 新機能! ドメインに参加しておらず、エンタープライズ エンドポイント管理にも登録されていない Windows Professional デバイスにおいて、QMR が自動的にオンになります。これにより、Windows Home ユーザーと同等の回復機能が利用可能になります。
  • [タスクバーとシステム トレイ]
    • 新機能! 内蔵のネットワーク速度テストがタスクバーから利用可能になりました。Wi-Fi またはセルラーのクイック設定、またはシステム トレイのネットワーク アイコンを右クリックして開くことができます。テストは既定のブラウザで実行され、イーサネット、Wi-Fi、セルラー接続を測定します。
    • 改善: タスクバーを「結合しない」設定にしている際、スペースが不足しても複数のウィンドウすべてがオーバーフロー領域に移動することはなくなりました。入りきらないウィンドウのみが移動し、大きな未使用スペースが発生するのを防ぎます。
  • [アカウント] 新機能! スタート メニューのアカウント メニューに、Microsoft アカウントの特典ページへ直接移動できる新しいオプションが追加されました。
  • [カメラ設定] 新機能! 対応しているカメラにおいて、設定アプリからパン(首振り)とチルト(傾き)を制御できるようになりました。[設定] > [Bluetooth とデバイス] > [カメラ] の「基本設定」セクションに表示されます。
  • [内蔵 Sysmon] 新機能! システム モニター (Sysmon) 機能を Windows にネイティブ導入しました。脅威検出のためのシステム イベントのキャプチャに役立ち、カスタム設定ファイルを使用してフィルタリングも可能です。
    • ※既定ではオフです。有効にするには「設定」の「オプション機能」から選択するか、コマンド「Dism /Online /Enable-Feature /FeatureName:Sysmon」を実行後、「sysmon -i」を実行してください。
  • [ウィジェット] 新機能! ウィジェットの設定がダイアログ形式ではなく、ウィジェット アプリ内のフルページ エクスペリエンスとして開くようになりました。
  • [デスクトップ背景] 新機能! WebP 形式(.webp)の画像を背景として設定できるようになりました。設定アプリ、またはエクスプローラーでの右クリックから設定可能です。
  • [タスクバーの検索]
    • 新機能! グループ ヘッダーに結果の数が表示されるようになり、より多くの結果があるかどうかをひと目で確認できるようになりました。
    • 新機能! 検索結果にマウスを合わせ「プレビュー」を選択することで、コンテンツを開かずに内容を確認できるようになりました。
    • 改善: タスクマネージャーにおける検索プロセスのアイコンが「虫眼鏡」に更新されました。
  • [ストレージ設定]
    • 一部のダイアログがよりモダンなデザインに更新されました。
    • 一時ファイルのスキャン パフォーマンスが向上しました。
  • [リモートサーバー管理ツール (RSAT)] 新機能! Windows 11 Arm64 デバイスで RSAT がサポートされました。Active Directory ドメイン サービス、DNS サーバー ツールなどの管理ツールを Arm64 環境でも利用可能です。
  • [Windows Update 設定] 改善: Windows Update 設定ページの応答性が向上しました。
  • [ログインとロック画面] 改善: サインイン画面の信頼性が向上しました。
  • [近距離共有] 改善: 近距離共有(Nearby Sharing)で大きなファイルを送信する際の信頼性が向上しました。
  • [投影] 改善: Windows ロゴ キー + P を押した際の投影メニュー表示の信頼性が向上しました。
  • [印刷] 改善: Windows 印刷サービス (spoolsv.exe) のパフォーマンスが向上し、大量印刷時の速度低下を軽減します。
  • [エクスプローラー]
    • 改善: 新しいウィンドウを開く際の信頼性が向上しました。Shift キーを押しながらのクリック、またはホイールクリックで新しいインスタンスを開きます。
    • 改善: ZIP 以外のアーカイブ(圧縮)フォルダーを参照している際、コマンド バーに「すべて展開」オプションが表示されるようになりました。
    • 改善: エクスプローラーの「ネットワーク」ページにおけるデバイス表示の信頼性が向上しました。
  • [ディスプレイ]
    • 改善: PC がスリープから復帰する際の信頼性が向上しました。
    • 改善: システムが高負荷な状態などにおいて、スリープからの復帰時間を短縮するためのパフォーマンス改善が行われました。
  • [その他] 改善: タスクバーの自動非表示時、Windows セキュリティ ダイアログの資格情報フィールド、印刷ダイアログなど、Windows 全体での視覚的な一貫性が向上しました。

 

2. 通常のロールアウト(Normal rollout)

パッチを適用したすべての環境で有効になる項目です。

  • [セキュア ブート] このアップデートにより、Windows 品質更新プログラムに「信頼性の高いデバイス ターゲット データ」が追加されました。これにより、新しいセキュア ブート証明書を自動的に受け取ることができるデバイスの対象範囲が拡大します。デバイスが新しい証明書を受け取るのは、十分なアップデート成功シグナルが確認された後に限定され、制御された段階的なロールアウトが維持されます。
  • [BitLocker] 改善: BitLocker の信頼性が向上しました。回復キーを入力した後にデバイスが応答を停止(フリーズ)する問題が解消されました。

 

「KB5077241」の既知の不具合

Microsoftの公式発表によると、本パッチ「KB5077241」において現在報告されている既知の不具合はありません。

 

Windows 11 25H2/24H2:「KB5077241」の入手方法

Windows Update

[設定] > [Windows Update] を開き、【更新プログラムのチェック】をクリックします。「2026-02 プレビュー更新プログラム (KB5077241)」が表示されたら【ダウンロードとインストール】を選択してください。

Microsoft Update カタログ

手動でインストールする場合は、以下のリンクよりダウンロード可能です。

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