2026年11月5日、ドコモで2つの大きな出来事がありました。
1つは、「ドコモオンラインショップ」と「My docomo」への不正アクセスによる、お客さま情報の流出です。もう1つは、全国規模の通信障害です。
この記事では、公式発表をもとに、情報流出の内容、今すぐできる対策、同じ日に起きた通信障害の原因と対処法(iPhone・Androidの設定手順つき)を、初心者の方にもわかりやすく整理します。
なお、この記事は2026年11月6日時点の情報です。調査中の内容は、今後変わる可能性があります。
ドコモオンラインショップとMy docomoで何が起きたのか
ドコモは11月4日(水)、ドコモオンラインショップとMy docomoへの外部からの不正なアクセスを確認しました。そのため、11月5日(木)午前1時5分頃から、両サービスの各種手続きを停止して緊急メンテナンスを実施しています。
その後の調査で、緊急メンテナンスを始める前の不正アクセスにより、一部のお客さま情報が流出したことが判明しました。現在は一切のアクセスを遮断しており、新たな情報流出は確認されていないとのことです。
ただし、11月5日午後6時30分時点(第二報)では、不正アクセスの原因や侵入経路、流出した情報の範囲・件数は調査中です。緊急メンテナンスの復旧見込みも未定とされています。急ぎの手続きが必要な場合は、ドコモショップや家電量販店などの店頭で相談するよう案内されています。
流出した情報と対象件数
対象件数は、最大約30万件です。流出した情報として公表されているのは、次のとおりです。
- 氏名
- 住所
- 生年月日
- 携帯電話番号
- 連絡先電話番号
- など
「など」とあるため、ほかの情報が含まれる可能性もあります。詳細は調査中で、判明次第、対象のお客さまに速やかにお知らせするとしています。
なお、ドコモは10月27日にも、ドコモ光に関する約44万件の個人情報流出を公表したばかりと報じられています。今回の件とは別の案件ですが、続けて起きた出来事として知っておくと安心です。
今すぐやるべき対策
ドコモは、流出した情報を悪用して、ドコモや関係者を装った不審なメール、SMS、電話が届く可能性があるとして、次の3点を呼びかけています。
- 本文に記載されたURLにアクセスしない
- 添付されたファイルを開かない
- 個人情報、パスワード、クレジットカード情報などを入力・回答しない
これに加えて、一般的な対策として次のことも意識してください。
- 氏名・住所・生年月日・電話番号が知られている可能性があるため、「個人情報を知っているから本物」とは判断しない
- ドコモを名乗る電話がかかってきたら、いったん切って、公式のドコモインフォメーションセンター(ドコモ携帯電話から151、一般電話などから0120-800-000、受付時間は午前9時~午後8時・年中無休)に自分からかけ直す
- パスワードが流出したという発表は現時点ではありませんが、他のサービスと同じパスワードを使い回している場合は、念のため見直す
同じ日に起きたドコモの通信障害とは
情報流出とは別に、11月5日11時18分頃から、全国でドコモの携帯電話サービスに障害が発生しました。対象は、オプションサービス「5G SA(Standalone)」の契約者のみで、音声通話・データ通信・SMSが利用しづらい状態でした。
5G SAは、4G用の設備を経由せず、5G専用の設備だけで通信する方式です。ドコモは2022年8月に提供を開始しており、利用料は無料です。
影響を受けなかったのは次のとおりです。
- 5G SA契約者以外の5G・4Gの利用者
- ドコモ回線を使うMVNO(当初は影響すると案内されましたが、のちに影響しないと訂正されました)
- 110番・119番などの緊急通報
障害は、11月6日午前1時20分頃に約14時間ぶりに復旧しました。原因は、5G SA契約者を収容する交換機における輻輳(ふくそう)と公表されています。
通信障害のときの回避策:5Gから4Gへ切り替える方法
障害中、ドコモは回避策として、ネットワーク設定で4Gを選び、端末の再起動か機内モードのオン・オフをすると、利用できる場合があると案内していました。復旧後は不要ですが、今後同じような障害が起きたときの参考になります。
iPhoneの場合
- 「設定」アプリを開く
- 「モバイル通信」をタップ
- デュアルSIMの場合は、対象の回線をタップ
- 「モバイルデータ通信のオプション」をタップ
- 「音声通話とデータ」をタップ
- 「4G」のスイッチをオンにする
Androidの場合
- 「設定」アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」をタップ
- 「SIM」をタップ
- 自分の電話番号をタップ
- 「優先するネットワークの種類」をタップ
- 5Gから「4G」に切り替える
設定を変えたあとは、端末を再起動するか、機内モードをオン・オフしてみてください。画面の表示名は、機種やOSのバージョンによって異なる場合があります。また、必ず改善するとは限りません。
通信障害が回復したら、同じ手順で元の設定に戻すことを忘れないようにしましょう。4Gのままだと、本来の5Gの通信速度が出ないことがあります。スマホのリマインダーなどに登録しておくと安心です。
情報流出と通信障害は関係があるのか
気になるのは、同じ日に起きた2つの出来事に関係があるのかという点です。
通信障害について、ドコモは発生前後を含め、不正アクセスの形跡やサイバー攻撃を示す事象は確認されていないと説明しています。原因も、前述の交換機の輻輳とされています。
一方で、2つの件の関連については、ドコモは言及していません。現時点では、別々の問題として受け止めるのが妥当です。ただし、情報流出の原因調査は続いているため、今後の発表には注意が必要です。
まとめ
今回のポイントは次の3つです。
- ドコモオンラインショップとMy docomoへの不正アクセスで、氏名・住所・生年月日・電話番号など、最大約30万件の情報が流出した
- ドコモを装った不審なメール・SMS・電話に注意し、URLを開かない、情報を入力しない
- 同日の通信障害は5G SA契約者が対象で、11月6日1時20分頃に復旧。原因は交換機の輻輳で、不正アクセスの形跡は確認されていない
My docomoとオンラインショップの復旧時期や、流出の詳細は、まだ公式から発表されていません。続報が出たら確認し、不審な連絡があったときは落ち着いて対応しましょう。最新情報は、ドコモ公式サイトの「お知らせ」で確認してください。
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