Googleが10月7日(現地時間)、Androidの月例セキュリティ情報を公開しました。
今回の月例パッチでは、最も危険度の高い「Critical」が11件、「High」が16件、「Moderate」が2件となっています。
「Critical」にはメディアフレームワークのコンポーネントに関する脆弱性が3件含まれており、細工したファイルを読み込ませることで任意のコードを実行されてしまう恐れがあります。現時点で悪用の事実はないようですが、早めにアップデートを適用しておきましょう。ちなみにAndroid 9以前が「Critical」、Android 10では「Moderate」と危険度が異なっているのはやや興味深いところ。
その他Qualcommのクローズドソースコンポーネントでも、「Critical」の脆弱性8件を含む多くの問題が修正されています。こちらも悪用は確認されていないようですが、早急なパッチの適用が重要です。
また、同時にPixel 3, Pixel 3 XL, Pixel 3a, Pixel 3a XLユーザー向けに専用の機能アップデートパッチも配信されています。今回の月例パッチでは、Wi-Fiの安定性の改善、「Pixel Stand」使用中に通知が表示されない問題の修正、センサーキャリブレーションの改善、システム安定性の向上、UIのメモリドレインの修正、「ジェスチャーナビゲーション」の改善などが行われています。Pixelユーザーは速やかに適用しておきましょう。
なお、アップデート内容の詳細は以下のページでご確認ください。
■Android Security Bulletin—October 2019
■Pixel Update Bulletin—October 2019
Android 10 / Pixel 3のシステムアップデート方法
Pixel 3(Android 10)でのシステムアップデート方法を解説しておきます。
まずは【設定】アプリを開き、【システム】をタップします。
続いて【詳細設定】をタップ。
【システム アップデート】をタップ。
必要に応じて【アップデートをチェック】をタップしてください。
更新があれば、指示に従ってアップデートをインストールしましょう。
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