iOS17.1.1が配信開始！天気ウィジェットやiPhone 15のApple Pay/NFCに関する不具合に対処、CVE番号ベースの脆弱性修正はなし

本日AppleがiPhone XS以降のiPhone向けにiOS17.1.1を、iPad向けにiPadOS17.1.1の配信を開始しました。

今回のアップデートでは、“天気”のロック画面ウィジェットに雪が正しく表示されないことがある問題への対処と、iPhone 15で特定の車種（おそらくBMW）の車内でワイヤレス充電を行ったあと、まれにApple Payとその他のNFC機能が使用できなくなることがある問題への対処が行われています。

なお、今回のアップデートにはCVE番号ベースの脆弱性修正は含まれておりません。

他にも、watchOS 10.1.1、macOS Sonoma 14.1.1、macOS Ventura 13.6.2の配信も行われています。watchOS 10.1.1ではバッテリーが早く消費される不具合への対処が行われているので、Apple Watchユーザーは早めに適用しておきましょう。

iOS17.1.1のアップデート内容

iOS17.1.1のアップデート内容は以下の通りです。

このアップデートには以下のiPhone用のバグ修正が含まれます:

iOS17.1.1では、CVE番号ベースの脆弱性修正/セキュリティアップデートは含まれておりません。

現時点でiOS17.1.1に関する不具合情報は特に入ってきておりません。今後、不具合情報があれば随時追記してお伝えします。

※不具合情報があればコメント等でお知らせ頂けると幸いです。
※随時情報は更新しています。再訪問時は念のためにブラウザの更新ボタンを押してください。
※2023/11/8時点の情報。

これから【iOS17.1.1】へiPhoneをアップデートしようと思っている方は、アップデート中やアップデート後の不具合に備えて、面倒でも事前にiCloudやPCのiTunesでしっかりiPhoneのバックアップを取ってから作業を行うのがおすすめです。

設定＞上部のApple IDをタップ＞iCloud＞iCloud バックアップ

上記の通り進み、バックアップが最新の状態（一般的には夜に自動バックアップされているはず）か確認しておきましょう。もしもバックアップが行われていない場合は、【今すぐバックアップ】をタップしてバックアップしておきましょう。

iOS17.1.1の配信開始後すぐに手動でアップデートしたい場合は、iTunesを介してパソコン経由でアップデートする方法と、iPhone単体でOTAアップデートする方法があります。

iPhone単体で「iOS17.1.1」へアップデートを行う場合は、以下の手順で行ってください。iPadも同様です。

iPhone単体でのOTAアップデート：設定＞一般＞ソフトウェア・アップデート

まずは【設定】アプリを開き、【一般】をタップ。

続いて【ソフトウェアアップデート】をタップ。

以下の画面が表示されるので【今すぐアップデート】をタップ。

以上で「iOS17.1.1」へのアップデート作業が開始されます。今回は20分程度で完了しましたが、時間の余裕がある際に行うと良いでしょう。

なお、iOS17.1.1のサイズは390.6MBでした。（iPhone 15 Pro Max）

iOS17.1.1へアップデートした後は、一度iPhoneの再起動を行っておきましょう。これによってバッテリーの減りが異常に早いなどの不具合が改善する場合もあります。自分はOSアップデート後は念のために毎回再起動させています。

※ iOS 11 以降では、「設定」＞「一般」＞「システム終了」の順に選択して、デバイスの電源を切れるようになりました。その後サイドボタンを長押しして電源オンにすればOKです。