新型iPhone 12(仮)の噂が色々と舞い込んできていますが、新たに謎の10.8インチiPadに関する設計図が91mobilesによって公開されています。
今回公開された設計図には、10.8インチのディスプレイを搭載したiPadが描かれていると伝えられています。これはサプライチェーンアナリストのMing-Chi Kuo氏が、Appleは2020年後半に10.8インチの新型iPadを発売する予定であるとした以前のレポートと符合します。
なお、91Mobilesは、この設計図は安価な第8世代iPadのものだと主張していますが、描かれているデバイスが実際にはiPad Air 4である可能性もあります。
今週初め、iPad Air 4のマニュアルがリークされたとされる写真が出回りましたが、リークされたマニュアルに掲載されていたiPadは、これらの設計図に掲載されているデバイスと同一のようにも見えます。
iPad Air 4
Touch ID
via 小红书 pic.twitter.com/2jc09uAKUY— DuanRui (@duanrui1205) August 27, 2020
Ming Chi-Kuo氏のレポートでも、10.8インチのiPadモデルが既存の10.2インチiPadの新バージョンになるのか、10.5インチのiPad Airになるのかは明記されておらず、両方のiPadに関するリークが混同されている可能性があるようです。
設計図を見ると、未発表のiPadはデュアルスピーカー、4つのマイク、USB-Cポートを搭載することが示唆されています。デバイスの背面には、LEDフラッシュ付きのシングルカメラと磁気式のスマートコネクターが搭載されています。このスマートコネクタの配置は、Magic KeyboardアクセサリがiPadの新モデルでサポートされるという以前の噂を裏付けるものとなっています。
91Mobilesは、この第8世代iPadにはFace IDが搭載されると主張していますが、iPad Air 4にはFace IDの代わりに電源ボタンへTouch IDセンサーが搭載されるという噂が出ています。となると、上位モデル「iPad Air 4」がTouch ID、下位モデル「第8世代iPad」にFace IDと逆転現象が起こる状況になり、個人的にはこの情報はやや信憑性に乏しい気もします。
画像によると、このデバイスはiPad Proに似た外観をしており、ベゼルが薄くなり、エッジが四角くなっています。4つのステレオスピーカーとデュアルカメラは見当たりませんが、これは上位の「iPad Pro」との差別化のためでしょう。
なお、このデバイスが本当に低価格のiPadであるならば、AppleがiPadのラインナップ全体でデザイン言語を統合しようとしていることを示しているとも言えます。また、廉価版iPadとiPad Air 4の両方が同じデザインを共有している可能性があり、それゆえにリークの混同が生じている可能性もあります。
新しいiPadは早ければ来月にも発売されると噂されています。リーカーのJon Prosser氏によると、Appleは少なくともいくつかの新しいiPadとApple Watchモデルを9月にプレスリリースで発表し、その後10月のイベントで新しいiPhoneを発表する予定と予想しています。
Appleは今週、ユーラシアのデータベースに未発売のiPadとApple Watchのモデルリストを提出しており、新しいデバイスの発表が近づいているのは間違いないでしょう。当サイトでも続報が入り次第、お伝えしていきたいと思います。
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