Appleが10月18日（現地時間）、新型「11インチ iPad Pro（第4世代）」と「12.9インチ iPad Pro（第6世代）」を発表しました。チップが「Apple M1」から「Apple M2」に刷新されたのが大きな特徴。
また、Apple Pencilは第2世代に対応しつつ、iPadOS 16ではホバー動作が利用できるようになっています。これにより最大12mm上まで検知されるので、マークをつける前にマークのプレビューを見ることができるなど、色々と便利になりそうです。
M2チップは、M1より最大15パーセント高速な8コアCPUと、最大35パーセント高速な10コアGPUを搭載。16コアのNeural Engineは、CPUおよびGPUとの組み合わせにより、M1に比べて40パーセント多い、1秒間に15兆8千億回の演算が可能との事。
また、M2のパワーによって、ProResビデオ撮影が可能となり、ProRes映像のトランスコードが最大3倍高速に。コンテンツクリエイターには嬉しいアップデートでしょう。
ディスプレイは、12.9インチのモデルがミニLEDバックライト搭載でHDRコンテンツの表示にも対応するLiquid Retina XDRディスプレイ、11インチのモデルはLiquid Retinaディスプレイとなっています。
メモリは8GBと16GBが用意されていますが、これは選択したストレージ容量で変化し、128GB/256GB/512GBストレージはメモリ8GB、1TB/2TBストレージはメモリ16GBです。
Wi-Fiは、日本国内向けはWi-Fi 6対応、5G対応のセルラーモデルも用意。価格は11インチモデルが12万4800円から、12.9インチが17万2800円からで、発売日は10月26日。最上位構成だと37万2800円になります。
なお、外観については大きな変化はなく、フロントカメラ位置も縦のまま。また、Appleの広報記事では「Wi-Fi 6E」や「5Gミリ波」による高速通信を前面に押し出して宣伝していますが、実は日本国内では利用できません。これはせっかくの”Pro”モデルなのに非常に残念なポイント。「5Gミリ波」はしょうがないとしても、「Wi-Fi 6E」が日本で利用不可なのは微妙に感じます。全体的に大きなアップデートも入っていないので、自分なら来年のモデルを待ちますかね。
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