Microsoftが不具合情報を更新し、Windows 10向けの最新のセキュリティパッチなどを適用した環境で、不具合が発生していることを発表しました。
不具合の内容は、一部のアプリにおいて、タスクバーまたはスタート メニューに表示されているアプリアイコンを右クリックすると、コンテキストメニューではなく[プログラムから開く]ダイアログが開いてしまうというもの。よく右クリックメニューを利用しているユーザーには地味に面倒な不具合化と思います。
この不具合は最新のKB5039211(6月のセキュリティパッチ)、KB5037849(5月のオプションパッチ)、KB5037768(5月のセキュリティパッチ)、KB5036979(4月のオプションパッチ)などが影響を受けるとの事。
不具合が発生していてもアンインストールで対処するのは難しい状況です。幸いにも、アプリの動作自体に影響はないようなので、不具合に遭遇した場合は、とりあえずMicrosoftが対処してくれるのを待ちましょう。
不具合の概要
2024年4月23日にリリースされた Windows 更新プログラム(KB5036979)およびそれ以降にリリースされた更新プログラムのインストール後、一部のアプリで「このファイルをどのように開きますか?」と尋ねる「プログラムから開く」ダイアログボックスが表示される場合があります。
この問題は、タスクバーまたはスタート メニューに表示されているアプリアイコンにマウスを置き、アプリを右クリックしてそのアプリでタスクを実行すると発生することがあります。この結果、選択したタスクの実行ではなく、「プログラムから開く」ダイアログボックスが表示される場合があります。
この問題は、Teams、新しい Outlook for Windows、および Snip & Sketch のユーザーによって報告されました。この問題は、アイコンを右クリックしてタスクの一覧を含むコンテキスト メニューを見つけようとする他のアプリケーションにも影響する可能性があります。
回避策
[開く] ダイアログでは、右クリックのコンテキストメニューから利用できるタスクを使用できませんが、アプリケーションインターフェイスを表示し、アプリケーションインターフェイスとメニューをナビゲートすることで、同じ操作を実行できる可能性があります。
対処状況
Microsoftは現在解決に取り組んでおり、今後のリリースで更新を提供する予定です。
影響を受けるプラットフォーム
影響を受けるプラットフォームは以下の通り。
- Client: Windows 10, version 22H2; Windows 10, version 21H2
- Server: None
コメント