Microsoftが5月2日、Windows 11 バージョン 22H2において、KB5022913またはそれ以降のアップデートをインストールした後、中国語または日本語を使用している場合に、一部のアプリで音声認識や表現入力、手書き入力に断続的な問題が発生していることを発表しました。
影響を受けるアプリは、特定の単語を認識できない場合や、音声認識または入力を受信できない場合があるとの事。この問題は、アプリがオフライン音声認識を使用している場合に発生する可能性が高くなるようです。
今回の不具合は限定的な環境下で発生するため、そこまで大きな影響は無いかと思いますが、もしも不具合に遭遇した場合は対処方法も紹介されているのでお試しください。
不具合の概要
KB5022913 以降の更新プログラムをインストールした後、一部のアプリでは、中国語または日本語の言語を使用しているときに、音声認識、表現入力、および手書きで断続的な問題が発生する場合があります。
影響を受けるアプリは、特定の単語を認識できない場合や、音声認識または影響を受ける入力タイプからの入力を受信できない場合があります。この問題は、アプリがオフライン音声認識を使用している場合に発生する可能性が高くなります。
アプリ開発者への注意:この問題は、Windows.Media.SpeechRecognition の Speech Recognition Grammar Specification(SRGS)を使用した音声認識にのみ影響します。その他の音声認識の実装は影響を受けません。
回避策
この問題を軽減するには、デバイスを再起動するたびに次の操作を行う必要があります。
- 音声認識またはその他の影響を受ける入力タイプに問題があるアプリを閉じます。
- [CTRL + SHIFT + ESC]キーを同時に押して、タスクマネージャーを起動します。
- 左側の[プロセス]タブを選択し、[名前]列を選択して、プロセスのリストが名前で並べ替えられるようにします。
- 「ctfrmon.exe(CTF ローダー)」を見つけて選択します。
- 「タスクの終了」ボタンを選択します。
- ctfmon.exe の新しいインスタンスが自動的に開始されることを確認します。
これで、影響を受けるアプリを開き、音声認識やその他の入力タイプを使用できるようになります。
対処状況
現在マイクロソフトは解決策に取り組んでおり、今後のリリースで更新を提供する予定です。
影響を受けるプラットフォーム
今回の不具合の影響を受けるプラットフォームは以下の通り。
- Client: Windows 11, version 22H2
- Server: None
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