先日配信されたWindows 11向けのオプションパッチ「KB5014019」とトレンドマイクロの一部のセキュリティ製品(ウイルスバスター等)との互換性に問題が発生し、ランサムウェア保護機能などの一部機能が停止することが報告されています。
これはWindows 11だけでなく、Windows 10 バージョン1809、Windows Server 2022を実行しているシステムにも影響を与えるとの事。現時点でWindows 10 バージョン21H1や21H2向けのオプションパッチはまだ未提供ですが、現在ウイルスバスターなどのトレンドマイクロ製品を使っている方は注意しておいたほうが良いでしょう。
なお、今回の不具合の原因はトレンドマイクロ側にあり、現在対処しているとの事。6月の定期パッチ提供時までには修正すると伝えられています。
Windows 11のオプションパッチ「KB5014019」とトレンドマイクロ製品に互換性問題発生
Windows 11のオプションパッチ「KB5014019」とトレンドマイクロ製品に互換性の問題が発生しているようです。Windows 10 バージョン1809、Windows Server 2022のオプションパッチも同様のようなので、利用中のユーザーはご注意ください。
■概要:
トレンドマイクロでは、複数のトレンドマイクロエンドポイントソリューションのUser Mode Hooking (UMH) コンポーネントと、2022年5月24日にリリースされた最新のMicrosoft Windows 11およびWindows Server 2022オプションプレビューパッチ (KB5014019) との間に互換性の問題があることを認識しており、これを適用してPCを再起動すると、トレンドマイクロのUMHドライバが停止する可能性があります。
■対処状況:
現在、トレンドマイクロではこの現象について調査を行い、Windowsオプションパッチの適用が義務化される前に対処する予定です。
■回避方法:
すでにWindowsオプションパッチを適用しているユーザーは、パッチを一時的にアンインストールするか、トレンドマイクロのサポートに連絡し、UMHデバッグモジュールによるサポートを受けてください。
Windowsユーザーは、コマンドプロンプトから以下のコマンドを使用してプレビューアップデートを削除することができます。
Windows 10 1809: wusa /uninstall /kb:5014022 Windows 11: wusa /uninstall /kb:5014019 Windows Server 2022: wusa /uninstall /kb:5014021
参考サイト:トレンドマイクロ、BleepingComputer
コメント
そんなことが起きるんですね。トレンドマイクロといえば、ウィルスバスターですね。私はノートン製を使っているので、この件に関しては、大丈夫ですね。
相性問題は色々と発生することがありますが、トレンドマイクロの製品は最近問題が発生する事例が多い気がします。
自分も現在はノートンを使っていますが、動作が安定している点はありがたいですね。