本日、マイクロソフトが2016年5月の「Windows Update」の提供を開始しました。
今回のMicrosoft製品に関する脆弱性の修正プログラムは16件で、これらの脆弱性を悪用された場合、アプリの異常終了や、ハッキングなど、様々な被害が発生する可能性があります。また、すでにMicrosoftで「悪用の事実を確認済み」の報告もあります。
ぜひ早急に「Windows Update」を行う事を推奨します。
なんですが、現時点でWindows 10に「KB3156421」を適用すると、一部機種でWindows 10の動作が異常に遅くなる不具合が報告されています。一応の対策法も挙げられているので、もしも「Windows Update」後に異常を感じた際は、対処してみてくださいね。
【追記】Windows 7/ 8.1ユーザーの方は、今回のWindows Updateを自動にしていると勝手にWindows 10に更新される危険性があります。Windows 10へのアップグレードを回避したい方は、十分お気を付けくださいね。経緯は別記事にまとめてあります。
・会社のWindows 7が（勝手に）Windows 10に更新されたよ！アップグレードを回避する方法もまとめておきます！
マイクロソフトが2016年5月の「Windows Update」の提供を開始
本日、マイクロソフトが2016年5月の「Windows Update」の提供を開始しました。今回は16件の脆弱性が修正されています。
詳細は下記のページからご確認ください。
・2016 年 5 月のマイクロソフト セキュリティ情報の概要｜マイクロソフト セキュリティ TechCenter
Windows 10に「KB3156421」を適用すると、一部機種で動作が異常に遅くなる不具合の報告あり
基本的に「Windows Update」は重要なセキュリティ対策なので、配信後は速やかに適用するのが肝心ですが、稀に不具合が発生もします。
今回の「Windows Update」に含まれるWindows 10向けの「KB3156421」を適用すると、一部機種で動作が異常に遅くなる不具合が発生するとの報告が上がっております。ただし、一応の対策法もすでに公開されているので、もしも「Windows Update」後にPCの動作が遅くなった方は、以下の対処方法をお試しくださいね。
「KB3156421」適用後に動作が遅くなった場合の対処方法
どうもWindows 10に「KB3156421」を適用後、動作が遅くなる不具合の原因は“Cortana”にあるようですね。この方法を使うと一時的に“Cortana”がオフになります。ご注意ください。
まずはWindows 10の左下にある検索窓をクリックし、“Cortana”を起動、次に「三」をクリック。
「ノートブック」をクリック。
「設定」をクリック。
「Cortanaは、おすすめの最新情報の表示、リマインダーや通知を設定、その他さまざまなことができます。」を“オフ”にします。
これでWindows 10の動作が異常に遅くなる不具合が解消するかもしれないようです。実際には不具合や動作面の検証は出来ていないので、一応ご報告だけしておきます。
参考サイト：Windows 10アップデートで動作が異常に遅くなる可能性～10日リリースの「KB3156421」が対象｜PC Watch
Adobe製品のUpdateやQuickTime for Windowsのアンインストールもお忘れなく！
また、Adobe ReaderやFlashなどの脆弱性も頻繁に修正されています。ぜひ一度「MyJVN バージョンチェッカ」で確認してみることをおすすめします。
そしてQuickTime for Windowsもサポートが終了しました。すでに脆弱性の報告も上がっています。早急にアンインストールしておくことをおすすめします。
・今すぐアンインストールを！Appleが｢QuickTime for Windows｣のサポートを終了！すでに脆弱性もあり！
コメント
Windows Update は、時々見てやっていますが、履歴を見ると「KB3156421」は昨日12日にインストールされています。今のところは動作の不具合はないです。Cortanaは最初からオフにしてあるので、それでかもしれないですね。
自分の環境でも問題はなかったようなのですが、一応情報があったので記載しておきました。
最近はWindows Updateに関する不具合が多いですね。