2026年1月14日に公開されたWindows Updateを適用したPCにおいて、特定のアプリがフリーズする、あるいは起動できないといったトラブルが世界中で報告されています。Microsoftも一部の不具合を公式に認めており、現在調査と修正が進められています。
現在判明している不具合の内容と、セキュリティを維持しながら行える回避策をまとめたので参考にどうぞ。
1. 現在確認されている主な不具合
クラウドストレージ利用時のアプリ停止(Microsoft公式確認済み)
Windows 11(24H2/25H2等)およびWindows 10において、OneDriveやDropboxなどのクラウドストレージ上のファイルを操作しようとすると、アプリが「応答なし(フリーズ)」になる問題が発生しています。
- 対象の更新プログラム:KB5074109 など
- 主な症状:特にOutlook(クラシック版)でPSTファイルをOneDriveに保存している場合、送信済みメールが表示されない、アプリが終了できないといった現象が顕著です。
エラー 0x803f8001 によるアプリの起動不可
「メモ帳」や「Snipping Tool」、あるいはXbox関連のアプリを起動しようとすると、エラーコード「0x803f8001」が表示されて開けないトラブルが多発しています。これはMicrosoft Storeのライセンス認証に関連する不整合が原因と考えられています。
Windows 10におけるシステムフリーズ
Windows 10(22H2)環境において、更新プログラム「KB5073724」の適用後に、SteamやDiscordなどのアプリを起動した瞬間にPCが完全に固まってしまう事例が報告されています。
2. ⚠️ セキュリティに関する重要な注意点
更新プログラムのアンインストールは「基本的には非推奨」です
不具合を解消するために更新プログラムを削除(アンインストール)する方法が紹介されることがありますが、これには大きなリスクが伴います。セキュリティパッチを削除すると、その更新で修正されたはずの脆弱性が放置され、PCがウイルス感染や不正アクセスの危険にさらされることになります。
アンインストールは、PCが起動しない、あるいは業務が完全に不可能になるといった「最終手段」としてのみ検討してください。
3. 症状別の「安全な」回避策(ワークアラウンド)
セキュリティパッチを削除せずに、問題を回避するための具体的な方法です。
クラウド保存やOutlookがフリーズする場合
- ファイルの保存場所を変更する:作業するファイルのみを、OneDriveの同期対象外(デスクトップやCドライブ直下のローカルフォルダなど)に一時的に移動させてから操作してください。
- Web版を活用する:アプリ版のOutlookなどが正常に動かない間は、ブラウザからWebメールを利用することで安全に作業を継続できます。
「メモ帳」などの標準アプリが開かない場合
- 代替アプリを利用する:Microsoftによる修正パッチが配布されるまでの間、メモ帳の代わりに「Visual Studio Code」やブラウザ版の「Google ドキュメント」などを利用して代用してください。
システム全体がフリーズする場合
- 修正パッチの配布を待つ:この種の問題はユーザー側での設定変更による解決が困難です。Microsoftは「KIR(Known Issue Rollback)」という仕組みで、OS全体を戻さず不具合箇所のみを自動で無効化する処理を行うことがあります。まずは数日、公式の自動修正を待つのが最も安全です。
4. まとめ
2026年1月のアップデートは利便性に影響を与えていますが、セキュリティを犠牲にして更新プログラムを削除することは推奨されません。まずは「クラウド経由の操作を避ける」「代替アプリを使う」といったリスクのない方法で対応し、Microsoftからの正式な修正パッチを待ちましょう。

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