やっぱりか、という気もしないでもありませんが、中国「百度」製ソフト「Baidu IME(バイドゥIME)」と、アンドロイド用スマホアプリ「Simeji(シメジ)」が、入力情報を無断で送信していたことが判明し、内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)や文部科学省は、中央省庁や大学、研究機関など約140機関に使用停止を呼びかけたそうです。
代替ソフトもあるし、セキュリティが気になる人はアンインストールした方が良いかもしれませんね。今回は、ウィンドウズPCでの「Baidu IME(バイドゥIME)」削除/アンインストール方法もご紹介しておきます。
「Baidu IME」「Simeji(シメジ)」の問題点
今回の「Baidu IME(バイドゥIME)」と「Simeji(シメジ)」の入力情報無断送信の件ですが、問題なのは利用者の許諾無く、勝手に送信しているという点にあります。また、送信内容も“利用者がパソコンで打ち込んだほぼすべての情報と、パソコン固有のID、メールや文書作成ソフトなど利用しているソフトの名前”だそうで、これはセキュリティ上かなり良くないと思います。
百度の公式見解では、「Baidu IMEは許可を取っていて、Simejiはバグだ」と言っていますが、それもおかしな話ですよね。ちなみにセキュリティ会社の調査では、“クラウド入力off”でも無断で全角入力情報を送信しているみたいなので、確信犯なのかな。
なお、グーグルの「Google IME」やジャストシステムの「ATOK」は、情報を外部に送るのは利用者が許可した場合だけで、具体的な内容は分からないようにしています。
まあ、中国とか韓国のソフトやPC、スマホなどは、結構頻繁にこう言った個人情報の無断送信が問題になります。できることなら、国産、もしくはアメリカ製などのソフトウェア、ハードウェアを使用する方が良いでしょう。それなら問題があっても、ある程度きちんと法律に則って対処してくれるはずですしね。
「Baidu IME」パソコンからの削除方法
「Baidu IME」をパソコンからの削除する方法は以下の通り。
Windows 7:
スタートボタン→コントロールパネル→プログラムのアンインストール→「Baidu IME」をダブルクリック→指示に従いアンインストールする。
Windows 8.1:
チャーム等で「コントロールパネル」と入力し、検索。もしくはスタートボタン右クリックからコントロールパネルを選択。後はWindows 7と同様にしてアンインストールする。
「Baidu IME(バイドゥIME)」の代替ソフト、「Simeji(シメジ)」の代替アプリ
「Baidu IME」の代替なら、「Google IME(Google 日本語入力)」がおすすめ!予測変換機能などもあります。
「Simeji(シメジ)」の代替は、完全には難しいかもしれませんが、個人的にはウィンドウズPCと同様に、「Google 日本語入力」を使用しています。
・Google 日本語入力|Google Play (現在配信中止です。下記の「Gboard」で代替しましょう。)
・Gboard – Google キーボード|Google Play
また、顔文字などをWindows PCのMicrosoft Office IMEに一括登録したければ、設定の「ユーザー辞書ツール→ツール→テキストファイルから登録」を使用し、一括で登録する方法などもあります。
「Baidu IME」は、パソコン購入時や、フリーソフトなどのインストール時に、知らない間にインストールされていることもあります。一度パソコンにインストールされていないか確認してみてくださいね。不要なら尚更削除しておいた方がいいです。
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