Microsoftが現地時間8月30日、Windows 10 1903向けにVB問題を解決した修正パッチ「KB4512941」の配信を開始しました。
この問題は8月の月例パッチ「KB4512508」適用後に、「VB6/VBA/VBScript」を使用したアプリやマクロが応答不能になるというもの。”invalid procedure call error.”というエラーが発生していたようです。すでに他のバージョン向けには提供開始されていましたが、Windows 10 1903向けがやや遅れていたものの、無事配信開始となったようです。
また、「KB4512941」にはVB問題以外の既知の不具合もいくつか修正されているようなので、気になる方やVBが使えなくなって困っていた方は速やかにインストールしておきましょう。ただし、今回の修正パッチは【オプションの更新プログラム】であり、必要に応じて手動でインストール作業を行う必要があります。現状不具合が出ていないユーザーは、9月の「Windows Update」で配信されると思われるので、それまで待つのも良いかもしれません。
【追記】「KB4512941」を適用後に一部ユーザーからCPU使用率が異常に上昇する不具合報告が上がっています。もう少し様子を見てから適用することをおすすめします。
Windows 10 1903:「KB4512941」の適用方法
Windows 10 1903に修正パッチ「KB4512941」を適用するには、Windows Updateの項目に表示されている「オプションの更新プログラム」から手動でインストール作業を行う必要があります。もしも表示されていない場合は手動で「更新プログラムのチェック」をクリックしてみましょう。
と進み、表示されている【今すぐダウンロードしてインストールする】をクリック。
「KB4512941」のインストール作業が始まります。
「KB4512941」のインストール作業が完了したら再起動の通知が出ます。起動中のプログラム等を閉じ、パソコンを再起動させましょう。
コメント
Windows Update でKB4512941をインストールしました。今のところは、「CPU使用率が異常に上昇する」ということはなく、普段と同じように動いています。
こちらも現時点では特に気になる不具合は出ていません。CPUの使用率も問題ないですね。