以前から噂が出ていましたが、Microsoftが米国時間10月1日、「Surface」シリーズとしては安価な「Surface Laptop Go」を発表しました。
価格は税込み84,480円からで、「Surface Laptop 3」と比べると若干性能を抑えていますが、この価格帯なら購入もしやすくなるかと思います。
ただし、アメリカでは549ドルからとなっており、日本では相変わらずMicrosoft Officeが強制的に付属してくる分、高めの価格設定となっているのは残念です。また、最廉価グレードの「Surface Laptop Go i5/4 GB/64 GB」 には指紋認証付き電源ボタンは搭載されていないのと、ストレージが性能の劣る“eMMC”となっている点は要注意でしょう。今時メモリが4GBというのも個人的にはどうかなと感じます。安価な“魅せ”グレードという印象ですね。
「Surface Laptop Go」の特徴
■12.4 インチ タッチスクリーン
・ドキュメントや Web サイトの閲覧、ページのスクロール
・番組や映画をストリーミング
■仕事をこなせる 1 台
・Microsoft Office アプリを実行し、ソーシャル メディアにも常に接続
・学校や仕事で、抜きんでたプレゼンを作って発表
・仕事、ショッピング、ストリーミングなど、1 日中使える駆動時間の長いバッテリー 1
■最も軽い Surface Laptop
・持ち運びやすく、わずか 1,110 g から
・大型トラックパッドを備えたフルサイズのキーボードで、どこにいても入力作業が 1 日中快適
■必要な接続とセキュリティを提供
・Windows Hello サインインによる便利なセキュリティ機能。一部のモデルでは指紋認証付き電源ボタンを搭載し、Windows Hello サインインとワンタッチ サインインが可能
・ビデオ通話で顔の映りをきれいに見せる 720p HD カメラを内蔵
・必要なアクセサリを接続できる、内蔵 USB-C および USB-A ポート、Surface Connect、ヘッドホン ジャック
「Surface Laptop Go」のスペック詳細と価格まとめ
「Surface Laptop Go」のスペック詳細と価格をまとめておきます。
Surface Laptop Go | |
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寸法 | 278.18 mm x 205.67 mm x 15.69 mm (10.95 インチ × 8.10 インチ × 0.62 インチ) |
ディスプレイ | スクリーン: 12.4 インチ PixelSense™ ディスプレイ 解像度: 1536 x 1024 (148 PPI) 縦横比: 3:2 タッチ: 10 点マルチタッチ |
メモリ | 4 GB または 8 GB (LPDDR4x) RAM |
プロセッサ | 第 10 世代 Intel Core i5-1035G1 プロセッサ |
バッテリー駆動時間 | 通常のデバイス使用で最大 13 時間 |
グラフィックス | インテル® UHD グラフィックス |
ストレージ | eMMC: 64GB SSD: 128GB, 256GB |
外部端子 | USB-C × 1 USB-A × 1 3.5 mm ヘッドフォン ジャック Surface Connect ポート × 1 |
セキュリティ | ファームウェア TPM Windows Hello ワンタッチ サインインによるエンタープライズ クラスのセキュリティ 指紋認証付き電源ボタンでワンタッチ サインイン (Surface Laptop Go i5/4 GB/64 GB には指紋認証付き電源ボタンは搭載されていません。) |
カメラ、ビデオ、オーディオ | 720p HD f2.0 カメラ (フロント) デュアル遠距離感度マイク Dolby® Audio™ 搭載 Omnisonic スピーカー |
ソフトウェア | Windows 10 Home (S モード) Office Home and Business 2019 |
ワイヤレス | Bluetooth® ワイヤレス 5.0 テクノロジー Wi-Fi 6: 802.11ax 互換 |
センサー | 環境光センサー |
外形 | 上部: アルミニウム ベース: ポリカーボネート複合樹脂およびグラスファイバー素材、30% の再生素材を使用 |
同梱物 | Surface Laptop Go 39 W 電源アダプター クイック スタート ガイド 安全性および保証に関するドキュメント |
保証 | 1 年間のハードウェア保証 |
重量 | 1,110 g |
カラー | アイスブルー、サンドストーン、プラチナ |
価格 | Intel Core i5/4GB/64GB:84,480円 Intel Core i5/8GB/128GB:102,080円 Intel Core i5/8GB/256GB:126,080円 |
「Surface Laptop Go」は学生の入門用やサブ用途に良さそう。ただしモデルの選択は慎重に。
以前から噂の出ていた安価な「Surface」シリーズのラップトップモデル「Surface Laptop Go」が正式に発表されました。
上位の「Surface Laptop 3」に比べると当然ながらスペックは劣りますが、タッチディスプレイ搭載や使いやすい縦横比3:2の採用、Intel Core i5搭載で動作もそこそこの速さが期待できそうです。Wi-Fiも最新の“6”ですし、良くも悪くも「Office Home and Business 2019」が付属してくるのも学生さんや業務用途なら便利でしょう。
ちなみに採用されている「Core i5-1035G1」は10nmで製造される第10世代「Ice Lake」Coreプロセッサで、4コア/8スレッド、6MBのLLC、ベースは1GHz、ターボ時最大3.6GHzという動作周波数となっています。これなら日常使用ならまず問題ないでしょう。
ただし、購入に当たって注意点もあります。
一番安価なベースモデルである「Intel Core i5/4GB/64GB」は、ストレージがSSDに劣る“eMMC”となり、メモリ4GBというのもこのご時世ではかなり貧弱なスペック。動画を高画質で見たり、写真や動画の編集をするなど、ある程度しっかり使いこなすつもりなら、個人的にメモリは8GB以上をおすすめしたいです。また、このモデルには電源ボタンの指紋認証機能が搭載されないのも要注意なポイントです。
そのため、よほど価格面で魅力を感じ、かつ性能はそこそこで問題ないというなら「Intel Core i5/4GB/64GB」で良いでしょうが、個人的には「Intel Core i5/8GB/128GB」以上のモデルが「Surface Laptop Go」の本来の魅力をしっかり堪能できるのではないかと思います。
■Intel Core i5/4GB/64GB:84,480円
■Intel Core i5/8GB/128GB:102,080円
■Intel Core i5/8GB/256GB:126,080円
個人的なことを言えば、以前購入した「Surface Laptop 3」でタッチディスプレイは殆ど使用していないため、出来ればタッチディスプレイレスモデルを用意してもらえるとありがたかったです。また、相変わらず「Office Home and Business 2019」が強制的に付属してくるのもいい加減何とかしてほしいところ。
タッチディスプレイレス&「Office Home and Business 2019」レスしてもう少し価格を引き下げられれば、もっと魅力的なWindows 10の入門モデルになったのにな、、、と思ってしまいます。また、すでに「Office 365」を契約しているユーザーにとっては、ライセンスがダブッてしまい勿体ないだけですからね。
まあ、この辺りはMicrosoftの戦略が色々あるのでしょうが、そろそろ一考してほしいものです。なお、一応法人向けに従来モデルにはOfficeレスモデルが用意されているので、個人事業主や会社を経営しているなら、おそらく少し待てば法品向けの「Officeレスモデル」が購入できるようになるかと思います。
という事で、確かにMicrosoft謹製のノートパソコンが10万円そこそこで購入できるのはありがたい話ですが、価格.COMの売れ筋1位は「Inspiron 14 5000 プレミアム Ryzen 5 4500U・8GBメモリ・256GB SSD」で、価格は53,882円(+送料3,300円)となっています。また、管理人が確認した時点では、以下のリンク先で標準価格69,980円のモデルが「20%OFFクーポン適用で51,984円!10/12(月)まで」というセールもありました。
リンク:New Inspiron 14 5000ノートパソコン(2020年6月30日発売)
確かに「Surface Laptop Go」はMicrosoft謹製で安心感はありますが、上位モデルと比べると安価にはなっているものの、他メーカーの価格と比べると割高な印象も受けます。ご自身が何を重視してPCを買うか、色々と検討して決めてくださいね。
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