2021年7月2日からAmazonプライム・ビデオで独占配信が開始された「トゥモロー・ウォー」。
当初話題になっていたものの、所詮Amazonプライムの独占配信なら大したことないだろうという一方的な思い込みから、一度も見ないまま時間が過ぎていました。
しかし、年明け早々サブウーハーを買い替えてホームシアターの音質が向上したのと、久々に平日にゆっくり休める時間が取れたため、色々見る映画を悩んだ挙句、妻と一緒に「トゥモロー・ウォー」を見ることにしてみた次第です。
結果、確かによくあるSF物のアクション映画でしたが、主人公と恋人との恋愛物語ではなく家族愛に主眼が置かれており、途中のシーンでは思わず夫婦そろって目から涙がこぼれてしまいました。まさかこんなSF映画で泣くとは思わなかったですし、子供の年齢も我が子と同じくらいかつ名前も微妙に似ているせいか、予想以上に夫婦そろって感情移入して見入ってしまいました。
ちなみに、「トゥモロー・ウォー」は現在こそAmazonプライム・ビデオで独占配信となっていますが、当初はパラマウント・ピクチャーズによって2020年12月25日に劇場公開予定だったれっきとした通常の映画。これがパンデミックの影響で配給権がアマゾンにうつり、結果としてプライムビデオで独占配信されたという経緯のようです。
そのため、映像自体は一般的な映画と同様しっかりしたクオリティですし、上映時間も138分となかなかの大作。しかしながらストーリー的にはだれることもなく、個人的には十分楽しめました。
現在Amazonプライム会員の方でまだ見たことのない方は、せっかくなのでぜひ視聴してみてくださいね。
ネタバレ無しレビュー:「トゥモロー・ウォー」はこんな映画
タイムトラベラー達が緊急のメッセージを届けに2051年からやってきた。その内容は今から30年後の未来、人類はエイリアンとの戦争に敗れるというものだった。人類が生き残る唯一の希望は、今、ここにいる兵士や民間人を未来へ送り込み戦いに参加させること。娘のために世界を救うことを決意したダン・フォレスターは、地球の運命を書き換えるため、優秀な科学者と疎遠になっていた父親と結束し戦いに挑む。
引用元:Amazon
なるべくネタバレ無しに冒頭をまとめると、主役の生物学教師「ダン・フォレスター」は元軍人で研究所への転職には失敗するものの日常生活には大きな問題はなく、優しい妻と愛しい娘と共に幸せに暮らしています。そんな中、突然未来からの来訪者(兵士達)が現れ、未来がエイリアンの侵攻によって人類滅亡の危機に瀕していること、そして未来のために助けてほしいと願い出ます。
ここから未来を救うために、現代から未来へ適合する人類が時空転移で送られ、未知なる侵略者と戦う、というのが大まかなストーリー。ストーリー的にはよくある近未来物のSF大作であり、アクション映画が好きなら十分楽しめるでしょう。しかしながら冒頭でも書いたように、良くある恋愛要素はなく、親子の絆をメインに描かれているのはちょっと新鮮な印象。道中のとあるシーンでは夫婦そろって思わず涙がポロリ。「まさかこの映画で泣かされるとは…」と顔を見合わせ、お互いティッシュで涙を拭いたのは予想外の出来事でした。まあ、たまたま映画の中の子供の年齢と娘の年齢が同じくらいで、かつ名前が微妙に似ていたので、普通の人以上に感情移入してしまったのが大きな要因かもしれませんけどね。
そして、映画の中では様々な伏線が用意されていますが、それらはしっかり話の中で回収されていきますし、映画ではおなじみの死亡フラグなども用意されています。映画としては138分というとなかなかの長編物ですが、普通の映画なら一度終わってもおかしくないシーンの後にさらに話が続き、その部分もだれることなくストーリーが進んだため、個人的には十二分に楽しめました。
勿論、色々と賛否両論もあるようですが、Amazonプライム会員なら無料で見られるという事を考えれば、アクションやSF映画が好きなら見ても損はないかと思います。お菓子やつまみとお酒を用意し、休日に気楽に楽しむとちょうど良いかもしれませんね。
トゥモロー・ウォー2(続編)の構想も進んでいるみたい
さてさて、意外と堪能してしまった「トゥモロー・ウォー」ですが、となると気になるのが続編「トゥモロー・ウォー2」の事。ネットで調べてみると、一応構想は進んでいるようでした。
勿論、相変わらずのコロナ禍の中なので今後どうなるかは分かりませんが、個人的には楽しみに待っておきたいと思います。
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