ついに開催された「Google I/O 2022」ですが、当初の予想を上回る様々な製品が一挙に発表されました。
ほぼ確定と言われていた廉価モデル「Pixel 6a」をはじめ、最新フラッグシップモデル「Pixel 7 / Pixel 7 Pro」、Pixel Budsシリーズとしては初めてアクティブノイズキャンセリング機能を搭載する「Pixel Buds Pro」、ついに正式発表されたGoogle初の純正スマートウォッチ「Pixel Watch」、久々のGoogle純正タブレット「Pixel Tablet」などです。
本日はサクッと特徴や価格、発売日等をまとめておくので、良かったら参考にどうぞ。
5Gにも対応した「Pixel 6a」は最新チップ搭載のお買い得モデル!
以前から発売確実と言われていたGoogleの新たな廉価版オリジナルスマートフォン「Pixel 6a」が発表されました
フラグシップモデルのPixel 6シリーズと同じオリジナルSoC「Google Tensor」や「Titan M2セキュリティーコプロセッサ」を搭載し、メモリは6GB、ストレージは128GB、5Gにもしっかり対応。一方、ディスプレイサイズやメインカメラの超広角の画素数、バッテリー容量、防水性能を抑えることで安価な価格を実現。なんとGoogle Storeでの販売価格は5万3900円と、昨年8月に発売された「Pixel 5a(5G)」より2,200円も安い価格設定となっています。そしてGoogle謹製スマホの為、5年のセキュリティアップデートが確約されているのも大きな安心ポイント。ただしヘッドフォンジャックが無くなったのはやや残念に思う方もいらっしゃるでしょう。
搭載されるAndroid OSは当初「Android 12」ですが、今秋リリース予定の「Android 13」にアップデートできる見込み。Googleによると、性能はPixel 5a(5G)の5倍とのこと。カラバリは先代より増え、チャコール(濃いグレイ)・チョーク(薄いグレイ/白)・セージ(薄い緑)の3色展開となっています。
とにかく、現在の日本の円安状況、そして性能アップを考えれば、この価格はかなりのバーゲンプライスと言えるのではないでしょうか。Googleの売る気が感じられますね。
管理人は現在iPhoneをメインに使用していますが、Android OS検証のために「Pixel 3 XL Pro」を所有しています。しかし、現在はサポート切れとなったため、今回の「Pixel 6a」を記事作成用にセール時にでも購入しようかと思っています。
Pixel 6a:日本では7月21日予約開始、7月28日発売、価格は5万3900円から。ソフトバンクとKDDIが取り扱い予定
気になるPixel 6aの発売日と価格ですが、日本では7月21日(木)予約開始、7月28日(木)発売、価格は5万3900円(税込)と、円安を考えればかなり頑張っている価格設定でしょう。
次世代Tensorチップ/Android 13搭載の「Pixel 7、Pixel 7 Pro」も今秋発売!
Googleの最新フラッグシップモデル「Pixel 7 / Pixel 7 Pro」も少しお披露目となりました。
現時点で詳しいスペック等は分かりませんが、より高いAI性能を実現する次世代TensorチップやAndroid 13を搭載し、外観は現在のデザイン言語を引き継いでいる印象。他にもリサイクルアルミニウムを採用したカメラフレームと、Proモデルには3つのカメラが搭載されるようです。
カラー展開については公式発表はまだありませんが、画像を見る限り白、ブラック、イエロー、グレイ(薄い緑?)の4色は用意されるよう。以前よりも高級感が増し、なかでもブラックは個人的には好印象。スペック等も確実に強化されるはずなので、引き続き今回も好調に売れそうですね。
Pixel 7、Pixel 7 Pro:日本では今秋発売予定。価格は未定
現時点でPixel 7、Pixel 7 Proの日本での発売日は“今秋”となっており、価格は未定です。
アクティブノイズキャンセリング搭載「Pixel Buds Pro」は気圧調整機能も付くなどなかなか高機能!
続いてはPixel Budsシリーズとしては初めてアクティブノイズキャンセリング機能を搭載する「Pixel Buds Pro」について。
「Pixel Buds Pro」は、Googleの音響エンジニア チームによってチューニングされた、Google内製のアルゴリズムを処理するカスタム6コア オーディオチップを搭載するプレミアムな完全ワイヤレスイヤホンとなっています。ANCだけでなく、がイオン取り込みモード、マルチポイントBluetooth接続(複数機器と同時接続)対応。もちろん本体はIPX4の耐水・耐汗仕様で、ANCがオンの時は7時間、オフだと11時間、ケース分も含めると最大31時間使用可能。チャージングケースはQi規格でのワイヤレス充電にも対応しています。空間オーディオ機能も搭載予定。
他にも気になる機能が満載。例えば「ボリュームEQ」では、ボリュームの上下に合わせてサウンドを調節し、どんな音量で聴いても高音・中音・低音がバランスよく響くとのこと。また、イヤーチップは変形しやすく設計されており、装着した耳の形に合わせてしなやかにフィット。音漏れなく高品質なサウンドが楽しめます。そしてセンサーが耳の奥の気圧をアクティブに測定し、それに応じてイヤフォンが減圧するため、耳が詰まったような感覚を軽減。いつでも快適に利用できます。
外観は「Pixel Buds」とほぼ同じ。イヤフォン本体のカラバリは、Coral(オレンジ)、Fog(薄い灰色)、Charcoal(濃い灰色)、Lemongrass(黄色)の4色に増えました。充電ケースは白のみです。
なかなか高機能で魅力的な機能が満載の「Pixel Buds Pro」、あとは音質がどの程度なのかが気になるところ。これはちょっと興味がわいてきました。
Pixel Buds Pro:日本では近日発売予定。価格は2万3800円
「Pixel Buds Pro」は、海外では7月21日から予約開始、日本では近日発売予定となっています。価格は2万3800円(税込)です。
ついにGoogle謹製スマートウォッチ「Google Pixel Watch」が正式発表!
数年前から何度も噂の出ていたGoogle謹製スマートウォッチ「Google Pixel Watch」がついに正式発表されました!
Googleがすべて開発した初のスマートウォッチ「Google Pixel Watch」は、大胆な丸型のドーム形状のデザイン、触覚的なリューズ(クラウン)、リサイクルされたステンレス素材、そして、簡単に交換できるカスタマイズ可能なバンドを備えています。新しい Wear OS by Google のエクスペリエンスと、Fitbitの業界最先端のヘルスケア・フィットネスツールが、いつでもどこでも利用可能に。他にも、GoogleアシスタントやGoogleマップ、Google Walletといった機能も利用できますし、Google Homeと連携して照明コントロールなども可能。
個人的にはスッキリしたデザインで、Apple Watchよりもデザインだけなら好みな感じ。これで電池持ちが良いなら結構売れそうな気もします。
Google Pixel Watch:日本では今秋発売予定。価格は未定。
「Google Pixel Watch」は日本でも今秋発売予定。価格は現時点では未定となっています。
久々のGoogle純正タブレット「Pixel Tablet」も発表!
最後にこれはちょっと予想外だったのですが、久々にGoogleが純正タブレット「Pixel Tablet」を発表しました。
現時点ではあまり詳細は分からず、Pixelシリーズと同じGoogle Tensorチップを搭載し、自宅でも外出中でも便利に使うことができるとのこと。この「外出中に使える」というフレーズ、Pixelスマホを介した接続なのか、タブレット単体でモバイル通信が可能となるのかはまだ分かりませんが、Googleが久しぶりにタブレットに力を入れ始めたことは素直に嬉しいです。発売は来年のようですが、続報に期待ですね。
Pixel Tablet:日本では2023年発売予定。価格は未定。
「Pixel Tablet」は、日本で2023年に発売予定となっており、価格は未定です。
Google I/O 2022は思っていた以上に気になる製品が満載でした!
今回のGoogle I/O 2022ですが、個人的には当初の予想以上に色々と気になる製品が満載のなかなか良い発表イベントだったと思います。
Pixel 6aも円安の状況を考えればかなり破格の価格設定ですし、Pixel 7もデザインがすっきりしてなかなか好印象。順当に性能アップすれば、今回も人気が出そうです。
そして長らく噂はありつつなかなか発表されなかった「Google Pixel Watch」もついに正式公開。スッキリしたデザインでこちらも好印象。「Pixel Buds Pro」もANC搭載や気圧調整機能など、音質さえよければちょっと興味がわく存在。
そして伏兵的な久々のGoogle純正タブレット「Pixel Tablet」も、価格設定次第ですが、個人的には大いに気になっています。Androidタブレットは、なかなか最新のAndroid OSが搭載されず、スペック的にも微妙なものがおおいので、これを機にGoogleもタブレットをしっかり作り続けてくれると嬉しいですね。
とにかく、Googleの一番の欠点は「持続性の無さ」だと個人的には思っています。Nexusシリーズの失敗を繰り返さないよう、GoogleにはPixelブランドをしっかり丁寧に育成してほしいものです。
コメント