2023年3月21日、MicrosoftがWindows 11 Version 21H2/22H2の既知の不具合リストを更新し、新たに、「ローカルセキュリティ機関の保護がオフになっている」という警告が表示される既知の不具合が存在する事がわかりました。
これは先日配信されたセキュリティ更新プログラム「KB5023706」や「KB5023698」とは無関係であり、Microsoft Defender向けの定義更新プログラム「Update for Microsoft Defender Antivirus antimalware platform – KB5007651 (Version 1.0.2302.21002)」を適用した際に発生する不具合のようです。
ただし、一度ローカルセキュリティ機関の保護をオンにして再起動すれば、動作自体は問題ない様子。その後も繰り返し再起動を促す通知が出るようですが、これは無視したので良いとの事。
現在マイクロソフトはこの問題に対処しているとの事なので、「ローカルセキュリティ機関の保護がオフになっています」と通知が出た場合は、ローカルセキュリティ機関の保護をオンにして一度PCを再起動し、様子を見てみてください。
「ローカルセキュリティ機関の保護がオフになっています」と警告が表示され、オンにした後も再起動を促す通知が繰り返される
「Update for Microsoft Defender Antivirus antimalware platform – KB5007651 (Version 1.0.2302.21002)」をインストールした後、セキュリティ通知または警告が表示され、「ローカルセキュリティ機関の保護がオフになっています。デバイスが脆弱である可能性があります。」というメッセージが表示される場合があります。保護が有効になった後も、Windowsデバイスに再起動が必要であると継続的に促す場合があります。
重要:この問題は、「Update for Microsoft Defender Antivirus antimalware platform – KB5007651 (Version 1.0.2302.21002)」のみに影響します。2023年3月14日にリリースされた他のWindowsアップデート(KB5023706およびKB5023698)は、この問題を引き起こしません。
回避策
ローカルセキュリティ機関(LSA)保護を有効にし、デバイスを少なくとも1回再起動した場合、警告通知、および再起動を促す追加の通知を無視できます。LSA保護が有効になっていることを確認するには、こちらで利用可能な情報を使用してイベントビューアで確認できます。
重要:現在のところ、この問題に対する他の回避策は推奨されていません。
※Windows Latestにて、繰り返される警告表示をオフにする方法が紹介されています。気になる方はお試しください。
対処状況
Microsoftは現在解決に向けて取り組んでおり、利用可能になり次第、アップデートを提供予定です。
影響を受けるプラットフォーム
今回の不具合の影響を受けるプラットフォームは以下の通りです。
- Client: Windows 11, version 22H2; Windows 11, version 21H2
- Server: None
コメント