Appleが本日、以前から噂のあったiPhoneの廉価モデルにあたる「iPhone 16e」を発表しました。当初はiPhone SE4と噂されていましたが、名称はiPhone 16eとなった模様です。
iPhone 16eは、最新のA18チップを搭載し、Apple Intelligenceにも対応。そしてAppleがデザインした初のセルラーモデムであるApple C1によって、高速でなめらかなパフォーマンスと画期的なバッテリー駆動時間も実現。
カメラは48MP Fusionで、美しい写真とビデオを撮影でき、2倍の望遠が統合されているので、まるで1つで2つ分のカメラがあるかのように光学ズームを使えます。そして衛星通信にも対応。携帯電話通信やWi-Fiの圏外にいる場合、衛星経由の緊急SOS、ロードサービス、メッセージや、衛星経由の「探す」などが利用可能です。
前モデルのiPhone SE3からの大きな違いとしては、まずホームボタンが廃止されたことは重要な差別化ポイント。そして充電ポートはLightningではなくUSB-Cに刷新されています。操作性が大きく異なってくるので、ホームボタン搭載のiPhoneから乗り換える場合は、最初は少し戸惑うかもしれません。
予約は2025年2月20日(木)から開始、発売は同年2月28日(金)で、価格は税込9万9800円からとなっています。カラーはブラックとホワイトの2色を用意。
ちなみに、iPhone 16と比べてiPhone 16eで省かれている主な機能は以下の通り。
- 12メガピクセルの超広角カメラ
- センサーシフト光学式手ぶれ補正(16eは光学式手ぶれ補正)
- カメラコントロールボタン(アクションボタンは搭載)
- Dynamic Island
- 16eのディスプレイの最大輝度は通常時800ニト、HDRコンテンツでは1200ニト。iPhone 16は通常時1000ニト、HDRコンテンツでは1600ニト、屋外では最大2000ニトと輝度が異なる。
- GPUが1コア少ない
- 最大25WのMagSafeワイヤレス充電(16eが最大7.5WのQiワイヤレス充電)
- 一部のビデオモード
- Wi-Fi 7/第2世代の超広帯域チップ/Threadネットワークテクノロジー(16eはWi-Fi 6に対応)
iPhone 16とiPhone 16eの価格差は2万5千円程度。個人的にはカメラにこだわりがなければ、大きな性能差はないのかなといった印象。Wi-Fi 7対応は今後を考えるとしていた方がよいでしょうが、Wi-Fi 6でも日常使用なら不満を感じることは少ないかと思います。
とりあえず、安価なiPhoneの発売を心待ちにしていた方は早速チェックしてみてはいかがでしょうか。
記事引用元:Apple Newsroom
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