現在、Windows10やWindows11でMicrosoft EdgeやGoogle ChromeといったChromiumベースのブラウザを利用すると、一部環境でブラウザのフォントがぼやける不具合が発生しています。これは2025年3月のプレビューアップデートから実装された「Noto CJKフォント」が原因との事。
一応回避策はあるので、利用していて気になる方はお試しください。
不具合の概要
Microsoft Edge や Google Chrome などの Chromium ベースのブラウザーで、96 DPI(表示スケーリング100%)の設定時に、中国語・日本語・韓国語(CJK)の文字がぼやけたり不鮮明に表示されるという報告があります。
2025年3月のプレビュー更新プログラムでは、Google と協力して CJK 言語用の「Notoフォント」がフォールバックフォント(代替フォント)として導入され、ウェブサイトやアプリが適切なフォントを指定していない場合でも文字表示の品質を改善する試みが行われました。しかし、96 DPIの限られた画素密度では文字の鮮明さや配置が低下することがあり、これが今回の問題の原因となっています。表示スケーリングの設定を上げることで、文字の描画精度が向上し、より読みやすくなります。
回避策
一時的な回避策として、ディスプレイのスケーリングを125%または150%に上げて、テキストの鮮明度を向上させてください。詳細については、「Windowsで画面の解像度とレイアウトを変更する」を参照してください。
もしくは、ブラウザのフォントを「Notoフォント」以外に変更するという手段もあります。
■Microsoft Edge:
ブラウザ右上の「…」をクリック>設定>外観>フォント>フォントのカスタマイズ
■Google Chrome:
ブラウザ右上の「︙」をクリック>デザイン>フォントのカスタマイズ
対処状況
Microsoftは、現在この問題を調査中です。
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