Amazon Musicが改悪！？聴き放題が1億曲以上になるも原則シャッフル再生に賛否両論、代替おすすめ無料音楽アプリをご紹介！

Amazonプライム会員特典がリニューアルされ、プライム会員なら追加費用無しで利用できる「Amazon Music」において、聴き放題の楽曲が200万曲から1億曲以上に大幅拡充されました！

と、これだけ聞くと「マジで！？めっちゃ太っ腹やな、Amazon！」と朗報かと思いますが、実は基本的にアーティスト、アルバム、プレイリストは原則シャッフル再生となります。リスナーの好みに合わせてカスタマイズされる厳選プレイリスト内の楽曲は、オンデマンド再生（曲を選んで再生）可能ですが、例えば好きなアーティストのアルバムを選んで再生しても曲順がシャッフルされるだけでなく、別のアーティストの楽曲も含まれて再生されるため、「聴きたいアーティストの曲が聴けない」「オルゴールの曲なんて聞きたくない」等、ネット上では賛否両論というか、「これは改悪だ！」と否定的な意見が多く出てきている状況です。

まあ、もともと「Amazon Music」はプライム会員特典のおまけのような立ち位置だったため、個人的には使用頻度も低くあまり気にはならないのですが、せっかくリニューアルしてもAmazonの評判を落とすようでは意味がないですよね。アーティストもアルバムが本来意図した曲順で再生されないのは疑問視する声もありますし、場合によってはAmazonへの楽曲提供を停止するアーティストも出てくるかもしれません。

という事で、本日はAmazon Musicのリニューアル/改悪ポイントのまとめと、割り切った楽しみ方、および代替となるおすすめ無料音楽アプリの考察をご紹介しておきます。

Amazon Musicの楽曲数が200万曲から1億曲以上に大幅拡充もシャッフル再生に戸惑いの声多数
Amazon Musicの代替おすすめ無料音楽アプリをご紹介！

Amazon Musicの楽曲数が200万曲から1億曲以上に大幅拡充もシャッフル再生に戸惑いの声多数

Amazon Musicで利用可能な楽曲数が200万曲から1億曲以上に大幅拡充されました。曲数の増加は非常に喜ばしい事なのですが、楽曲が原則シャッフル再生となった事に対しては戸惑いの声もあがっています。

今回のリニューアルにあたって、Amazon Music バイスプレジデントのスティーブ・ブーム（Steve Boom）氏は、以下のようにコメントしています。

「これまでのプライム会員向けAmazon Musicは、200万曲の楽曲を、広告を挟むことなく聴くことができる、提供開始当時の音楽ストリーミングとしてはユニークなサービスでした。お客様のために革新を続けた結果、今後はプライム特典の便利さと価値に加え、より充実したエンターテインメントをお届けしたいという想いのもと、大幅に拡充された楽曲セレクションとますます充実したポッドキャスト番組を、プライム会員の皆様には追加料金なしでご体験いただけることとなりました。お客様のAmazon Musicのご利用を、心よりお待ち申し上げます。」

また、11月11日（金）0:00より、トップアーティスト7組によるELLEGARDENのトリビュートアルバム「ELLEGARDEN TRIBUTE(Amazon Original)」の全世界独占配信により、Amazon Originalコンテンツとして楽しむこともできるようになる予定です。

現時点でも、Amazonプライム会員特典には、プライム対象商品の無料配送/プライムビデオの視聴/Prime Gamingでのゲーム無料配布などなど、多数の特典がありますが、今回のAmazon Musicリニューアルは、シャッフル再生を気にしないユーザーにとっては朗報かもしれません。また、最新のヒット曲が聞けるようになったのは嬉しいリニューアルポイントでしょう。（例：「曲を選んで再生できる厳選プレイリスト」にある「Hot In Japan」など）

Amazon Music: 音楽やポッドキャストが聴き放題 22.14.2（無料）
カテゴリ: ミュージック, エンターテインメント
販売元: AMZN Mobile LLC – AMZN Mobile LLC（サイズ: 287.6 MB）
無料 ※価格は記事掲載時のものです。

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Amazon Music：リニューアル/改悪ポイントまとめ

今回のリニューアルに伴い、Amazon Musicで利用可能な楽曲数が200万曲から1億曲以上と大幅に増えました。これ自体は朗報なのですが、一方で以下のような改悪もあり、賛否両論の状態です。

原則シャッフル再生のみ
聴きたい曲/アルバムを再生しようとしても別のアーティストの曲が流れる場合も（オンデマンド再生不可）
プレイリストの曲もシャッフル再生、かつ入れていない曲も再生される（プレイリストの意味…）
曲の早送りはできない
曲のスキップに回数制限あり、一定数利用するとスキップ不可になる
ダウンロード（オフライン再生）不可
「曲を選んで再生できる厳選プレイリスト」のみ、選んで再生可能・スキップ無制限・オフライン再生可能
事あるごとに「Amazon Music Unlimited」へのアップグレード広告が表示される

※購入済みの楽曲のシャッフル再生は不具合との事で、今後改善されるようです。

実際にリニューアル後のAmazon Musicを利用してみました。

まずBonJoviのアルバム「Have A Nice Day」を選択して再生。するとガンズ・アンド・ローゼズのハード・スクールの再生が始まりました。スキップすると今度はVanHalenの曲が。あれ？全然BonJoviの曲すら再生されないんですけど…。これはアーティストやアルバムを選ぶ意味すらない感じですね。改悪と言われるのも納得。

とは言え、音楽の系統的には興味のある曲が流れてきたので聴く分には別に良いのですが、「このアーティストのこの曲が聞きたい！」とか、「このアーティストのこのアルバムが聞きたい！」といった使い方はほぼ出来ないと考えた方が良さそうです。「自分の好きなアーティストに似た系統の音楽をラジオ的に楽しめる」という風に割り切れば、色々な音楽を提案してくれるのでありかもしれません。

Amazon Music：リニューアル後の楽しみ方

Amazon Musicのリニューアル後の楽しみ方ですが、以下のように割り切れば良いかと思います。

とりあえず色々な音楽が提案されるので、聞いたことの無い名曲に出会える可能性がある
好きなアーティストを選んで再生すれば、比較的似た系統の音楽ジャンルから再生される
ラジオ的な利用と割り切る
バックグラウンド再生可能
広告の再生は現時点で無し
「曲を選んで再生できる厳選プレイリスト」を有効活用。例えば「Hot In Japan」なら最新のヒット曲を存分に楽しめる。（選んで再生可能・スキップ無制限・オフライン再生可能）

中でも一番のポイントは「曲を選んで再生できる厳選プレイリスト」をいかに上手く活用するかでしょう。「曲を選んで再生できる厳選プレイリスト」であれば、曲順通りに再生されますし、曲のスキップ制限も無し。選んだ曲もそのまま再生されます。ダウンロードしてのオフライン再生も可能。

今後「曲を選んで再生できる厳選プレイリスト」が充実してくれば、Amazon Musicの評価も変わってくるかもしれませんね。