AppleがLiDARスキャナを搭載した新しい「iPad Pro」と、CPU性能とSSD容量が2倍かつ安価になった「MacBook Air」を発表しました。
新しい「iPad Pro」には、以前から噂のあった「広角+超広角」カメラに奥行き検知に優れた「LiDARスキャナ」が搭載され、さらにはトラックパッドを搭載した新しい「Magic Keyboard」も発売となります。これはかなり大きなアップデートではないでしょうか。
そしてMacで最も人気の「MacBook Air」も大幅に刷新されました。CPU性能が最大2倍高速になり、SSDの容量は256GBからと前モデルから2倍にアップ。それでいて価格も104,800円(税別)からとお買い得。かなりAppleさん頑張った印象です。
という事で、本日は新しい「iPad Pro」と「MacBook Air」の概要をまとめておくので、良かったら購入時の参考にどうぞ。
LiDARスキャナを搭載した新しい「iPad Pro」、iPadOSでトラックパッドに対応
まずは新しい「iPad Pro」から。11インチと12.9インチのラインナップは変わりなく、見た目も大きな変化はありません。ただし、背面には以前から噂のあった「広角+超広角+LiDARスキャナ」が搭載されているのが大きな変化でしょう。
美しい写真や4Kビデオを撮影できる12MPの「広角カメラ」に加えて、2倍ズームアウトすることでより広い視野で被写体を捕らえることができる10MPの「超広角カメラ」を搭載。さらに画期的な「LiDARスキャナ」が加わったことによって、新しいレベルのAR体験が可能となりました。
中でも「LiDARスキャナ」は以前から噂されていた注目のアップデートで、これによって計測アプリケーションが改良され、人の身長測定を速く簡単にできるようになったほか、便利な縦と端のガイドが自動的に表示されるため、より素早く、正確に対象物を測定できるようになったとの事。計測アプリケーションには新たにルーラービューが加わり、より細かい測定値が見れるようになったほか、これまでに測定した対象物のリストをスクリーンショットと一緒に保存してあとで必要になった時に備えることもできるようになるようです。
「iPhone 12 Pro」への「LiDARスキャナ」搭載も噂されており、これはぜひ試してみたい機能ですね。
チップは「A12Z Bionic」を搭載。ほとんどのWindowsノートパソコンよりも高速で、よりパワフルとの事。
そしてもう一つ大きなトピックスとして、ついにiPadがトラックパッドに対応したことが挙げられます。
間もなくリリースされる「iPadOS 13.4」で、iPadが初めてトラックパッドに対応。より自然なタイピング体験が可能になり、文章の作成や文字の選択、スプレッドシートやプロのワークフローといったタスクをより正確に行なえるようになるとの事。そしてトラックパッド上でのなめらかなジェスチャーは、アプリケーション間の切り替え、アプリケーションスイッチャーへのアクセス、それにDockやコントロールセンター、そしてSlide Overにあるアプリケーションの表示も簡単に行えます。
さらに5月発売予定の「Magic Keyboard」にはトラックパッドも搭載。バックライトキーと、キーピッチが1mmのシザー構造を持つフルサイズキーボードとなっており、USB-Cを使ったパススルー充電も可能。もうこれはiPadが“ほぼPC”レベルになるかもしれませんね。
フローティングデザインが独特でなかなかスタイリッシュ。これは欲しい。
気になるお値段は、11インチのiPad Pro Wi-Fiモデルが84,800円(税別)から、Wi-Fi + Cellularモデルが101,800円(税別)から、そして12.9インチモデルは、Wi-Fiモデルが104,800円(税別)から、Wi-Fi + Cellularモデルが121,800円(税別)からとなっています。
最安モデルの容量が128GBにアップしているので、実質従来モデルよりもお買い得になっているのは嬉しいポイントですね。
新しい「MacBook Air」が大幅進化!CPU性能とSSD容量が2倍になり104,800円からとお買い得!
続いてMacでも最も人気がある「MacBook Air」も大幅に刷新され新登場しました。
新しい「MacBook Air」は、最大2倍のCPU処理能力、新しいMagic Keyboard、容量2倍のストレージを搭載しながら、従来モデルよりも安い104,800円(税別)から購入可能となっています。他にも13インチのRetinaディスプレイ、簡単なログインと安全なオンラインショッピングを実現するTouch ID、広々としたトラックパッド、一日中使えるバッテリーなど、macOS Catalinaのパワーと組み合わさり、過去最高の「MacBook Air」が誕生したとAppleは謳っています。
ちなみにMacBookユーザーが最も気になるかもしれないキーボードについては、「16インチMacBook Pro」で初めて採用された、新しい「Magic Keyboard」が搭載されています。再設計されたシザー構造によりキーストロークの深さは1mmとなり、快適で安定した打鍵感を得られるとの事。矢印キーも新たに逆T字型配列になったので、手元を確認しなくても、簡単に適切なキーを探すことができるとされています。これなら安心かな。
CPUは第10世代Intel Core i3 / i5 / i7から選択可能で、用意されているベースモデルの構成と価格は以下の通り。ストレージ容量が256GBからと2倍になり、かつ価格も抑えてくれているので、これはかなり売れそうですね。
■第10世代の1.1GHzデュアルコアIntel Core i3プロセッサ(Turbo Boost使用時最大3.2GHz)
■Intel Iris Plus Graphics
■8GB 3,733MHz LPDDR4Xメモリ
■256GB SSDストレージ
■Magic Keyboard
■Touch ID
■感圧タッチトラックパッド
■Thunderbolt 3ポート x 2
■¥104,800 (税別)
■第10世代の1.1GHzクアッドコアIntel Core i5プロセッサ(Turbo Boost使用時最大3.5GHz)
■Intel Iris Plus Graphics
■8GB 3,733MHz LPDDR4Xメモリ
■512GB SSDストレージ
■Magic Keyboard
■Touch ID
■感圧タッチトラックパッド
■Thunderbolt 3ポート x 2
■¥134,800 (税別)
個人的にはライトユーザーならCore i3モデルでも十分使えそうな印象。廉価モデルの設定がメモリ8GBでストレージ256GBというのはかなり良心的だと思います。ディスプレイもRetinaで文句無し。
とりあえずMacが欲しい!という方には、新しい「MacBook Air」はなかなかおすすめですね。
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