Apple Watchを下から上にスワイプするとコントロールセンターが開きますが、この中にある「水滴マーク」があるのはご存じでしょうか?
これは「防水ロック」機能をオンオフするためのアイコンで、オンにしておけば水中で画面をタッチしても反応しなくなり、水中での誤入力を防ぐことができます。また、防水ロックを無効にすると、スピーカーに残っている水が排出されるという機能も備わっています。
ぜひ水遊びをする際や水中に入る際には積極的に利用してみてくださいね。
Apple Watchの防水ロック機能とは?
Apple Watch Series 2 以降のモデルは、プールや海で泳ぐなど、浅い水深での利用に対応しました。そしてより便利に水の中でApple Watchが利用できるように、新たに「防水ロック」機能(水滴のマーク)が搭載されています。
この「防水ロック」機能はコントロールセンターから手動でオンに出来ると共に、スイミングのワークアウトを開始すると、自動的にロックされます。
「防水ロック」がオンになると、水中でのタップが誤認されないよう、Apple Watchの画面をタッチしても反応しなくなります。これによって水中での誤入力を防ぐことができるという仕組みです。また、「防水ロック」をオフ/解除すると、Apple Watchのスピーカーからブーミーな低音が響き、スピーカーに残った水を排水してくれます。
ちなみに「防水ロック」のオンオフで耐水性能が上がるわけではありません。水中での誤入力を防いでくれるのと、解除時にスピーカーから排水してくれる機能が利用できるというものです。
そのため、例えば想定外の状況でApple Watchが水に濡れた場合、後から「防水ロック」をオンオフすることでスピーカーからの排水を促すことも可能。Apple Watchユーザーはぜひ覚えておきたい便利機能でしょう。
Apple Watchの防水ロックをオンにする方法
Apple Watchの防水ロックをオンにする方法は以下の通り。
スイミングのワークアウトを開始すると、自動的に防水ロックがオンになります。
また、手動で防水ロックをオンにしたい場合は、Apple Watchの画面を下から上にスワイプしてコントロールセンターを開きます。
下部にスクロールし、「防水ロック」アイコン(水滴マーク)をタップしてオンにします。
「防水ロック」がオンになると、上部中央に「水滴マーク」が表示され、水中で画面をタッチしても反応しなくなります。これで水中での誤入力を防ぐことができます。
Apple Watchの防水ロックをオフ/解除する方法
Apple Watchの防水ロックをオフ/解除する方法は以下の通り。
水から上がったら、Apple Watchの横にあるDigital Crownを回します。
Digital Crownを回すと、Apple Watchの画面に「Digital Crown を回してロック解除して水を出してください」という表示が出るので、これが消えるまでDigital Crownを回してください。どちらでもかまいませんが、同じ方向に回し続けてください。
規定数デジタルクラウンを回すと通知音(ブーミーな低音)が鳴り、スピーカーに残っている水が排出されます。その後、通常通りに画面を操作できるようになります。
Apple Watchの耐水性に関する注意事項:避けるべき行為とは?
Apple Watch Series 1 および Apple Watch (第1世代) は防沫性能と耐水性能を備えていますが、水に浸すことは推奨されていませんのでご注意ください。
Apple Watch Series 2 以降は、プールや海で泳ぐなど、浅い水深での利用に対応しています。ただし、Apple Watch Series 2 以降を装着したまま、スキューバダイビング、ウォータースキーなど、水圧が高くなったり、所定の水深より深く潜るようなアクティビティを行うことは想定されていません。
そしてApple Watchは永久耐水ではないため、経年劣化で耐水性が損なわれる場合があります。この点は頭に入れておきましょう。
なお、AppleはApple Watch利用にあたり、耐水性能に支障をきたす可能性があるため、以下のような行為は避けるよう指示しています。
- Apple Watchを落とすなど、衝撃を与える。
- Apple Watchを石けんまたは石けん水にさらす (たとえばシャワーや入浴)
- 香水、溶剤、洗剤、酸や酸性の食品、虫除け、ローション、日焼け止め、油分、毛髪染料をApple Watchに付ける。
- Apple Watchを水圧が強い水にさらす (ウォータースキーなど)
- Apple Watchを着けたままサウナやスチームルームに入る。
- 耐水仕様になっていないバンドもあるので取り扱いには注意を。例えば、ステンレススチール製やレザー製のバンドは耐水性ではないため、液体に浸さないようにしてください。
上記の行為を避けた上でなお、Apple Watchに間違って石鹸、シャンプー、コンディショナー、ローション、香水、溶剤、洗剤、酸または酸性の食品、虫除け、日焼け止め、油、毛髪染料など、水以外の素材が付いてしまった場合は、温かい流水で洗い流し、糸くずの出ない柔らかい布で拭き取り、乾かしてください。そうした素材に含まれる化学物質が、水密性や通音膜の性能低下を招くおそれがあるのでご注意ください。
水遊びの際にはぜひApple Watchの「防水ロック」機能を使ってみましょう!
夏真っ盛りの中、プールや川、海水浴場など、水遊びの機会も多いかと思います。
Apple Watch Series 2 以降には、せっかく便利な「防水ロック」機能が搭載されていますし、使い方も非常に簡単なので、ぜひ皆さんも水遊びをする際には事前に「防水ロック」機能をオンにして利用してみてくださいね。
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