Googleが新製品の発表イベントを行い、かねてから噂になっていた新しいGoogle純正スマホ「Pixel」(5インチ)と「Pixel XL」(5.5インチ)を正式に発表しました!ただし、残念ながら日本での発売日は現時点で未定です。
そして他にも、4KやHDRにも対応した新型の「Chromecast Ultra」、手軽にVRが楽しめるVRヘッドセット「Daydream View」、Amazon Echoに対抗した音声アシスタント搭載の「Google Home」、家のどこでもWiFiが楽しめるように設計された「Google WiFi」などが発表されました。
日本での発売時期未定な製品が多いのが残念ですが、魅力的な製品も多く、管理人も興味津々です。
初のGoogle純正スマホ「Pixel」(5インチ)&「Pixel XL」(5.5インチ)
従来Googleは、他のハードウェアメーカーに委託する形で「Nexus」ブランドを製造してきましたが、今回の「Pixel」はGoogle初の純正スマホという位置付け。なお、発表イベントで名前は出ませんでしたが、製造元はHTCという噂です。
デザインは、はっきり言ってiPhoneそっくり。これは正直もったいない。どうせならもっとオリジナリティーあふれるデザイン、特にベゼルとかもっと狭く出来なかったものかとちょっと残念です。
しかしながら、性能はかなり高いです。Snapdragon 821(Quad Core 2x 2.15 GHz/ 2x 1.6 GHz)、4GB RAM、バッテリーは2770/ 3450 mAh、カメラはf/2.0 12.3 MP、ディスプレイはAMOLED(有機EL)が採用されています。
特にカメラ性能をGoogleはかなり推しており、カメラ性能の指標となる「DxOMark Mobile」のスコアはiPhone 7(86)を上回る89との事。そしてPixelユーザーは無料で制限無しに写真やムービー(4K含む)を「Google フォト」に保存し放題になるそうです。これは大盤振る舞いですね。
また、音声アシスタントの「Googleアシスタント」搭載や、VRの「Daydream」に対応しているのもポイント。そしてiPhoneと直結する「乗り換えアダプタ」が付属しているのはなかなか強気です。別売りじゃないんだ。。。
気になる価格は以下の通り。
「Pixel」(5インチ)
32GB:$649
128GB:$749
「Pixel XL」(5.5インチ)
32GB:$769
128GB:$869
iPhone 7よりは少し安い感じですかね。しかしながら、これが日本で割り増し価格になると、あまりiPhone 7と価格差がなくなる可能性もあります。
日本での発売日は未定ですが、すでに公式ページは日本語に対応済み。Googleからの発表を待ちましょう!
4KやHDRにも対応した新型「Chromecast Ultra」
続いては新型の「Chromecast Ultra」について。
この新型では、4KやHDRにも新たに対応したのが特徴。「Chromecast Ultra」の登場に合わせて、Google Play Movies&TVも4Kコンテンツの配信を11月から開始する予定です。
また、4Kなどの高解像度動画の場合は、WiFi接続では不安定になる可能性もあります。そのため「Chromecast Ultra」には新たにイーサネット端子が搭載されています。これは現時点では良い判断だと思います。
価格は$69で11月発売予定です。日本でも「近日発売予定」となっているので、そう遠くないうちに発売されそう。価格は9,720円(税込)です。あれ?高くね?
手軽にVRが楽しめる「Daydream View」
続いては、手軽にVRが楽しめる「Daydream View」について。
これは従来Googleでは簡易的なVR体験ができる「Cardboard」を提供していましたが、この「Daydream」はより高度なVR体験が行えるよう、端末側に要求されるスペックも高めになっています。そのため「Daydream」が使用可能な端末には『Daydream Ready』の認定が与えられるようです。
そんな「Daydream」を楽しめる「Daydream View」ですが、コントローラがセットになっており、解説を見ると意外と本格的な印象も受けます。
発売されての評価がどうなるのか気になりますが、手軽にVRをちょっと本格的に楽しみたいなら“アリ”なのかもしれませんね。個人的には「PlayStation VR」がめっちゃ気になってますけど。
価格は$79となっています。11月発売予定。
音声アシスタント搭載の「Google Home」
続いて、音声アシスタント搭載の「Google Home」について。これは「Amazon Echo」が欧米では大人気になっており、それに追随する形の製品になります。基本的には「スピーカー+家電コントローラー」な感じ。
基本的にスピーカーなので、Google Play MusicやSpotify、YouTubeなどが楽しめます。また、音声アシスタント機能が搭載されているので、「今日の天気は?」とか交通情報の確認なども可能。そしてカレンダーとやToDoとも連携できるので、「今日の予定は?」と確認したり、ToDoを追加したりといったことも可能なようです。そしてIoT製品のハブにもなるので、「家の中のデバイスを一括でコントロール」することも可能。
ただし、日本ではまだ発売時期は未定です。やっぱり日本語対応は難しいのかな。
価格は$129、アメリカでは予約受付中のようですね。
家のどこでもWiFiが楽しめるように設計された「Google WiFi」
続いて、Googleが開発した最新の無線ルータ「Google WiFi」について。この「Google WiFi」は、家のどこでもWiFiが手軽に、かつ快適に楽しめるように設計された無線ルータになります。
特徴としては、ユーザー側で設定しなくても、「Network Assist」機能により、高速なWi-Fi接続を確保できる点が挙げられます。「Network Assist」は、使用中の端末にクリアなチャンネルと最速の帯域幅を自動的に選択する優れたGoogleのソフトウェアとの事。意外とWi-Fiはしっかり使いこなせていない方が多いので、こういった最適化技術は非常にありがたいと思います。
また、「Google Wifi」アプリでは、ゲストとのパスワードの共有や、ネットワークで優先する端末の指定などが簡単に行えますし、家族のインターネット利用を管理することも可能。
例えば、家族の端末使用時間を把握し、子供の寝る時間や宿題の時間には端末上のインターネット接続を一時停止したりも出来ます。これは意外と重宝するかも。
価格は1台$129、3台$299で、12月発売予定。日本では発売日は未定ですが、「近日発売予定」となっているので期待はできそう。
Made by Googleまとめ!
以上、「Made by Google」イベントのポイントをザックリまとめてみました!
事前のリーク通りの内容でしたが、先日のAppleの発表イベントよりはなかなか面白い製品が多くあった印象です。というか、おそらく「Google HOME」のような製品をAppleも準備中なのでしょうね。
「Pixel」については、デザインがちょっと残念ですが、性能はかなり高め。ただし価格もなかなかなので、日本では「iPhone」と「Pixel」なら「iPhone」に流れそうな気はしてしまいます。日本は一次発売国に含まれていませんし、その辺りは少し残念です。
自分も興味はあったんですが、デザインがイマイチなので、来年の新型「Pixel」に期待して今回はスルーするつもりです。Google純正なので最新のAndroid OSが使えるのは非常に魅力的なんですけどね。
「Chromecast Ultra」も4K対応など進化していますが、そもそも4K対応テレビを持っていないのと、「Apple TV」を買っちゃったので、我が家では買う予定なし。でもなかなか良い製品だと思います。
「Daydream View」については、、、うーん、正直言ってあまり魅力を感じません。実際に体験してみないとなんとも言えないですね。現時点では価格は随分高いですけど、どうせなら本格的に楽しめる「PlayStation VR」の方が興味津々です。ただ、今後VR人気が高まっていくのは間違いないでしょうね。
「Google Home」もあると便利でしょう。しかし、我が家はApple製品に汚染されているので、おそらく「Google Home」の出番は無さそう。買い物もAmazonがほとんどなので、それなら「Amaon Echo」の方が便利そうな気も。正直どの程度使えるのか、まだ想像が付かない感じですね。日本語の対応にも時間がかかる気もします。
そして最後に「Google WiFi」について。これは個人的にも興味あります。最新の「IEEE 802.11a/b/g/n/ac 」に対応しているので、そろそろ無線ルータを買い替えようかなと思っていることもあり、日本で発売されたら買っちゃいそう。アプリも気になります。
という事で、なかなか面白かったGoogleの「Made by Google」イベント。皆さんは気になる製品はありましたか?
日本での発売時期が未定な製品が多いのはやや残念ですが、早い時期の発売決定を祈りたいものです。また続報が分かり次第、当サイトでもお伝えしていきたいと思います!
Source:
engadget、Gigazine、Made by Google、
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