Appleが本日、iPhone 5s, iPhone 6, iPhone 6 Plus, iPad Air, iPad mini 2, iPad mini 3, 第6世代iPod touch向けに「iOS 12.4.2」の配信を開始しました。これらのデバイスは「iOS 13」には非対応ですが、Appleが引き続き旧型モデルにもセキュリティアップデートを提供してくれるのはありがたいことですね。
今回のアップデートは、以前Google Project Zeroによって報告されていた脱獄可能な脆弱性の修正となっているようです。もしも上記のデバイスをまだ使用している方は、速やかに適用しておきましょう。
iOS 12.4.2のアップデート内容
iOS 12.4.2のアップデート内容は以下の通り。
iOS 12.4.2には改善と重要なセキュリティアップデートが含まれ、すべてのユーザに推奨されます。
Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:https://support.apple.com/kb/HT201222
アメリカの解説ページでは、より詳細な内容が記載されています。
iOS 12.4.2
Released September 26, 2019Foundation
Available for: iPhone 5s, iPhone 6, iPhone 6 Plus, iPad Air, iPad mini 2, iPad mini 3, and iPad touch 6th generation
Impact: A remote attacker may be able to cause unexpected application termination or arbitrary code execution
Description: An out-of-bounds read was addressed with improved input validation.
CVE-2019-8641: Samuel Groß and Natalie Silvanovich of Google Project Zero
影響:リモートの攻撃者が、予期しないアプリケーションの終了または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。
説明:範囲外の読み取りに対処し、入力検証を改善しました。
「iOS 12.4.2」へのアップデート前には必ずデータバックアップを取っておきましょう!
「iOS 12.4.2」へアップデートする場合は、必ず事前にデータのバックアップを取っておきましょう。現時点で大きな不具合報告はありませんが、最悪文鎮化してしまうとデータの復旧が困難になる可能性もあります。アプリなどのデータは勿論ですが、写真や動画などのデータもしっかりパソコンやiCloudなどに保存しておきましょう。
iOS 12.4.2へのアップデート手順
「iOS 12.4.2」配信開始後すぐに手動でアップデートしたい場合は、iTunesを介してパソコン経由でアップデートする方法と、iPhone単体でOTAアップデートする方法があります。どちらでも大丈夫ですが、個人的にはiTunesを介してのアップデートの方が安全性が高くおすすめです。
iPhone単体でのOTAアップデート:設定>一般>ソフトウェア・アップデート
と進み、【ダウンロードとインストール】をタップすればアップデート作業が開始されます。
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