本日Appleが、iPhoneやiPadなど、iOS端末向けに「iOS 12.4」の配信を開始しました。
「iOS 12.4」では、古いiPhoneから新しいiPhoneにデータを直接転送してiPhoneを移行できるようになりました。従来はiCloudにデータをアップし、そこからダウンロードして復元するため時間がかかっていましたが、今後はiPhone同士で直接ワイヤレスデータ転送が可能となり、機種変更時のデータ復元時間短縮が見込まれます。
他にも今回のアップデートでは、Apple Watchの“トランシーバー” Appのセキュリティが修正され、“トランシーバー”機能が再有効化されると共に、近日日本でも発売予定のHomePodのサポートも含まれています。
また、CVE番号ベースで37件の脆弱性も修正されているので、iPhoneやiPadユーザーは速やかにアップデートを適用しておきましょう。なお、現時点で「iOS 12.4」に関する大きな不具合報告は入ってきておりません。
iOS 12.4のアップデート内容一覧
iOS 12.4では、古いiPhoneから新しいiPhoneにデータを直接転送してiPhoneを移行できるようになります。また、iPhoneとiPadのセキュリティの改善が含まれます。このアップデートには以下が含まれます。
iPhoneの移行
- 設定中に古いiPhoneから新しいiPhoneにワイヤレスでデータを直接転送し移行する機能を導入
その他の改善と修正
- Apple Watchの“トランシーバー” Appのセキュリティを修正し“トランシーバー”機能を再有効化
このリリースには、日本と台湾のHomePodのサポートも含まれています。
Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:https://support.apple.com/kb/HT201222
セキュリティ情報の詳細は、英語ですが以下のページで確認できます。
About the security content of iOS 12.4|Apple
iOS 12.4アップデート前にはバックアップをお忘れなく!
「iOS 12.4」へアップデートする場合は、必ず事前にデータのバックアップを取っておきましょう。現時点では大きな不具合報告はありませんが、最悪文鎮化してしまうとデータの復旧が困難になる可能性もあります。アプリなどのデータは勿論ですが、写真や動画などのデータもしっかりパソコンやiCloudなどに保存しておきましょう。
iOS 12.4へのアップデート方法
「iOS 12.4」配信開始後すぐに手動でアップデートしたい場合は、iTunesを介してアップデートする方法と、iPhone単体でOTAアップデートする方法があります。
個人的にはiTunesを介してのアップデートの方が安全性が高くおすすめです。
iPhone単体でのOTAアップデート:設定>一般>ソフトウェア・アップデート
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