いやー、iPhone 15 Pro Maxは良いスマホですねえ。個人的にはカメラの5倍望遠が運動会で大活躍してくれて気に入っていますが、やっぱりUSB-Cポートがついに採用されたのも嬉しいものです。
さて、従来のiPhoneは転送速度がUSB-2相当の480Mbpsと遅く、iPhone内の写真や動画データをPCに転送する際に非常に時間がかかるのが個人的には大きなネックポイントでした。
しかし!ついにiPhone 15 ProシリーズはUSB 3.2 Gen2に準拠した性能となり、最大10Gbpsの高速データ転送に対応しています。(iPhone 15/15 Plusは引き続きUSB-2相当の480Mbpsに対応)
とは言え、残念ながらiPhone 15 Pro Maxに付属しているAppleの純正USB-CケーブルはなんとUSB 2の性能。10Gbpsの高速データ転送を利用したければ別途USB 3に準拠したケーブルを購入する必要があるんです。Appleには正直言ってここはケチってほしくなかったですね。
ということで、iPhone 15 Proの10Gbps高速データ転送を利用すべく、RAMPOW USB-Cケーブル 100W PD対応/USB 3.2 Gen 2×2-20Gbpsを購入。データ転送時間と充電性能を付属のApple純正ケーブルと比較検証してみたのでご紹介しておきます。
RAMPOW USB-Cケーブル 100W PD対応/USB 3.2 Gen 2×2-20Gbpsの特徴と選んだポイント
まずはRAMPOW USB-Cケーブル 100W PD対応/USB 3.2 Gen 2×2-20Gbpsの特徴をご紹介しておきます。
- 【高規格のC-Cケーブル】USB 3.2 Gen 2×2を採用し、最大100Wまでの電力を供給できるType C(オス)-Type C(オス)ケーブル。
- 【USB PD 3.0とQC 3.0に対応】PD3.0とQC3.0対応でスマホだけでなく充電に時間がかかる各種タブレット、PCなどの充電時間を大幅に短縮可能。5Aまで出力可能なケーブルは、5V、12V、20VのACアダプタにあわせて100W給電。
- 【USB 3.2 Gen 2×2データ転送】20Gbpsの超高速データ転送は、音楽、映画、写真、HD動画をわずか2.5秒以内に転送可能。従来のUSB 2.0に比べて最大14倍の転送速度を実現。
- 【映像出力にも対応】USB-C端子を持つラップトップや携帯、テレビと接続し、4K画像を出力可能。(出力機器とモニターにDisplayPort Alternate Modeが必要)
- 【耐久性が自慢】安全・性能・デザインを全般的に考慮した設計を行い、厳しい採用基準を通過した素材を使用して、20000回以上の曲げ試験・抜き差し試験に合格。
- 【保証期間は無期限】購入後長期に愛用できるよう、Rampow社による無条件永久保証あり。
個人的にこのRANPOWという会社は全然知らなかったのですが、Amazonで「USB 3.2 Gen 2×2 ケーブル」と検索して上位に出てきたのがこの製品でした。メーカー名から推測すると中国系かな?と思いましたが、実際に中国深センの会社のようです。
ただ、レビューを見ると評価は悪くなかったので、今回は試しに購入してみました。なお、購入した理由の一つに、ケーブル色に赤色があったという点も挙げられます。他のUSB-Cケーブルが黒色や白色なので、ぱっと見て区別できるのが良いかなと思った次第です。
ケーブル長は1mと2mがあり、今回は赤色の2mを購入しました。
RAMPOW USB-Cケーブルの性能はどうだ!Apple純正ケーブルと転送速度や充電速度を比較検証!
それではここから早速、購入したRAMPOW USB-Cケーブルと、iPhone 15 Pro Maxに付属するApple純正USB-Cケーブルの転送速度や充電速度を比較検証していきたいと思います。
データ転送速度を検証
まずはデータ転送速度を検証。PCには手持ちのSurface Pro 8(USB 4.0)を使用。iPhoneはiPhone 15 Pro Maxです。なお、PCからiPhoneへのデータ転送には、iTunesを使い、VLCアプリへ動画データを転送しました。
RAMPOW USB-Cケーブル
①1.88GBのファイルをPCからiPhoneへ転送:1分13秒
②1GBのファイルをiPhoneからPCへ転送:13秒
Apple純正 USB-Cケーブル
①1.88GBのファイルをPCからiPhoneへ転送:2分
②1GBのファイルをiPhoneからPCへ転送:33秒
結果:RAMPOW USB-Cケーブルの転送速度は明らかに速かった
当初1.88GBのファイルをRAMPOW USB-Cケーブルを使ってiPhoneに転送した際には予想以上に時間がかかり少し焦りましたが、iPhoneからPCへのデータ転送は非常に速く安堵しました。
Apple純正ケーブルと比較するとかなりの差が出たので、これなら購入する価値はあるかと思います。
ただ、USB 3メモリからPCへ1GBのファイルを転送すると4秒程度で終わったので、スペック的にはもう少し速いかなと予想していたのが本音。Gigazineでの検証記事でも同程度の速度だったので、こんなものなのかもしれません。
充電性能を検証
続いて充電性能の検証です。充電器には個人的にコンパクトさとスペックで非常に気に入っているNexode 65W 急速充電器を使用しました。
RAMPOW USB-Cケーブル
9.13V×1.97A=17.98W
Apple純正 USB-Cケーブル
9.15V×1.85A=16.92W
結果:RAMPOW USB-CケーブルとApple純正 USB-Cケーブルはほぼ同等の充電性能
一応、公称値では30Wの急速充電に対応しているiPhone 15 Pro Maxですが、今回計測した結果では、RAMPOW USB-CケーブルとApple純正 USB-Cケーブルの充電性能に大差はなく、17~18W程度での充電結果となりました。測定時のiPhoneのバッテリー残量が70%と多かったのも影響しているかもしれません。
いずれにしても、RAMPOW USB-Cケーブルは充電性能も特に問題ないレベルかと思います。
RAMPOW USB-Cケーブル 100W PD対応/USB 3.2 Gen 2×2-20Gbpsの外観レビュー
RAMPOW USB-Cケーブル 100W PD対応/USB 3.2 Gen 2×2-20Gbpsの外観レビューをご紹介しておきます。
ケーブル全体はこんな感じ。やや太めでしっかりした作りです。
製品にはカバーも付いてしました。
端子部分は結構大きめ。Apple純正ケーブルと比べると厚みは1.5倍くらいあります。横幅は少し大きいぐらい。
Apple純正ケーブルと比べると端子部分は太めのため、ケースを付けている場合はご注意ください。自分の場合はぎりぎりフィットしました。
RAMPOW USB-Cケーブル 100W PD対応/USB 3.2 Gen 2×2-20Gbpsは品質的に問題なし!しっかり高速データ転送出来て急速充電も可能!
ということで、本日はRAMPOW USB-Cケーブル 100W PD対応/USB 3.2 Gen 2×2-20Gbpsの転送速度や充電性能をApple純正ケーブルと比較検証してみました。
結果、転送速度は明らかに早かったですし、充電性能も純正ケーブルと遜色なく問題ありませんでした。とりあえず永久保証?があるようなので、この性能なら買っても問題なさそうですね。
もしもiPhone 15 Proシリーズ向けに10Gbps高速データ転送できるUSB 3準拠のケーブルをお探しなら、ぜひご検討くださいませ。とりあえず無事使えてよかったです。
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