10月1日、Googleがオンラインイベント「Launch Night In」にて、様々な新製品を一挙に発表。
事前にリークも多く流れていましたが、最新のPixelスマホである5G対応フラッグシップモデル「Pixel 5」、5G対応の廉価モデル「Pixel 4a(5G)」、スマートスピーカーのニューモデル「Google Nest Audio」、FireTV StickぽいHDMIドングル「Chromecast with Google TV」が発表されました。
特に驚いたのは「Pixel 5」「Pixel 4a(5G)」の日本での発売日。なんといずれも日本は最初の発売国となり、10月15日発売予定。なかもで「Pixel 4a(5G)」にいたっては、なんと日本だけ先行発売との事。「Pixel 5」も10月15日発売になるのは日本を含めた8か国で、米国は29日発売。今回はGoogleさん、かなり日本市場を意識してくれているようです。ちょっと嬉しい。
という事で、サクッと簡単にそれぞれの概要をまとめておきます。
5G対応フラッグシップモデル「Pixel 5」はスナドラ765G採用でスペックは控えめに。価格は74,800円(税込)
まずはGoogleの最新フラッグシップスマホ「Pixel 5」から。
当然ながら5Gに対応しており、Corning Gorilla Glass 6採用、IPX8の防水性能、指紋認証機能「Pixel Imprint」対応、対応端末をワイヤレスでリバース充電可能な「バッテリーシェア」機能搭載、90Hz駆動などがポイントでしょうか。価格は74,800円(税込)となっています。
ただし、プロセッサはミドルレンジ帯の「Snapdragon 765G」が採用されており、上位の「Snapdragon 865」ではないのは少し驚きました。これはハイエンドの高額なプロセッサを搭載しての価格上昇を嫌ってのGoogleなりの判断なのでしょう。そのため従来モデルよりも価格を抑えつつ5Gに対応できているので、多くのユーザーの用途を考えるとこの方向性はアリかなと個人的には思います。
また、「Pixel 4」で大々的に宣伝していたジェスチャー機能「Motion Sense」は非搭載となっています。本モデルは指紋認証機能のみとなる点は一応ご注意を。
「Pixel 5」の背面カメラは今回からデュアルカメラとなりました。「12.2MP(デュアル ピクセル)」と「16MP(超広角レンズ)」の組み合わせ。これも合理的な選択だと思います。他にもライトを使ってポートレート撮影を演出する機能や、「Cinematic Pan」という機能により、ハリウッド映画で使われる機材のような驚くほどスムーズに風景を撮影できるパン操作で映画のワンシーンのような動画も撮影可能だそうです。
ディスプレイは6.0インチフルHD+有機ELの1サイズ展開、RAMは8GB、ストレージは128GB、バッテリーは4080mAhとなっています。
個人的には価格と性能のバランスが良く、デザインもスッキリしているので、なかなか良い仕上がりかなと感じています。
5Gに対応した廉価モデル「Pixel 4a (5G)」は日本先行発売!価格は60,500円(税込)
続いては5Gに対応した廉価モデル「Pixel 4a (5G)」について。
価格は60,500円(税込)と4Gモデルに比べると値上がりしましたが、プロセッサは「Pixel 5」と同じ Snapdragon 765Gが採用。RAMは6GBとやや減っていますが、日常使用メインならまず十分な容量でしょう。
その他、「Pixel 5」と比べるとワイヤレス充電非対応、90Hz駆動非対応、防水性能も省かれているなどの違いはありますが、3.5mm オーディオジャックが「Pixel 4a (5G)」には付いていたり、ディスプレイサイズも若干「Pixel 5」より大きいなど、意外と一長一短ある感じで安易に廉価モデルと言い切るのもどうかなと感じます。
以下の比較表をしっかり読んで、自分に合うモデルを選択すると良いかと思いますよ。
新しいスマートスピーカー「Google Nest Audio」はデザイン刷新!価格は11,150円(税込)
続いてはスマートスピーカーの新作「Google Nest Audio」について。
主なアップデートポイントは音質とデザインでしょうか。前モデルに比べてさらに高音質になっているようです。そして2台の「Google Nest Audio」を設置すればステレオ再生することも可能。
価格は11,150円(税込)ですでに予約受付中。予約購入すると10%のGoogleストア購入ポイントが貰えるキャンペーンも開催中。さらに2台同時購入で2,500円の割引もあるようなので、気になる方はぜひどうぞ。発売日は2020年10月15日となっています。
FireTV Stick的なHDMIドングル「Chromecast with Google TV」、4K対応で49.99ドルは魅力的かも
最後にHDMIドングル「Chromecast with Google TV」について。
「Chromcast」をGoogle TVに対応させたニューモデルで、個人的にはFireTV Stick的な印象を受けました。アメリカでは9月30日に49.99ドルで発売ですが、日本でも2020年末に発売予定との事。
特徴としては、「4K出力対応」「Google TV対応」「赤外線リモコンとHDMI CECの両方で制御可能」といったところ。他にも「Google フォト」に対応しているとの事なので、家族写真や動画をテレビで楽しむのが容易になるかもしれません。
視聴可能なチャンネルとしては、YouTubeやYouTube TVはもちろん、Netflix、Amazon Prime Video、Disney+、Huluなどに対応。ただしApple TV+には未対応のようです。
現状、AmazonのFireTV Stickが4Kモデルだと6,980円なので、もしも「Chromecast with Google TV」が5,000円程度で発売されるならアリかもしれません。意外と期待しています。
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