Microsoftが2022年度の最新Surfaceシリーズを発表しました。今年は「Surface Laptop 5」「Surface Pro 9」「Surface Studio 2+」が登場しています。
「Surface Laptop 5」「Surface Pro 9」に関しては、外観的に大きな変化は無く、どちらかというとCPU刷新などのマイナーチェンジモデル的な印象。それでも最新のスペックに強化されているので、買おうかどうか迷っていた方には嬉しい発表だったのではないでしょうか。
本日はそれぞれの概要と価格、発売日、旧モデルとのスペック比較などをご紹介しておくので、良かったら参考にどうぞ。
Surface Pro 9
Surface Pro 9は、高品位アルミニウムの筐体に、アルマイト処理を施した美しい新色サファイアとフォレストも追加。カラーバリエーションが増えたのは注目ポイントでしょう。
外観はSurface Pro 8から大きな変化はなく、引き続き背面には内蔵キックスタンド、ディスプレイは13インチPixelSenseディスプレイ(120Hz/2,990×1,920)が搭載されています。
Surface Pro 9のプロセッサーは順当に強化され、Intel Evo プラットフォームに対応し、Thunderbolt 4を備えた第12世代Intel Coreプロセッサー、または5G接続を備えたQualcomm SnapdragonベースのMicrosoft SQ 3プロセッサーも選択可能。その他、Wi-Fiは最新のWi-Fi 6E、Bluetoothは5.1となっています。
価格は「Surface Pro 9(Intel)」が16万2580円から、「Surface Pro 9(5G対応/Microsoft SQ 3)」が21万6480円からとなっており、既に予約注文を受付中。個人向けモデルは11月29日の発売となっています。
Surface Pro 9/5G 搭載 Surface Pro 9/Surface Pro 8のスペック比較
Surface Pro 9/5G 搭載 Surface Pro 9/Surface Pro 8のスペック比較をご紹介しておきます。
より詳細なスペック確認は以下の公式サイトからどうぞ。
Surface Laptop 5
Surface Laptop 5も、外観デザインに大きな変化はありませんでしたが、スペックが色々と強化されています。
新たにThunderbolt 4を搭載し、最新のIntel Evoデバイスを採用したSurface Laptop 5は、前モデルのSurface Laptop 4と比較して50%以上パワフルになっているとの事。CPUは第12世代Core i5/Core i7が選択可能ですが、AMD CPUは残念ながら選択できなくなりました。その他、Wi-Fi 6/Bluetooth 5.1に対応しています。
個人的にSurface Laptopシリーズで使いやすいと感じている3:2のPixelSenseディスプレイには、引き続き13.5インチと15インチのサイズが用意されています。それぞれにDolby Vision IQが搭載されているため、どのような照明条件でも鮮やかな色とシャープなコントラストで素晴らしい画質が楽しめます。スピーカーもしっかりチューニングされており、Dolby Atmos 3D空間処理によってコンテンツに深く没入可能との事。前面のHDカメラとスタジオマイクは、周辺の光量にあわせてカメラの露出を調整し、臨場感あふれる映像を撮影可能です。
価格は「Surface Laptop 5 13.5インチ」が15万1580円から、「Surface Laptop 5 15インチ」が19万7780円からとなっており、既に予約注文を受付中。個人向けモデルは10月25日の発売となっています。
Surface Laptop 5 13.5インチ/15インチ/Surface Laptop 4のスペック比較
Surface Laptop 5 13.5インチ/15インチ/Surface Laptop 4のスペック比較をご紹介しておきます。
より詳細なスペック確認は以下の公式サイトからどうぞ。
Surface Studio 2+
Microsoftが久しぶりに一体型PCを刷新し、「Surface Studio 2+」が発表されました。
と言っても、名称から分かるように各種スペックを引き上げたマイナーチェンジ的なモデル。Surface Studioの処理エンジンが再設計され、CPU性能を最大50%向上させた最新のIntel Core i7 Hプロセッサーシリーズを採用したほか、NVIDIA GeForce RTX 3060を外部GPUとして採用し、グラフィックス性能は2倍に高まりました。これによって3Dデザインやレンダリング モデルを作成する際に最もリアルなレイ トレース グラフィックスを実現しています。
ディスプレイ、カメラ、スタジオ マイク、そして、Thunderbolt 4を備えたUSB-Cなどのポート類も最新のものに強化されました。
ただし、価格は71万9180円と、まさにスタジオ向けの価格。発売日は11月1日となっております。
Surface Studio 2+とSurface Studio 2のスペック比較
Surface Studio 2+とSurface Studio 2のスペック比較をご紹介しておきます。
より詳細なスペック確認は以下の公式サイトからどうぞ。
2022年度のSurfaceシリーズはマイナーチェンジ、Microsoft 365推しならOffice Home and Business 2021レスモデルも用意して欲しいところ
個人的にSurface Laptop 3とSurface Pro 8を所有している管理人ですが、それぞれ良い出来栄えで満足しています。
今年の「Surface Laptop 5」「Surface Pro 9」「Surface Studio 2+」も、順当なCPUや各種スペックアップは施されていたものの、外観や目をひくスペックアップなどはなく、どちらかというとマイナーチェンジ的な印象。従来モデルを所有しているユーザーからすると、積極的に買い替えようと思うような製品ではありませんでした。
また、今年も個人向けモデルは強制的に「Office Home and Business 2021」が付属してきます。これはそろそろ改善して欲しいところ。
昨今マイクロソフトはMicrosoft 365に対して積極的に注力しており、例えば動画編集アプリのClipchampでは、Microsoft 365を契約していれば有料のプレミアムフィルターが使い放題になる特典が付与されたり、新たに発表された「Microsoft Create」は、Microsoft 365を包括しつつ、さらに様々なアプリを統合して発展していきそうな雰囲気。
となると、Microsoft 365を契約しても良いかなと感じるのですが、現状「Surface Laptop 5」「Surface Pro 9」などを購入すると「Office Home and Business 2021」が付属する(その分価格は上がっている)ので、別途Microsoft 365にお金を払うのは勿体無く感じてしまいます。
ビジネスモデルならOfficeレスモデルもあるのですが、こちらは販路的に一般的ではないですよね。
アメリカでは基本的にOfficeレス、オプションでMicrosoft 365を契約するようになっているので、日本もOffice関連はオプション扱いにしてほしいものです。不要な人からすれば購入価格も下がるので、販売増も期待できるかもしれません。ちなみにアメリカでは、Surface Pro 9が$999.99~となっています。(日本では16万2580円~)
ぜひ来年のSurfaceシリーズ刷新の際には、Microsoftに改善を期待したいです。
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