マイクロソフトがWindows 11の新機能を多数発表。File Explorerに待望のタブ機能追加、Windows 365 Cloud PCも刷新

マイクロソフトがWindows 11の新機能を多数発表。File Explorerに待望のタブ機能追加、Windows 365 Cloud PCも刷新 Windows 11
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マイクロソフトが「Windows Powers the Future of Hybrid Work」イベントで、再設計されたファイルエクスプローラー、新しいユーザー補助機能、集中モードの改良などのいくつかの新機能と、Windows 365 Cloud PCの刷新などを公表しました。

昨今、企業がオフィス内とリモートの両方で従業員を働かせるハイブリッド環境が増えるにつれ、新しい技術的な課題が発生しています。今回のイベントでマイクロソフトは、Windowsデバイスをクラウドとよりシームレスに統合し、ユーザーが自宅でもオフィスでも設定やデータ、アプリケーションにアクセスできるようにすることで、これらの課題への解決策を提示しました。

また、ユーザーの生産性向上を支援するために、MicrosoftはWindows 11の新機能と機能強化を公開しました。これには、改良されたファイルエクスプローラー(タブ機能など)、スタートメニューのアプリフォルダー、新しい集中モードなどが含まれます。

Microsoftはこれらの新機能がいつ利用可能になるかについて具体的には発表していませんが、今年後半(2022年10月ごろ?)にリリースされるWindows 11 22H2に含まれる可能性が高いかもしれません。

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ついにタブ機能が正式追加!再設計されたファイルエクスプローラー

ついにタブ機能が正式追加!再設計されたファイルエクスプローラー

Microsoftは再設計されたファイルエクスプローラーをWindows 11に導入し、タブ、新しい「ホーム」ページ、およびファイル共有時のコンテキスト提案などをサポートすることを発表しました。

最も要望の多かったファイルエクスプローラーの機能の1つは、単一のファイルエクスプローラーウィンドウ内で複数のフォルダを開くタブ機能です。この機能は 、Windows 11 Insider Devチャネルプレビュービルドの非表示機能としてすでにテストされていましたが、これが正式に発表された形です。

新しいファイルエクスプローラーでは、すべてのフォルダーを独自のタブで開くことができ、フォルダーをすばやく切り替えたり、フォルダー間でデータをコピーしたりできます。タブ機能が正式に利用可能となれば、かなりWindowsのフォルダ操作が便利になると思われます。

そして新しいファイルエクスプローラーには「ホーム」ページが用意されています。ここでコンテンツを俯瞰的に見ることができ、最近使ったコンテンツ、お気に入り、クイック起動フォルダなどが表示されます。

他にも「ホーム」では、ファイルを最後に変更した人やコメントを残した人など、各ファイルに関する関連情報も共有されるようです。

 

集中モードの改良

集中モードの改良

Windows 11の「集中モード」も、より目前のタスクに集中できるように再設計されています。

Windows 11の新しい「集中」機能には、すべての通知をシャットアウトする「Do Not Disturb」機能と、邪魔されない時間を指定できる「フォーカスタイマー」が新たに追加されました。

これに定期的な休憩を追加する「フォーカスセッション」を組み合わせれば、デバイスを使用しながらより長時間集中することができます。

 

スタートメニューでアプリフォルダを作成可能に

スタートメニューでアプリフォルダを作成可能に

Microsoftは、Windows 11のスタートメニューに、類似したアプリをグループ化するためのフォルダを作成することができるアプリフォルダを発表しました。

例えば、お気に入りのゲーム専用のフォルダを作りたい場合、アプリフォルダを作成し、様々なゲームのショートカットをフォルダにドラッグすれば、一箇所から簡単にアクセスできるようにすることが可能となります。

 

Windows 365 Cloud PCが刷新、クラウドPCの新機能とセキュリティ強化が発表

Windows 365 Cloud PCが刷新、クラウドPCの新機能とセキュリティ強化が発表

マイクロソフトは、Windowsのセキュリティとクラウドコンピューティングの新機能も発表しました。これらは、リモートワーカーにとって重要な役割を担うでしょう。

Windows 365 Boot

「Windows 365 Boot」は、PCのシステム起動時にローカルのWindows 11ではなくクラウドPCのWindows 365を直接起動することができるという機能。Windows 11限定で利用可能です。

Windows 365 Offline

「Windows 365 Offline」は、インターネットに接続されていないオフライン環境でもクラウドPCが利用可能となる機能。インターネット接続が切れた状態でも作業が続行でき、インターネットに再接続された時点で自動的にオフライン環境で作業した内容がクラウドに同期されます。

Windows 365 Switch

「Windows 365 Switch」は、Windows 11のデスクトップ画面をタスクスイッチャーで切り替えるのと同じように、Windows 365 クラウド PCとローカルデスクトップの画面をキーボードやマウス、スワイプ操作で切り替えることができる機能。ローカルとクラウド環境を併用する場合には非常に便利な機能となるでしょう。

Windows 365 app

「Windows 365 app」は、Windows 11のスタートメニューやタスクバーからWindows 365に直接アクセスできる機能。

セキュリティ面も大幅強化

セキュリティ面の強化も発表されています。Microsoftによると、Windows 11は今後のリリースで、サイバーセキュリティの脅威に対する保護をより強化。優れた暗号化を提供し、悪意のあるアプリやドライバをブロックする、さらなるセキュリティの改善を予定しているとのこと。

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